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●ムーンゴッタ・2019年1月
り炬燵はないが、昭和時代の正方形の電気炬燵は昔から使っている。一旦それに座るとなかなか立つ気になれないのがよくない。足元が温かいと、すぐにうとうとしてしまう。



●ムーンゴッタ・2019年1月_d0053294_19035713.jpg
それで横になると風邪を引きやすい。まだ写真を投稿していないが、裏庭の白梅は花開き、紅梅は蕾が膨らんでいて、節分はまだでももう何となく春が見えている。その前に冬一番の寒さが来るが、まだ雪は一度も降らず、暖冬と言ってよい。そう油断していると桜が咲いている時に雪が降るが、その頃はすっかり春だ。今日の「風風の湯」は月に二度ある3倍ポイント・デーで、伏見に住む息子を帰宅させ、3人で出かけようとしたが、息子の帰宅が遅く、家内は先に出かけた。6時半に息子は顔を見せ、すぐに筆者と「風風の湯」に行ったが、今日の最初の写真は嵐山駅近くで撮った。2枚目は帰り際の8時40分に「風風の湯」の前で撮った。2時間ほどの間に雲はなくなり、高く上がっていた。今夜は気になっていた81歳のMさんと今年初めて会い、サウナ室で大いに笑って話をした。Mさんは去年暮れに大きな湯舟のそばで足を滑らせて倒れ、その際2か所ある「うたせ湯」の隔壁に頭を打って額から血が出た。救急車で地元ではとても有名な脳外科専門の大きな病院に運ばれたが、Mさんは薬も医者も大嫌いで、「何ともない」を繰り返し、そのまま帰宅しようとした。だが、額以外にどこかを骨折している可能性が大きいということで、頭蓋骨のスキャンだけでなく、全身を検査されたらしい。医者は全身麻酔を打って傷を縫おうと提案したらしいが、Mさんは断固拒否した。そして、Mさんは今日、傷跡が全く見えないように快復したから、医者の提案は無茶苦茶だと言いながら、商売であるから治療はせねばならず、医者の考えもわかると言い添えた。そこで最近筆者がよく話すようになった70代半ばの男性がやって来て、その病院の話になった。その人の奥さんが還暦を過ぎた頃に脳溢血から寝た切りの植物人間となり、その病院に2年ほど入っていたらしい。昔は桂のごく小さな病院であったのが、今はいくつも大きな病院を持つ巨大な存在になっているが、なぜそのように儲かるようになったかの理由を説明してもらった。結局は事務長が優秀で、医療保険の仕組みを最大限に活用したということで、病院が商売であることを絵に描いたような話だ。それでも脳外科手術の成功率が普通は5割のところが8割という高さで、そうなれば信頼はもう揺るがない。Mさんは額に絆創膏を貼ってもらっただけで帰宅したが、心配した骨折はなく、また脳に空隙がなく、今後10年は認知症にならずに元気でいられると言われたそうだ。20日ぶりに顔を合わせたMさんは以前よりも元気で、話が止まらなかった。これでまたサウナ室は賑やかさを取り戻す。
●ムーンゴッタ・2019年1月_d0053294_19042255.jpg 今夜は前回にも会ったYさんと30分ほど湯船の中で話した。Yさんは骨董コレクションを収容するために家を1軒買ったほどだ。10歳年長の奥さんとのふたり暮らしで、先のことを思ってコレクションも家も処分する気になったらしい。家は3軒あって、今のマンションから落柿舎近くの家に移るそうだが、奥さんが庭で土いじりをしたくなったからとのことだ。マンションは居住面積が40坪あって、コレクションは充分に収まると思うが、収集品の種類や数を聞いていないので事情はわからない。もう一軒売ろうとしている家は6年ほど前に買ったそうで、嵯峨地区にあって桂川に臨み、敷地は20坪ある。今日は価格を訊ねたが、マンションは約3000万、一軒家は2600万だ。後者は坪当たり130万で、先日書いたわが自治会内で売りに出されている7700万の1軒家に比べるとかなり安く、また妥当な価格だろう。それどころか、業者は3000万でも売れると言ったらしい。今日は早速中国人が見に来たそうで、民泊として使うそうだ。中国人が買えば中国からの旅行者相手にすぐに元を取るだろう。Yさんは残りの人生を、持ち物を減らして気楽に過ごせればいいと思っていて、転居すれば「風風の湯」だけではなく、スーパーに行くにも夫婦でタクシーを利用すると言った。筆者は2軒を貸せばいいのにと意見したが、家をよけいに2軒所有しているという気分が嫌で、またマンションは管理費が水道代込みで月5万もするので借り手はないだろうと言う。Yさんはあまり欲がなく、骨董品を業者に売ってもかなり損をしている。30万円で買った版画が200円と聞いたが、あまりにも無茶だ。70代になると誰でもYさんのように生活を縮小させようと思うのかどうかだが、子どもがいないことは大きな理由だろう。コレクションも継いでくれる者がいなければ、元気な間に手放した方が得策と考えるのは無理もない。生きて来た大きな証としての収集品で、本当はYさんも手放したくはないが、家から溢れ、もう1軒必要というのは尋常でないことに気づいて来たのだろう。傍から見れば、子どもの代わりにそのような膨大な趣味の品物が集まったが、Yさんはそれを元に本を書くといったことはしないので、膨大に集めようが、またそれを全部手放そうが、そのことは他者に伝わらない。それが虚しいかと言えば、Yさんは充分満足して来たから、収集した意味はある。ともかく、「風風の湯」でそんな話が出来るのはYさんだけで、おいしい酒を飲んでおいしいものを食べることを人生最上の喜びと考えている人がほとんどだ。81歳のMさんの奥さんは家内に、「芸術家の奥さんなんて今まで初めて出会ったわ。いつかご主人の作品を見ていただきたいわ」と何度となく言うらしいが、根堀り葉堀り、聞きたいというのではなく、ほとんどは愛想だろう。それにわが家はガラクタが充満していて、人は呼べない。
by uuuzen | 2019-01-21 23:59 | ●新・嵐山だより(シリーズ編)
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