昨夜初めてトラックバックを受けた。親指シフトに関して詳しい人からだ。トラックバックの意味はブログを始めてから何となくわかった気になっていたが、今年公開してからまだ一度もこちらからはしたことがない。
それで、昨夜初めてこれを試みたが、予想のつかない事態が起こってとても困惑した。こっちの予想とは全然違ったことに遭遇し、初めてトラックバックなるものの実体を把握しようと思い立った。そして5時間ほど費やして、おぼろ気ながら何がわからないかがわかった。こんなに考えたことは久しぶりだ。布団に入っても寝つけず、寝入ったのは早朝の4時過ぎだったろう。トラックバックの不便なところは、自分ひとりではどうしようもないことだ。このカテゴリーに以前から書いているように、問題が自分のブログ内だけのことであれば試行錯誤すればいいだけのことで、時間はかかってもどうにかなる。だが、トラックバックは必ず相手あってのことで、自分ひとりで考え込んでいてもさっぱり埒が開かない。そのため、昨夜は同じexciteブログをしている
「ばなな寿し★エチオピア支店」のばななさんのブログに非公開で書き込んで、トラックバックを実験的にさせてもらおうかと考えた。だが、それは最後の手段として取っておくことにし、取りあえず質問出来そうなブログを調べて質問しておいた。さきほど見たところ返事がまだ書き込まれていないので、ここで明らかなことは書けないが、5時間かかっておぼろ気にわかったことをとにかく書く。その前に、exciteブログではトラックバックに関してのヘルプがあって、どのようなものか一応はわかるようになっているが、それは概念を書いているだけで実際的な方法には何ら触れていないので、全く何の役にも立たないと
断言しておく。こうした不親切はなぜ起こるのだろう。技術屋が設計しているための弊害と思うが、もっと親切に手取り足取りで教えてくれる画面を用意しないと、せっかく誰もが簡単にブログに入門出来るというのに、その最大の機能のひとつをずっと使わないままになる。また、検索で「トラックバックとは何か」としてみたところ、いくつか上位に上がって来るどれもが、舌足らずと言おうか、断片的な記述かあるいは日本語になっていないような下手な文章で、よけいにストレスが溜まる。
さて、トラックバックとはいろいろ定義があるが、まず自分がブログに投稿した文章には必ずトラックバックのURLというのが自動的につく。これは文章の住所で、不変のものだ。このURLを、自分がリンクしたい相手のブログ文章とどうにか関連づければトラックバック出来ることは誰しもわかる。ただ、その方法がわからない。で、それを調べたところ、あくまでも相手のブログへ行ってそこにコメントを書き込むのと同様に、何かしてトラックバックを完成させるのではなく、あくまでも自分の領域内で行なうことに気がついた。つまり、自分の書いた文章と誰か別の人の文章をつなげたい時は、自分の文章を書き込む「編集」欄を開き、その一番下にあるトラックバックの欄に相手の文章のURLを貼り込み、その状態で送信すればよい。つまり、気に入った文章が見つかれば、大事なのはそのURLのみで、それをコピーしておけば、いつでも自分のある文章の編集ページに貼りつければよい。この編集は何度行なってもよいから、書き終えて最初に送信する時に同時に誰かとトラックバックさせなければならないというものではない。ただし、人によってはトラックバックを拒否していることもあるので、どんな文章でもトラックバックのリンクが可能ではない。また、そのようにして相手のURLを自分の文章に貼りつけて再送信すれば、自動的に相手のブログにも自分がそうしたことが表示される仕組みになっている(と思う)。上記の方法はまだ一度も試したことがないので確信はないが、たぶんそういうことだろう。となればトラックバックは簡単なことだ。だが、ここで思い当たることがある。それは筆者はブログの投稿を全部ではないが、exciteが用意している特定のカテゴリー(つまりジャンル)に自動的に登録されるように、前述の編集画面の一番下にあるトラックバック貼りつけ欄の右側にあるジャンル欄から選択して、たとえば「音楽」「アート」といったところに送信している。これは3つのジャンルまで登録可能だったと思う。こうした登録にどんな意義があるのか実のところ知らないが、たぶんブロガーの中には特定のジャンルに関心を抱いている人があって、暇な時にどんな投稿があるのか調べるのだろう。だが、これはよけいなことで、そんなジャンル分けをしなくても、検索で結局は目的のものが見つかるのではないだろうか。そのため、一応筆者はジャンルへ送信はするが、自分の投稿が実際にそのジャンルに載ったかどうかを確認したことがない。なぜなら、膨大な量の投稿が次々とあるから、たとえ自分の投稿を確認したくても、何ページも前に遡りながら確認する必要がある。そんな無駄な時間は使いたくない。実際そんな風にして何千もある投稿から自分のものが登録されているかどうか確認する暇な人がいるのだろうか。日本全国であるので、とにかくすざましい投稿数だ。1秒ごとにあると言ってもよいほどだろう。それを思うと、こんな投稿も太平洋の砂の一粒で、誰かに見てもらうことはほとんど奇跡に思えるし、実際そうではないだろうか。
