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●ピンクの傘のインスタレーション
り人と言えば別の意味になるが、タイの洞窟で少年が4人救出されたとことを先ほど知った。この調子で全員が明日中にでも洞窟の外に出られればいいが、少年たちを無事に外に送り出そうとする人たちの頑張りは想像を絶する。



筆者はよく体が密着する細い筒の中を進む夢をよく見る。そして目覚めた後は現実ではなかったと知ってほっとする。閉所恐怖症気味で、とても洞窟探検家にもレスキュー隊員にもなれない。細くて暗いトンネルを抜け出ようとする筆者の夢は、産道を通った時の苦しみが記憶となっているように思う。家内にそれを言うと生まれ出ようとする胎児がそんなことを覚えているわけがないと一笑するが、ドイツ映画『ブリキの太鼓』では主人公が産道から出る場面があって、その原作者のギュンター・グラスは生まれた時の記憶があったのかもしれない。それはともかく、洞窟の中を先に進むのは胎内帰還願望があるからでとする意見がある。そのことと洞窟の奥に生の源があるという考えは近い。タイの少年たちが閉じ籠もってしまった洞窟にラスコーのような大昔の壁画があるのかどうか知らないが、大昔から知られていたであろう。助け出された少年たちは世界が新しく見えると思うが、そういう感覚を味わいたいために洞窟に入ることを子どもは好むのではないか。ともかく、助け出された子どもたちの母親は子どもを生み直したように嬉しいだろう。一方、少年たちは窮屈なトンネルを進む悪夢を見るかもしれず、閉じ込められたことは精神的な傷になると思う。そう言えば、今日は午後3時頃にグラッと揺れ、思わず立ち上がった。先日の地震によって精神が敏感になっていて、ここ数日は早起きも手伝って筆者も家内も疲れ気味だ。家内は今日の揺れには気づかず、筆者が急に立ち上がろうとしたことを何事かと文句を言ったが、すぐにTVやネットを見ても地震情報が出ない。報道するほどの規模ではなかったためだが、先ほどネットにそれが震度2であったことが出ていた。2ではニュースにならず、豪雨被害のニュースで持ちきりだ。今日の風風の湯では久しぶりに常連たちと会い、そのことが話題になった。誰も被害を受けず、いつもと変わらずに談笑したが、嵐山が浸水していれば水も食料も電気もない状態だ。タイの洞窟の少年たちよりはましだろうが、心配は大差ない環境に置かれた。それはそうと、昨日は正午に渡月橋の交通規制が解かれたのになぜ風風の湯が休業であったかについては、常連たちは電話して事情を知っていた。桂川沿いにある風風の湯は、川の水位が営業再開出来るほどに下がっておらず、京都市からの許可が出なかったそうだ。3日間休みはオープン以来初めてで、普通にあると思っているものがなくなればどれだけ不自由かを感じた。もっとも、ほとんどの常連はこの3日間は車で別のスーパー銭湯に行った。
●ピンクの傘のインスタレーション_d0053294_01200075.jpg
 今日も淀川河川事務所のライヴカメラにずっと接続したままにした。ライヴカメラの画面右下隅ギリギリに石のベンチが映っていて、昨日書いた2014年2月の投稿ではそのそばに筆者が立っている画面をキャプチャーして載せた。それと同じことを今日もしようかと家内に言うと、いつものように怒りの言葉で話が遮断されたが、二番煎じ的にその行動をする気になったのは、ライヴカメラ映像では多くの流木がそのベンチのそばに横たわっていて、それをカメラに映らない場所に移動してやろうかと思ったからだ。そのついでに筆者のその行動を家内に家でパソコンで見てもらい、筆者が写っている間に画面をキャプチャーしてもらおうと考えた。結局そうせずに4時40分頃、家内と自転車で嵯峨のスーパーに買い物に出かけた。渡月橋をわたる時、ライヴカメラとそのベンチを見ると、ベンチから2メートルほど手前に黄色いテープが張られ、その向こうに入ることは禁止されていた。ライヴカメラでは水位はかなり下がったことがわかるが、実際に川の流れを間近で見ると、轟音が凄まじい。また水量は尋常ではない。濁流の上で燕が飛び交っていたが、人がその流れに落ちれば溺死し、死体は何十キロも下流で見つかる。先の石のベンチのすぐ目の前は護岸の坂で、黄色のテープが張られているのは当然だ。さて今日の本題。一昨日、裏庭のフェンスの上端に細い紐で固定している雀の餌用のプラスティックの容器が雨に濡れないように、ピンクの傘を固定した。そうすると餌が濡れず、終日雨でも雀は餌が食べられると思った。夕方になって飛来した雀は一羽も傘の中に入ろうとしなかった。餌をやるのがいつもは朝9時半頃で、夕方にやったことがないからでもあろうが、昨日の朝9時半に確認すると、容器の中は空っぽになっていた。雀は傘を警戒することと腹が減っていることを天秤にかけ、勇気を出して傘の中に入ることを選んだのだ。それで、雨が強かったが、また生米を注ぎ込むと、雀は早速やって来て、10数羽が派手に鳴き通して20分ほどで食べ尽くした。それでもお腹が減っているはずで、今度は食パンの耳を鋏で3ミリ角に切ったものを容器いっぱいに満たした。雀はまた狂気乱舞して食べ尽くしたので、もう一度パンを与えた。1日に三度は多いが、一昨日は食べられなかったので、その分だ。傘がある状態では雀は傘の下の30センチほどの隙間から横方向から入り込むしかない。それは産道を通るような気分になると思うが、雀は卵から生まれる。もう雨は降らないだろうから、夕方に傘を取り除いた。2日間だけのピンク色の傘で、雀は筆者がクリストに倣ってそんな一時的な芸術的インスタレーションをしたことを記憶しないだろう。だが、寿命が2年ほどの雀には2日は1,2か月の長さに相当する。今日の2枚目の写真は黄色の矢印で雀と白い容器を示している。
●ピンクの傘のインスタレーション_d0053294_01202004.jpg

by uuuzen | 2018-07-08 23:59 | ●新・嵐山だより
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