●「武田理沙~フランク・ザッパ・メドレー関西初演」 武田さんと筆者が10月26日、大阪の神山町のALWAYSにて対談します。
●観光地の客商売
り上げをよくするためにはより広く宣伝することが第一と思うが、SNSによって店の評判が世界中へと広がる時代であるので、地元住民を相手にしなくてもよいと考える経営者はいるだろう。



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今日はそのことについて書く。筆者は渡月橋に行くのに「風風の湯」の前を通って中ノ島に至ることがほとんどで、法輪寺の前の道は自治会長を辞めてからはめったに歩くことがない。そのため、道路沿いの店の変化に疎いが、今年の地蔵盆の際に新しい宿泊施設がほとんど完成していることに気づいた。真っ黒な建物で、それがひとつの流行なのか、同様の色合いの宿泊施設を嵯峨のとある場所でも見かける。外国人観光客が急増したここ数年の動きによって、より便利で安価で宿泊出来る施設が嵐山にも次々と出来たが、地元住民にはおおむねその評判はよくなかった。だが、民泊に関する条例が出来て、そういう宿泊施設の増加に歯止めがかかったようで、結局は金のたくさんある者だけが宿の経営が出来るようになった。話を戻して、地蔵盆の時にその前を通った新しい宿泊施設は2階が宿泊施設で、1階はレストランと喫茶店が入ったと聞いた。地蔵盆の数日後、バスに乗ってその前を通った時、窓ガラス越しに数人の白いシャツの若者が見えた。営業開始に向けての練習をしていたようだ。そのことを知ったのは「風風の湯」でよく話す81歳のMさんからで、営業は9月1日が初日とのことであった。秋の行楽に押し寄せる観光客を当てにしているのは当然だが、あいにく4日に台風21号がやって来て、開店休業になったのではないか。台風以降、外国人観光客は激減し、秋の彼岸から11月上旬にかけてどれほどその数が回復するのか悩ましいところだろう。それはさておき、Mさんが言うには、その新たに出来た宿泊施設は、8月の終わり頃に内覧会のようなお披露目をせず、また地元にチラシを入れて回ることもせず、地元の評判はどうでもいいと思っているのだろうと言った。「風風の湯」や駅前のホテル花伝抄は地元住民に対する内覧会があって、参加者全員に案内パンフレットとタオルが配られた。その内覧会に筆者は訪れ、撮った写真をこのブログに載せたが、そうした行為はよき宣伝として機能する。今は「風風の湯」の内部の撮影は禁止されているが、内覧会ではそれはなかった。筆者の投稿が咎められて削除を求められることは今のところはないが、施設を謗る内容であれば抗議が来るかもしれない。そういうことを考えると、新しく出来た宿泊施設についてここで書くことに気が進まないが、事実であり、またMさんからの話だ。そして、その施設が地元住民に対しては宣伝は不要と考えていることは確かであろう。
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 嵐山は夜になると何か食べたいと思っても店が開いていないので、その施設の1階のレストランは賑わうのではないかと地元住民の数人に話をしたが、全員が否定的であった。その理由は人通りが昼間でも少なく、また喫茶店を利用するのであれば、渡月橋南詰め上流側に2、3年前に出来た眺めのよい店がよいからだ。同じような料金コーヒーを飲むとすれば、渡月橋がすぐ目の前に見える方がいいに決まっている。だが、その喫茶店も夕方に閉店する。そう言えばその眺めのいい喫茶店も地元住民への宣伝がないままに開店した。つまり、嵐山で商売をする人は地元住民を考慮していないと考えてよい。だが、そういう住民の中には筆者のような者もいて、いろいろと思いをネットに載せる。もっとも、筆者の影響力は取るに足らない。話を戻すと、Mさんによれば地元住民を大切にしない店はあまり流行らない。地元住民はどこの誰とつながっているかわからない。そういう想像力のない者が商売をするといつかどこかで躓く。だが、Mさんのそういう話は若者に通用するだろうか。客は関心を持てばアマゾンの奥地であっても出かけるし、地元の店であってもその前を通ることすらない場合がある。今日もMさんとは「風風の湯」でしばし話をし、筆者は嵯峨の竹林の竹が台風21号によって3,4割ほど倒れたニュー映像を今日初めてTVで見たことを言った。するとMさんは嵐山は嵯峨は黙っていても観光客が溢れ返るので、その竹林はこれまでていねいに世話をすることを怠って来たはずで、そうでなければ台風で倒れるはずがないと言った。竹林はどういう世話をするかと具体的に話してもらったが、それは日本の山林が抱える問題と根は同じで、日本は急速に林業が衰退に向かっていて、山が崩れることもそれが大きな原因というところに話が進んだ。林業に携わる人が激減したからだが、林業は漁業と強く関連していて、Mさんはもう漁業も駄目になっているとも言った。Mさんは若い頃、淡路島で漁業に携わっていたようで、船や魚の話にはめっぽう強い。またMさんは「風風の湯」に大勢の外国人観光客が来ることに理解があり、そうした人々による利益と文化の違いによる摩擦を天秤にかけると、当然後者には目をつむるべきと言う。一方、嵯峨の竹林のおそまつな竹の育て方や、台風21号で倒れた渡月橋の欄干はまだ放置されている。じっとしていても客が来てくれるという態度をMさんは嫌っている。今日の最初と2枚目の写真は台風21号が通過した後で、2枚目は中ノ島橋から上流を見下ろした。鷺が増水にうろたえていた。昨日また見下ろすと、また大雨が降った後で、2枚目に写る岸辺はすっかり水没していた。3枚目はその後、母が入院中の病院に向かう市バスに乗るために渡月橋を北へとわたり切る前に振り返って撮った。
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by uuuzen | 2018-09-12 23:59 | ●新・嵐山だより


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