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●「私設圖書館」
子を被って外出するが、最もよく使っているのは綿の夏用で、オレンジ色をしている。それは嵯峨や梅津への買い物や自転車に乗る時の専用で、汗のせいと、何度も洗っているので、色が部分的に褪せている。



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綿用の染料を持っているので濃い色に染め直すことが出来るが、なかなかその気にならない。電車やバスに乗って出かける時の春や夏用の帽子は2,3しか持っておらず、いいのがあればと思いながら、派手な柄物や無難なものは嫌で、なかなか気に入るものがない。今年こそ、洒落た夏用を探したいが、もう夏のような気温の日がある。さて今日は、一昨日の投稿の続きを書く。最初の写真の右側の人だかりは、「新熊野神社、その1」の初めに書いたことを説明する。そして、撮影する筆者の背後10数メートルに一昨日投稿した大王松の植木鉢があった。3月13日はバスの1日乗車券であちこち行って写真をたくさん撮ったので、ブログ用のネタが多い。まだ1週間ほどの材料はある。今日は銀閣寺のバス停前の施設について書く。とはいえ、筆者は中に入っておらず、外観の写真を撮っただけだ。なぜ撮ったかと言えば、年末であったか、TVで紹介されたからだ。丸3日間、ある場所に取材班が張りついて撮影するNHK番組で、ごくたまに筆者はそれを見るが、年末に人気のあった回のものをまとめて放送していた。その中の一篇にこの「私設圖書館」があって、訪れる人に建物の内部でインタヴューしていた。それで中の様子はよくわかった。筆者はこの民間の図書館を昔から知っているが、訪れようという気になったことはない。また銀閣寺界隈はめったに訪れないので、TVで放送された時、京大の近くでもどこにあるか正確にわからなかった。いや、正しく言えば、忘れていた。それほどに関心がなかった。大王松の写真を撮った後、そのすぐ近くのバス停に向かうと、「私設圖書館」の看板が目に入り、「ああ、ここだったか」と思い、それで写真を1枚だけ撮った。また外壁にB5両面印刷のこの施設の案内チラシがあって、1部もらって帰った。それを撮影して載せるが、文字が小さいのでよくわからないだろう。幸いホームページがあるとのことだ。NHKのTV番組では、外国人を含めて老若男女が午前9時から午前0時まで使用する様子が映り、人気のあることがよく伝わった。昭和48年(1973)5月開館であるから、細々とながらも固定客がいると見える。チラシによれば、誰でも利用可能で2時間以内が250円で、それから順に時間に応じて450円、550円、そして8時間超が650円だ。コーヒー1杯つきで、お茶も出て、途中の入退出は可能、菓子、飲み物、弁当の持ち込みもOK、またパソコンが使えて空気清浄機もあり、辞書、雑誌、漫画意外の単行本は貸し出しも出来る。府立や市立の図書館は無料だが、近年は老人が暇潰しに椅子とテーブルを占拠し、ゆっくりと調べものをする雰囲気にはない。それに、銀閣寺近くの人ならば、府立図書館に行くよりはるかに近い。
●「私設圖書館」_d0053294_01063273.jpg
 筆者はひとりで調べものをする場合でも割合騒々しいので、とてもこの「私設圖書館」向きではない。一番くつろぐのはわが家だが、くつろぎ過ぎて読書ははかどらない。それで周りに迷惑のかからないようにひとりで読書出来る有料の場所があれば、払った金も元を取ろうという気にもなって、充実した時間を過ごせるだろう。ここを訪れる常連はそのような考えではないか。わざわざ行くのでしっかりと集中しようという気になる。また家では落ち着いて勉強出来ない人もいるだろう。TV番組である外国人が語っていたのは、昭和レトロの雰囲気の内部がとても落ち着くとのことだ。その点、府立図書館やまた新しく出来た歴彩館は、新しいのはいいが、落ち着いて調べものをしようという気にはなれない。何でも金をかけて新品のピカピカにしていいとは限らない。そのことをあまりにも役所の人間は無視している。古いということは汚れていることと同義ではない。若者が清潔で老人が不潔ではないことと同じだ。むしろ若者が不潔で老人の方が清潔と筆者は思うが、その意味を若者が悟るには老人になる必要がある。この圖書館は、TVで見る限り、内部はそれなりに新しくされた部分があるように思ったが、ほとんど当初の雰囲気そのままであろう。それは建物の外観からもわかる。それはさておいて、この圖書館で筆者が興味があるのは、どういう本を揃えているかだ。どういうジャンルの本が多いのだろう。雑誌や漫画もあるとなれば、また少しでも座席を確保するために本棚の数つまり本の数は限られるから、あまり期待しないが、実際に見なければわからない。府立図書館や歴彩館では当然書庫が別にあって、そこから目当ての本を出してもらえるが、この圖書館はその点はたぶんない。つまり、自習が目的で訪れる人向きであろう。また、チラシには「ご不要の図書のご寄付を、お願い致します」と書いてあるが、ブックオフで100円で売られているような本は受け取ってもらえないだろう。辞書や雑誌、漫画以外にどういう本を所蔵しているか、その内容によって固定客の層が違って来るのではないか。筆者のように美術好きであれば、府立図書館にないような珍しい画集や評論本がたくさんあればと思うが、またそういう本なら寄贈を受けつけてもらえるかもしれない。ネット時代になって、重い画集は驚くほどの安い値段で売られている。それは画集に限らないだろう。本離れが加速化し、大学生でも本を読まない者が増えている。そういう現状でこの圖書館が果たせる役割は少しずつ変化して来ていると思うが、パソコンの持ち込みが可能で、またホームページがあるからには、ネット社会を見据えての変化に対応して行けるだろう。バスを待っていた10分か15分の間、3,4人がドアを開けて中に入った。なかなか繁盛しているように見えた。真夏にたまたま近くを訪れるなばら、帽子を脱いで頭の汗を拭い、クーラーで涼を取るのもよい。
●「私設圖書館」_d0053294_01065013.jpg

by uuuzen | 2018-04-09 23:59 | ●新・嵐山だより
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