●ムーンゴッタ・2018年3月、その1
が軽いのは今も昔も変わらないが、85歳の女性が3人の17歳に殺されたニュースを先ほど知って、少子高齢化に向かうほどに若者が老人を殺す世の中になると何年か前にこのブログで書いたことを思い出す。



d0053294_01072648.jpg若者の経済的な不満は年金の多い高齢者に向けられ、小説『罪と罰』ではないが、老人は若者に殺されやすくなる。ドストエフスキーの時代と違うか同じなのか知らないが、3人の17歳が高齢者を殺して今はどう後悔しているのかと思う。本人たちはどうせ10数年すれば娑婆に出て来られると思い、死んだ女性をほとんど思い出さないのであれば、今の日本は19世紀のロシアより恐ろしい国だ。だが、溢れ返る高齢者を殺して金を奪うことに若者は罪の意識が希薄で、また罰の大きさも小さい。命が軽くなると同時に罪も罰も軽くなる。時代が進んでますます野蛮な状態になるが、これはこの世で信じられるものが金のみという世間の考えの行き着くところだ。政治家や宗教家、TVに出るすべての芸能人は自分を露出することが金儲けであり、また成功者と自覚しているので、そういう世界から弾かれている者は高齢者を騙して金を取るか、殺してでもと考える。それで、そういう事件があれば、それはまたTVのワイドショーのネタになって、識者と呼ばれる連中が適当な意見を言って金儲けをする。そのようにTVに出て来る大学の先生も芸能人と何ら変わらず、みな浅ましい馬鹿面を晒して平気だ。全くザッパが言ったように、スライム連中だ。先日はTVによく出て来る頭がピカピカの若い弁護士が、年収3000万以上と発言していて、それを聞いて筆者は驚いたが、家内に言わせると、TVに出るちょっとした有名人はみなその程度の年収はあって当然とのことだ。正社員になれない若者が鬱屈して悪事を働きたくなる気分になっても、多少は理解出来るというものだ。成功者は脱落者を自己責任においてそうなったと必ず言うが、その言葉の裏には、金儲け出来ない奴は馬鹿だとの嘲笑がある。だが、金儲けはほとんど他者を蹴落とす根性があるか、悪事を働かねば出来ない。そして、それを悪事とは全く思わない連中が金儲けをする。そういう世の中であるので、17歳が集まって弱い高齢者を襲う。動物でも高齢になると弱くなるが、それは他者から襲われやすいということで、人間は動物と同じで、社会はジャングルそのものだ。まだ食欲が満たされると襲わない動物の方が立派で、人間社会はジャングル以下のゴミ溜めだ。85歳がひとりで家にいて、そこに17歳が3人やって来るとひとたまりもない。それで、アメリカと同じように銃を持つことが許されるようになればいいかと言えば、そうはならず、凶器はむしろ自衛のためではなく、若者が弱者を襲うために増加する。これは、高齢者はさっさと死ぬ方が世間のため、国のためということで、今後ますます高齢者は大切に扱われず、ゴミ同然に見られるはずだが、金を持っている場合はより危険だ。だが、貧乏人はまたゴミと思われる度合いが強く、やはり襲われる。その中間を行くような生き方を教授する市民講座が今後流行るかもしれない。
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 今日は満月で、風風の湯に行く際にカメラを持参した。帰り道で目の前に満月が昇っていることを知っていたからだ。6時15分に家を出た。さすがまだ満月は見えない。やはりそうかと思いながら2時間後に風風の湯の玄関扉の外に出ると、眼前にくっきりと満月が見えた。早速カメラを取り出して数枚撮った。今日の3枚は撮った順で、どれも桜の木を入れた。撮影している間に家内はさっさと家に向かって歩き去っていたが、筆者らが移動すれば満月も動く。月が筆者らに合わせているのかと言えば、月を見ている人は億単位の数で、月は人間を気に留めない。月にとってはすべての人間は無名だ。そのことを人間が知っているので、月を美しいと思う。人間は月を撮影して月を多少は所有した気分になるが、月にすれば人間に何の関心もない。自分が撮影されていることも知らず、知ったところでどうでもよいと思う。人間が傲慢になるのは、自分を月のような存在と錯覚することだ。TVに出るすべての芸能人はそうだ。自分は誰からも知られているが、自分はTVを見るほとんどの人を知らない。そのように自惚れて自分が満月のように輝いていると思う。また、有名人でなくても大金持ちであればやはり怖い者なしだ。「悔しければ儲けてみれば」と内心思っていて、自分がいかにどうしようもないゴミであるかを知らないほどのゴミだ。だが、ゴミもいつかは自然に還る。そう思えば腹も立たない。「逢花打花、逢月打月」という言葉がある。どんなことでも出会えばそれを楽しむほどの心がまえでいればよい。さて、今日の風風の湯のサウナ室に、若い男性がふたり入って来た。日本語を話しているので声をかけると、埼玉から来た高校1年生とのことで、そのひとりと10分ほど話した。中学生の修学旅行で来た京都に春休みを利用してまた行こう考えたそうで、京都駅前のホテルに泊まり、嵐山まで温泉に浸かりに来た。話している間に81歳のMさんがやって来て話に加わり、その若者の身長が170センチあることにMさんは驚いた。また、京都に来た目的が寺社の建築を見るためとのことで、高一にしては珍しいと感心していた。そしてMさんは将来は宮大工か庭士にでもなればよいと助言したが、筆者は京都で名を挙げる人はたいてい他府県から来ると言って、鼓舞しておいた。若者はサウナから先に出る際、筆者とMさんに向かって直立して礼を述べた。なかなか立派な態度で、気分がよかった。やがて筆者も大浴場に向かったが、そこでは幼稚園児か小学1年生か、ふたりの男児を連れた背の高い若い父親が湯船に浸かっていて、子どもたちは掛け湯の桶を取って来てそれで遊び放題であった。それがなかなか危ない行為で、老人がそばで嫌な顔をしていた。注意すればいいようなものだが、そばにいる父親が何と言うかという心配がある。昔と違って今は他人の子を親の前で叱る人はまずいない。結局10分ほど子どもたちは傍若無人な行動を続け、二個の桶を湯船に浮かせたまま出て行った。それを始末したのは筆者だが、父が注意しないではその子どもたちは父と同じような性格になる可能性が高い。あるいはもっと悪くなって高齢者を殺すかもしれない。そのふたりの子が17歳になる頃、筆者は80になっている。その年齢では命は非常に軽いが、金はないので殺される確率は低いだろう。
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by uuuzen | 2018-03-02 23:59 | ●新・嵐山だより(特別編)


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