●天龍寺の節分祭の豆まき、帽子と骸骨
一刻秒針は進み、足踏み始めた時は絡み……。実際のニエリエビタさんの「手の中に」という曲では、「足踏み始めた、秒針は進み、時が絡んで……」となっている。ともかく筆者はその中間部のメロディがとても好きで、頭の中でよく鳴り響く。



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「足踏み始めた」の箇所が特にそうで、そのメロディを曲の冒頭に持って来て、筆者は脳裏で自由に編曲している。秒針が足踏み始めるというのは、それまで止まっていたのかと思うが、これはいかにも彼女らしい表現で、人は出会いがあって時が動き始める、つまり意識し始めるということだ。いつもせわしなく過ごしている筆者は、秒針が眠っている時でも刻一刻と進んでいることを考えるが、立春となるとなおさらだ。秒針どころか時刻の短針が猛速度で回転している様子を思い浮かべる。実際人生はそのように過ぎ去るのが早い。今日は天龍寺の節分祭に行き、毎年同じような写真をブログに載せていると思いながら写真を撮った。ところがこれを書くに当たって確認すると、写真を載せたのは最新が3年前だ。その3年が筆者にはどうしても去年のように感じられる。そして3年経つのであればまた天龍寺の節分祭の写真を載せてもいいかと思う。今日は松尾大社で午前中に石見神楽があって、昨夜はそれを見に行こうと思いながら寝たので、目覚めたのは早朝であった。だ早いと思うとすぐにまた眠ってしまい、9時ちょうどに目覚めた。それからすぐに駆けつければ去年と同じような場所で鑑賞出来たはずだが、去年投稿したので今年はいいかと思い直した。「風風の湯」で会う81歳のMさん夫婦は、今日はその石見神楽を見た後、市内の廬山寺の節分祭に訪れると言っていた。とても精力的で、近くの松尾大社ですら出かけるのが億劫な筆者とは大違いだ。そう言えば先日の初天神も行こうと思いながら家でぐずぐずしてしまった。こうして気分的にも老けて行くのだろう。さて、天龍寺の節分祭では法堂の前で豆まきがある。午前11時半、午後1時、3時半の3回で、今日はその最初の回に出かけた。今日は暖かかったことと、日曜日であったことで、法堂の前の人は例年より多かったが、午後3時頃から雨が降ったので、3時半の回は人が少なかったはずだ。人は毎年増えているが、来年はさらにそうなるだろう。天龍寺の境内に入る直前、家内は前を行く30代とおぼしき女性3人組がそれぞれ空のバッグを持っているのを見かけた。彼女らも法堂を目指していて、そのバッグを広げて撒かれた豆を取ろうという考えだ。その気迫に筆者も家内も恐れ入いったが、豆まきが始まるとこれまで経験しなかった凄まじさであった。豆が20から30粒ほど入っている小さな紙袋がドンゴロス袋いっぱいに用意され、それを舞台上の6,7人が10分ほどで投げ終える。家内は1袋も獲得出来ず、筆者も4袋を得たのみであった。去年の数分の1だ。
d0053294_01495491.jpg 舞台の前に近いほど獲得出来る確率が高いが、そこは30分前からたくさんの人が陣取っている。筆者らはいつも4,5メートルほど離れたところで豆が飛んで来るのを待つが、豆を投げる人たちはほとんど70代で、遠くまで投げる力がない。天龍寺はそのことを察しているので、豆まきが終わった後、最後尾近くに同じく大きなドンゴロスの袋に入った豆を、後ろの方に並んでいた人たちに配る。家内はそれを知っているので去年はそれで20袋ほど獲得したが、今年は事情が違った。豆を配る役割の男性ふたりは、大勢の人に取り囲まれ、ふたりは突如豆を空に投げ始めた。ふたりに密着して大勢の人がおしくらまんじゅう状態で密集しているから、地面に落ちた豆を拾うことは出来ない。それどころかもみくちゃにされて家内は呼吸困難になった。豆をもらえるどころではなく、怪我をしかねない。それでふたりの男性はドンゴロスの袋を手で抑え、一旦配布を止めた。そのようなことは初めてだ。豆は安いもので、怪我をしてまで得ようとするものではない。それより筆者は毎年無料で供される甘酒と樽酒を飲む方がよい。今年はそれぞれ2回並んだが、家内は酒を飲まないので、家内の分を含めて4杯飲んだ。ただし、樽酒はとても小さな紙コップに2センチほどで、20CC程度だろう。たこやきやそばなどの屋台や近隣の小中学生の習字や絵画の展示は例年どおりで、それらを見るのも楽しい。毎年同じなのだが、その同じことが経験出来ることがよい。また今年は地元のキャラクターの月橋渡が、豆まきが終わった後に舞台から降りて人々の要望に応じて写真に収まった。中には修行僧が入っていると思うが、あるいは地元商店街が雇ったアルバイトか。家内は毛糸の帽子がいつの間にかなくなっていることに気づき、慌てて詰め所に行くと、そこにあったふたつはどちらも違う。豆まきの間、何度か外れて地面に落ちたと言うので、その時に持参していたリュックに入れればよかったのにと意見すると、あまりの人混みでとてもそれは出来なかったと怒り顔だ。どこかに落ちていないかと探し回ると、小中学生の書画を飾る臨時の壁面の支えの金具に誰かが拾って引っかけてあった。詰め所にまた赴いて帽子が見つかったことを伝え、その後は去年と同じようにスーパーに買い物に向かった。いつものように2軒に訪れ、家内は丸太町通りに面する大型スーパーにも行こうと言う。それで初めて歩く道をジグザグに進んでいると丸太町通りに出たが、北にわたる交差点の角の車道際に、透明なビニール袋に入ったベージュ色の等身大の骸骨の全身模型が捨てられていた。買い物で両手は塞がっていたが、筆者はそれを拾って帰ろうと思った。全部が無理ならせめて頭蓋骨だけでも。ところが家内の一喝でそうしなかった。立春に骸骨を拾うというのは、縁起が悪いのかいいのかわからなかったからでもある。それでその写真も撮らなかった。
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by uuuzen | 2019-02-03 23:59 | ●新・嵐山だより


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