●切り株の履歴書、番外の続き
色が瞬時にすっかり変わる世の中になった。都知事がたった一言で評価が反転し、その後はほとんどTVで姿を見なくなった。ネットの威力のためだけではないが、それが占める割合は年々高まり、そのうち新聞はなくなる気がする。



ではネットだけでいいかと言えば、それは危険だ。貴乃花の言動について去年12月の段階では圧倒的に擁護する意見が多く、それから3か月半経った現在は180度違う意見ばかりが目立つ。これは大半の人が実体を見抜く力がないことをよく示している。筆者は去年12月1日3日に貴乃花の態度から想像出来ることについて書いた。コメントを書き込めない設定にしていたからいいが、そうでなければ罵詈雑言が寄せられたであろう。では、現在の貴乃花の態度に嫌悪感を示す人が大勢を占めるようになって筆者が溜飲を下げているかと言えば、ネット世論のあまりの変貌ぶりは衆愚が世の中を占めていることを思わせ、むしろ不気味に思う。その衆愚ぶりを政治家はよく知っている。そのため、今回の森友問題を教訓に、今後はもっと巧妙に衆愚を騙す。去年のいつだったか、韓国ではAIを政治に使う意見が出他。筆者は合理的過ぎると驚いたが、人工知能が人間のあらゆる職業を奪って行くのであれば、政治もそれに任せることはあり得る。むしろそうすべきかもしれない。日本では2代目、3代目が幅を利かすのは政治の世界だけではなく、芸能人や芸術家も含まれるが、そういう国であれば忖度はあたりまえにはびこり、またそれが悪いこととは思われにくい。だが、2代目や3代目ばかりが活躍する国は劣化に向かっている。そのため、血筋はよくなくても才能のある人間をリーダーにする必要が時にあるが、古い家柄を重んじる日本ではそれはなかなか無理なことだ。親や祖先の七光りであっても、2代目、3代目が優れた仕事をまともにやってくれればよいという意見がある。貴乃花や今の首相からわかるように、たいていは甘えて育ち、世間を知らずにむしろそれを侮る。自分が裸の王様でみんなから笑われていることに気づかない。一方で、2代目、3代目は育ちのよさという好ましい点もあるではないかと言う人もあろう。だが、とても貧しく育っても育ちの悪さを感じさせない人はいくらでもいるし、それは昔の日本だけではなく、今もそうだろう。昨日は風風の湯のサウナ室で、名前は知らないが筆者より2,3歳若い常連と一緒になった。名前を知らないので、ここではJとしておく。大阪出身で、相手が年配であっても「自分」と言うおっさんであるからだ。筆者も大阪出身だが、話し相手を「自分」と呼ぶのは、同年齢か目下と教わった。またよほど親しい間柄でなければ使わなかったし、筆者は一度も相手を「自分」と呼んだことはない。だがJは自分よりも20歳も年長であっても相手のことを「自分は……」と話す。育ちが悪いのだ。
d0053294_00040784.jpg そんなJは昨日の風風の湯のサウナ室で、北海道から来た18歳のかわいい青年にしつこく話し続けていた。その話の最中に筆者はサウナ室に入ったのだ。しばらくJの話しぶりを聞いていたが、筆者は青年をかわいそうに思い、話に割って入ろうと何度か試みた。Jは青年を自分の子どものように思ったのか、青年の相槌をいいことに機関銃のように言葉を続ける。そして話は金のことが中心で、金を多く稼ぐ者が勝ちで、金持ちは金持ちと交際するという何とも下品な話に結論づいた。筆者がJと親しければ、同じ大阪人の乗り、また相手が年下であるので、「そんな下品なことを青年にあまり吹き込むなよ。お里が知れるよ」と言ってやりたかったが、還暦を過ぎた年齢であれば、男の顔は履歴書であって、青年にしてもJがどのような人生を送って来たかは直感でわかるだろう。またそれほどに利発に見えた。Jは金があれば不細工な男でも女が群がって来ると言っていたが、女もいろいろであることを知らない。つまり、井の中の蛙のような世間しか渡って来なかったのだ。そういう手合いが大多数を占めていることを筆者は知っているし、またJとは差し障りのない世間話で今後も風風の湯ではそれなりに話すだろうが、わずかでも知的な話が通じないおっさんというのは、もう生きていてもあまり意味がない。Jが青年相手に30分ほども話している間に、81歳のMさんや筆者が始めて見る70代半ばと思しき人がサウナ室に入って来て筆者の隣りに座った。そしてその人はJの意見に対して筆者に顔を向けて、「貧しくても幸福を感じる家族がいるしね」と笑いながら言った。そういう時代を生きていた人ならではの意見だ。旗色が悪いと感じたJは、「けど、金はあっても邪魔にはならんで」と、相変わらず金への執着を示した。Jがどれほどの金持ちか知らないが、金はあっても知性の片鱗も感じられないでは、寄って来る女の顔つきも想像出来る。筆者はJにこうも言った。「サウナ室で出会う常連と話す時は、政治や宗教の話題はしない。喧嘩になるから」。それに納得したような素振りを見せながらJは即座に森友問題を口にした。空気を読めないおっさんだ。筆者は精神の貧しい人とは話したくない。精神的な金持ちは精神的な金持ちと話すものだ。その精神的な金持ちの意味を成金は知らない。さて、今日は6日に投稿した写真のその後で、4日前に見かけた時はカメラを持っておらず、今日また家内と嵯峨のスーパーに出かけた時に撮った。切り株上の小さな人形が増えていたのだ。4日前は2枚目の写真の右手のキティちゃんの隣りに前回の写真の人形があったのに、今日は接着剤の痕跡だけとなっていた。市営駐車場の前なので、旗を片手の引率人に導かれる団体観光客が毎日大量にこの切り株の前を歩く。人形を設置しているのは散歩している地元住民だと思うが、それを剥がすのは観光客ではないか。最初の写真は人形が見えにくいので黄色の矢印で示したが、左の2個が増えていた。変化があればまた報告する。
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by uuuzen | 2018-03-17 23:59 | ●新・嵐山だより


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