●『WE‘RE ONLY IN IT FOR THE MONEY』モノラル盤、その2
の破れの悩みに懊悩しながら、ザッパの「OH NO」を口ずさむというGG-GAGを新年早々思い浮かべる。



d0053294_22501467.jpg事あるごとに家内から張り替えてほしいと言われながら、他人は誰も入らない部屋なのでそのままにしている。実際、寝室の襖紙が破れていて長年経つ。空き時間が出来れば自分で張り替えるつもりが、その空き時間はおそらく死ぬまでやって来ない。その気がないからだ。そう言いながら、決めれば筆者は仕事をこなすことが驚くほど速い。それで目下の懊悩は別のところにあり、襖を張り替える気分にはとてもなれないが、懊悩は「OH NO」で、それは解消せねばならない。それでどのように解消しようかとまた懊悩している。これは生きている限りは「OH NO」、つまり懊悩が続くということで、ザッパはそのことを「TORTURE NEVER STOPS」という曲の歌詞に込めたかと勝手なことを考える。それはさておき、昨夜の続きを書く。『WE‘RE ONLY……』はザッパの髭の吹き出しに「4M」とある。これはユニヴァーサル・ミュージック・レーベルから再発されているLPの4作目のモノラル盤の意味だ。筆者は2と3は買ったが、2013年に出た1の『FREAK OUT』はまだ手に入れていない。それのモノラル盤は出ていないと思うが、出ていれば「1M」となっているはずだ。また2年前に出た『WE‘RE ONLY……』のステレオ盤は「4」となっているのではないか。だが『LUMPY GRAVY』には髭マークはあっても吹き出しはなく、同作が「3」であるのかどうかは定かでない。それはさておき、順にLPを再発して行くとして、ザッパが生前に出したアルバムの再発を全部見られるのは20年後だ。筆者は生きていないか、生きていても認知症になっている可能性が大きい。そう考えると、1の『FREAK OUT』も買っておいた方がいいかと思いつつ、それは襖の張り替えと同じでいつでもその気になれば出来ることであり、また買っても一度しか聴かないはずで、もういいかと思わないでもない。ちなみにebayで同作の出品を見ると、送料込みで5000円台だ。見開き内部は大きな髭のマークがあるなど、オリジナルとは少しデザインが違う。レコード盤のレーベルは1枚がバーキング・パンプキンで、もう1枚がザッパ・レコードとのことだ。前者は『オールド・マスターズ第1巻』で経験済みだが、ロゴマークの背景の色が違うだろう。買うかどうかはそうした視覚要素の確認のためで、音楽はさんざん聴いて来たのでもういいかと思う。なるべく懊悩を減らさないことには人生が「OH NO」になってしまうので、諦めは肝心だ。その諦めのつもりで筆者は月末にこのブログのカテゴリー「思い出の曲、重いで♪」で記憶に強い好きな曲を取り上げている。そして、ひとつ断捨離すると不思議と次に新たな何かに出会える。
d0053294_22505005.jpg 今日の最初の写真はレコードのA面、2枚目がB面で、これは刻印の文字からわかる。ビートルズの『サージェント・ペパ―』の徹底したもじりで、ピクチャー・レコードの下に写っている切り抜きステッカーもそうだ。ところが、筆者が中学2年生の時に買った日本盤の『サージェント・ペパ―』にはその元になるステッカーは入っていなかった。その後の版ではどうだか知らないが、筆者が買い直したアップル・レーベル盤にも入っていなかった。当時の東芝音楽工業がなぜそうしたのかは知らないが、今では輸入盤が簡単に買えるのでその不満もないだろう。それはともかく3枚目の写真はそのステッカーの左下を『オールド・マスターズ第1巻』のものと並べて撮った。なお、今回の発売は縦横サイズが5ミリほど小さい。明日写真を載せるが、『オールド……』では背が赤になっている。今回は表裏が初めてザッパの望みどおりになったので、中央の折り込まれた背部分は『サージェント・ペパ―』と同じく背景色で、文字もない。一方、今回の表側の背は内部と同じ黄色で文字はこれまでとは違って表ジャケットのバス・ドラムの表面の文字が使われている。このちょっとした神経の行き届きが楽しい。となると今回は全くのジャケット買いで、それを存分に味わうところに意義がある。実際筆者は『サージェント・ペパ―』と本作のジャケットを並べて、『サージェント・ペパ―』を買った52年前を思い出し、現在の自分がその当時とどう変わったのか、同じであるかに思いを馳せている。変わった点は老いたことだけで、自分で言うのも何だが、少年のままという気がしている。だが、当時本作を手にしていればどう思ったであろう。それは本作を初めて聴いた時のことを思えばよい。ザッパのアルバムはワーナーから出ていた日本盤で手に入るものは短期間で買い集め、輸入盤は心斎橋の三木楽器で揃えながら、『LUMPY GRAVY』だけは手に入らず、またヴァ―ヴ・レーベル発売の初期作はあまり夢中になれなかった。筆者が最もよく聴いたのは『チュンガの復讐』と『フィルモア・ライヴ』でその次が『ワカ・ジャワカ』だが、これら3枚は発売されたばかりで同時に楽しみ、その音の落差にザッパの得体の知れなさを感じていた。その多作ぶりと多面ぶりはビートルズにはないもので、またそれは『サージェント・ペパ―』発売当時のザッパにはなかったから、『サージェント・ペパ―』発売当時に本作を聴いても筆者はそれを楽しめなかった。そのように、音楽には出会うべき時期がある。それが適当でなければ縁は得られないが、世の中にはよき縁はきわめて稀だ。たとえば誰かが誰かを熱烈に好感を抱くこともそうで、人は多くの物や者に出会いながら、本当に心から必要とするものはほんのわずかだ。そのほんのわずかな稀な機会に際して懊悩は付き物で、人生は「OH NO」だ。
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by uuuzen | 2019-01-02 22:51 | ●新・嵐山だより(特別編)


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