運河が道路に変わることは大阪市内で下水道の普及に伴なって昭和40年代にあったことだが、道路が水没して川になることもあることが先日の豪雨でわかった。

まさかと思うことがままあるもので、常識をどこかで疑っておいた方がよい。そう言えば先日の豪雨では山から巨大な岩が転がり落ちて来た。長い年月の間に岩はみな低いところへ移動し、いずれは山の上の方には砂ばかりになるかと言えば、昔読んだ富士正晴の『日本の地蔵』には、石の地蔵さんは年月が経つにしたがって標高の高いところに動いて行くことがその理由とともに書かれていた。人間が運ぶのではなく、自然が動かして行くのだが、岩はより高いところから転がり落ちる一方と思っていた筆者はとても意外であった。山の上から太古の昔の海底の界が見つかることは多いが、地蔵の移動はそういう途轍も長い年月のことではない。それはさておき、先日ネットで自分のブログが永遠に残ると意見していたことを見つけた。何事も永遠はないのであって、筆者は投稿者が死ねばブログは数年経たない間に消えるか広告だらけになって見るに耐えないものとなると思っている。それはまだ幸運な方で、ブログ会社がつぶれるかもしれない。実際それはしばしば見かける。会社がつぶれる前に別のブログに転居する方法があるが、転居しても全投稿が問題なく以前と同じように見られるとは限らない。むしろそのことの方が少ない。最近ある人のブログを2,3年ぶりに見るとそのことが起こっていた。転居後の投稿は問題ないが、以前のブログ会社に投稿していた10年ほどの文章と画像はうまく表示されない。exciteブログもいつ閉鎖になるかわからず、以前に何度か書いたように、ブログ会社と同じようにしかるべきデータ容量を自分でネット上に確保出来ないかと考えるが、それは可能でもネット検索に引っかからない可能性が大きいようだ。またその方法とて会社に委ねる点は同じで、しかも自分が死んで金をしかるべき会社に支払わねば投稿は消える。つまり、ネットにこうして書き溜めているものは一瞬で消える可能性が紙以上に大きい。DVDなどに保存し、それをパソコンにセットすると映画と同じような具合でブログが見られるように出来ないものか。それは文章と画像をパソコン上で見られるように返還して保存すればいいことだが、筆者が思っているのは、ブログ会社に頼らず、いつでも好きな時にネット上で誰でも見られる方法を確保しての記録媒体へのバックアップだ。そのDVDを他人が複製するなりして所有すればその他人が投稿内容を改変出来るので、そこはパスワードなどで管理する。世の中に1冊しかない本のようなもので、普段は筆者が所有しているが、ネットで公開すると図書館で誰もが読めるのと同じことになる。

最近、exciteブログの各画面のURLの「http」が「https」に変わった。安全を考えてネット上のどの画面もそうなりつつあるが、ヤフーのホームページ作成サーヴィスのジオシティーズではまだそうなっていない。そのことで筆者のブログに不具合が生じていることが2か月ほど前にわかった。投稿画像が表示されないのだ。ただし、exciteブログにアップした画像はそうではない。筆者はジオシティーズでホームページを作っていることもあって、exciteブログで見せる容量を大きく閉める横長の大きな画像をジオシティーズにアップし、そのURLをexciteブログの投稿上でリンク表示させている。ブログで表示させる最大画像幅は500ピクセルで、そのサイズの画像はexciteにアップし、それを画面上でクリックすると別画面でジオシティーズに載せた大きな画像が表われるようにして来た。だいたい2010年から5年ほどの間だ。これは写真を横に3,4枚つないだパノラマ画像を幅500ピクセルにすると細部が見えなくなるための措置で、そのようなややこしいことをしているのは筆者くらいだと思うが、そのことがいずれ不具合を起こすとは予想しなかった。その不具合とは、前述のようにexciteがhttpsを使い始めたからだ。そのため、投稿したブログのHTML内にhttpから始まるURLがあると、認識不可能になった。どうすればいいかだが、手間はかかるが簡単だ。ジオシティーズには3,4枚横つなぎのパノラマ画像と、ブログに載せる横500ピクセル画像の双方をアップしてあるが、前者の名前の最後には必ず「max」の文字をつけてあり、ジオシティーズ内で「max」を検索すると、どれだけの画像がいつジオシティーズにアップしたかがわかる。そして500ピクセル画像をパソコンにダウンロードしてexciteブログに投稿し、一方ではジオシティーズからはそれら大小の画像を消去すれば、ジオシティーズの残り容量も増える。何年か前に書いたが、exciteブログのための「max」はかなり容量を取り、ジオシティーズで許可されている全容量の94パーセントに達していた。このブログ画面の右端に記事ランキングがあり、そこに表示される投稿で画像が表示されていないものを見つけると、そのつど上記の方法で画像が見られるようにして来ている。それは「max」画像を捨てることでもあって心苦しいが、表示されないよりましだ。また、「max」画像をexciteブログに載せると、自動的に横500ピクセルに表示され、それをクリックすると別画面で大きな画像が見られるかと思って試すと、これは画像の大きさにより、あまりに大きな画像では無理だ。今日の最初はジオシティーズに保存している「max」画像の一覧で、一昨日10点ほど消したところ、全容量は91パーセントに減った。残りがその20倍ほどもあるので、全部消去すると30パーセントほどに激減するのではないか。2枚目の画像はexciteブログの投稿画面で、黄色で囲んだ箇所が筆者が書いたHTMLだ。これがあるために下半分のように投稿では写真が消えている。3枚目は横500ピクセル画像をexciteに投稿し、それに伴なって画像が表示された状態を示す。それにしてもジオシティーズのURLはなぜhttpのままなのだろう。