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●5年ぶりの大規模な桂川増水、2日目
てしなく降る雨が夕方にはましになり、午後9時にはほとんど止んだ。明日、明後日とまだ大雨が降るとの予報が出ていて、桂川がどれだけ増水するのかが心配だ。



●5年ぶりの大規模な桂川増水、2日目_d0053294_00121086.jpg今朝は5時半に起きた。筆者にはきわめて珍しい。早速傘を差し、長靴姿で昨日と同じ道を歩いて同じ場所に行った。阪急嵐山駅前はひっそりとして、また誰も歩いていなかった。川の増水具合は昨日の夕方より多くなっていたが、5年前の秋に比べるとましだ。昨日の1,2枚目は6号井堰のあった付近だが、今日の1,2枚目もほぼ同じ場所から撮った。その堰があった頃、洪水の際はその箇所で水が大きく逆巻いていた。堰がなくなったのでその凄まじい眺めは見られなくなったが、その堰を取り去ったことで水の流れの速さが増し、5年前に比べて同じ水量でも嵐山地区は浸水被害を受けにくくなったと思う。またそうでなければ、何のために堰を取り払ったのかわからない。つまり、試行錯誤しながら、少しずつ洪水の被害が軽度で済むように工事がなされて来ている。午後4時にまた出かけ直した。昨日書いた駅前広場を川に向かって上がって行く坂のてっぺんにあった車や人は警察や消防団ではなく、ガス工事関係者であることがわかった。坂道の途中でガス管が破れたようで、昨日からその緊急工事が始まった。その工事のために一般車は出入り出来ないが、人は歩道を歩ける。またそうでなければ風風の湯の近くの店舗やマンションの住民は外出出来ない。今日も風風の湯は臨時休業で、またその玄関前の桜の林に入れないように侵入禁止のロープが張ってあったが、川の淵に地元住民らしき数人が立っていた。それで筆者も警備員を無視してロープの向こうに進んだ。風風の湯で会う隣りの自治会のYさん、筆者と同じ自治会住民のYさん、それに少し離れた自治会のKさんに順に出会い、しばし立ち話をした。みんな心配して様子を見に来ているのだ。今回は九州、中国、四国も大雨の被害が出始めているので、5年前とは違って嵐山だけが注目されていないと筆者が言うと、Yさんは渡月橋は絵になるのでニュースでは必ず映像が紹介され、また先ほどヘリコプターが飛んで来て写真を撮っていたのでそれも夜のニュースに出るだろうと笑いながら返した。今朝筆者は、昨日に続いて淀川河川事務所のホームページにアクセスして中ノ島からのライヴカメラ映像が見られるかどうか試したところ、昨夜苦労して不要なソフトを削除したおかげもあって、昼前にその映像を見ることが出来た。それで正午から1時間ごとにその映像をキャプチャーしているが、正午と午後4時を比較すると、渡月橋での水位は1メートル近く上昇している。1時間に20センチとすれば、また雨が降り続けば、深夜には渡月橋は冠水する。それで今午後11時になったのでそのカメラ映像を確認すると、暗くてよくわからないが、ほとんど冠水ぎりぎりになっている。
●5年ぶりの大規模な桂川増水、2日目_d0053294_00124181.jpg ちょうど今、また京都に大雨注意警報が出た。一方では亀岡にある桂川上流の日吉ダムが毎秒1000トンの水を放流していて、深夜3時頃には渡月橋は水に浸かるのではないか。そうなれば5年前と違って風風の湯の前にある桜の林は冠水するだろう。そして前述の坂のてっぺんまでは1メートルほどの余裕しかないこととなる。その1メートルを超えると川の水は駅前広場に向かい、わが家も浸水する。その深さは雨量次第だが、50センチから3メートルの間だ。昨日はいちおう2メートルの浸水で大丈夫なように重要なものは移動させた。明日は雨の様子とライヴカメラ映像を頼りに、さらに高い場所に移動させるべきかどうか判断するつもりで、早朝に起きねばならない。さて、桜の林の自転車道路で前述の数人と立ち話をした後、筆者は渡月小橋に向かった。その畔で撮ったのが今日の3枚目の写真だが、黄色の矢印で示すように、今年の2月下旬に投稿した橋の下に据えられている石仏は大半が水没していた。下流側なので流されることはまずないだろう。聞くところによると、渡月小橋の上流側は流木で一部が壊れたそうだ。写真の黄色の矢印からわかるが、水は橋の下ぎりぎりに来ている。もうひとつの欄干柱上の矢印は、そこに空のペットボトルが置いてあったので写し込んだ。5年前の渡月小橋はとてもひどいことになり、小橋南の料理旅館の花筏も被害を受けた。今日の午後4時半の時点では土嚢を積み、まださほど浸水はしていないようであった。そうそう、渡月小橋に向かって風風の湯の横手の道を歩いていると、向こうから男女が並んで歩いて来た。擦れ違い様にわかったが、花筏の社長夫妻であった。社長は昨日のTVインタヴューでは笑みを含んでいたのに、擦れ違う時の表情はとても険しかった。それはそうだろう。5年前は4、50年に一度の洪水と言われていた。それから5年経たない間にまた豪雨で、同じように浸水するかもしれない。保険はかけていても、予約客はキャンセルするだろう。そう言えば駅前ホテルの花伝抄も部屋の灯りはほとんど消えてひっそりとしていた。渡月橋をわたることは許されないので、買い物は松尾橋を利用して梅津に行くしかないが、橋の下の濁流を思うと尻込みする。それに梅津は浸水予想が出ている。梅津はその地名のとおり、昔から豪雨のたびに水によく浸かった。雨が降りしきる中、わざわざ傘と長靴姿で梅津のムーギョやトモイチに行くことはなく、食事は冷蔵庫にあるあまり物で済ませばよい。そう思うかたわら、浸水すれば冷蔵庫も壊れ、食べ物に不自由することを想像している。午後6時半頃に小降りになり、裏庭に雀の鳴き声が聞こえたので、いつものように白い器に米粒を入れてやったが、雨はまたすぐに強くなり始めた。それで今度は白い器の上にピンク色の透明傘を固定してやると、小雨になったのはいいが、合歓木の枝のあちこちに集まって来た10羽ほどは、傘をいぶかってその下にある米の入った容器に近づかない。罠と思っているのだろう。昨日は終日大雨で米を与えられなかった。かわいそうな雀で、今日は米が目の前にあるのに食べられなかった。
●5年ぶりの大規模な桂川増水、2日目_d0053294_00130243.jpg

by uuuzen | 2018-07-06 23:59 | ●駅前の変化
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