それで、その特定のジャンルに送信登録することがトラックバックのことかとも思っていたが、そうではなくて、ただその投稿をexciteが用意しているジャンル別の領域に登録されるだけのことで、他人の投稿とは何のリンクも生じない。これがまずトラックバックなるものをややこしくしている。なぜ相手のトラックバックのURLを書き込む欄の右にジャンル欄があり、しかもその中からひとつを選択すると、自動的にトラックバック欄にその「ジャンルのURL」が表示されるのだろう。ややこしい話になっているが、つまり、ジャンル登録時に表示されるURLは自分の文章に自動的につく「投稿固有のURL」とは違って、あくまでもexciteが用意している「ジャンルのURL」だ。この紛らわしさがあるのに、なぜ同じ欄にふたつの機能を同居させているのだろう。言いたいことはこうだ。ジャンルへの登録はこの編集欄の一番下ではなく、もっと全然違うところに独立させるべきだ。そうなっていないことが誤解の元で、誰かの投稿とトラックバック・リンクさせたいと思う人はどこに相手のURLを記入すればよいかがわからない。これではトラックバックがふたつの意味で使用されていることになる。そしてそんな説明はどこにも一切書かれていない。トラックバックならトラックバックだけの、ジャンル登録ならジャンル登録だけの、それぞれ独立した記入欄をどうして設けないかだ。これは実に簡単なことのはずで、ただ欄を上下にふたつ用意して、その近くに「exciteブログのジャンル登録」と「他のブログ投稿とのトラックバックURL記入欄」と各々書いてやれば、誰でもすぐに理解するだろう。こんな初歩的とも言える親切心がとにかくネット社会では欠けている。ただし、ここに書いていることはあくまでも筆者の想像であり、本当はそうではないかもしれない。
さて、昨夜大いに慌てたのは、以上のようなことを知らずにトラックバックしたからだ。そのことを説明しよう。まず、相手のブログを見て、その一番下に「トラックバック(会員専用)」という記述に目をとめた。「会員専用」がどうも引っかかるが、これは同じexciteブログをしている者同士のみが可能なことと判断した。これは間違いないだろう。それで、次は「トラックバック」だが、当然これをクリックするものと思ってそうした。すると新たな画面が出現した。その画面は投稿時に見慣れているもので、つまり自分が毎日新たに投稿する時の画面とほぼ同じだ。だが、これが今もよくわからないでいる。相手のブログと自分の書き終えているブログを相互にリンクさせたいだけであるのに、なぜこんな新たな画面が登場するのかだ。しかもその新画面の投稿欄最上部には、相手のブログのタイトルが自動的にすでに書き込まれている。その下にさらに何か書き込んで送信すればよいのかと判断したが、自分としては新たに相手に言うべきことはなく、ただ、すでに書いた文章を相手とリンクして相手に知らせたいだけだ。それでもわけがわからないままに、その新登場の画面に、相手の文章をそのままコピーして送信した。すると、これはあたりまえのことだが、相手のブログ・タイトルとその下に相手の文章が記入された自分のブログ画面が、自分のブログ内に新たに出現した。これには驚いた。そしてトラックバックさせようと思っていた原稿13枚ほどの長文の投稿が消え失せて、その新たな画面に取って変わっていた。前の長文のコピーは取っていないので、本当に慌てた。せっかく2時間もかかって書いた文章が、わけがわからないままトラックバックしたことによって消えてしまったからだ。だが、いくつもブラウザを表示させておいた中にその消えた元画面があって、早速全文をコピーし、WORDを立ち上げてその中に移し、MOに保存した。トラックバックによって以前に書いた文章が更新されて消えてしまうとすれば、必ず以前に書いた文章を全部コピーしたうえで、その新たに出現した投稿画面に書き込む必要があることになる。これではとても不便だ。と、そんなことを思いながら、またMOに保存した文章をまた新たに投稿し直したが、ここでまた驚いたことには、消えたと思った文章は消えておらず、同じ文章がふたつになったことだ。それでMOから投稿した後の方の文章は注意深く確認しながら消したが、結局、新投稿画面に書き込んでもそれはそれで独立のひとつの新投稿として自分のブログに出現することがようやくわかった。
これはどういうことかと言えば、トラックバックの捉え方の差の問題が背景にある。筆者はトラックバックを、自分が「すでに書いた」文章を誰かの文章に関連づけることと思っているが、実際はそうではなく、誰かの文章を読んで、それに触発されて「新たに文章を書く」ことを言うのだ。これが昨夜までわからなかった。筆者は他人の文章を引用してそれに何かコメントをつけて投稿することは今までにしなかったし、今後もおそらくするつもりはないが、ブログではそんな考えはむしろ少数派で、ある人の文章を読んでから、それとトラックバック・リンクさせるために新たに文章を書くというのが本道らしい。それで、「トラックバック(会員専用)」をクリックすると出現する新投稿画面は、その相手の投稿に関して最初からリンク目的で新たに文章を書くためのものであることがわかった。ここで勘違いをしていたのは、筆者は1日1投稿を厳密に守って今まで来たため、新投稿画面の出現には戸惑ったのだった。1日に何度か投稿していれば新画面登場の意味もすぐに理解したと思うが、1日1投稿、しかも個人で充足している文章であるので、「トラックバック(会員専用)」はひとまず筆者には無用のものであるだろう。このようにトラックバックもさまざまなようでで、こんな複雑なことがどこにも説明されておらず、さっぱりわからない方が正常と言ってよい。だが、トラックバックの威力というものがあって、なるべく自分の投稿があちこちにリンクしている方がアクセス増加に役立つし、しかも検索でもよく引っかかってくれるらしい。結局、ホームページもそうだが、ブログとはトラックバックによるリンクが命で、全くトラックバックがなければ、ブログが離れ小島同然の存在となって、URLを知る仲間うちにしか見てもらえない可能性がとても大きい。つまり、人なつっこくて誰かとすぐにリンクしたいような人のためにこそブログは登場したのだ。筆者のように誰も見なくても別にどうでもいいと思っている者は、ブログではなくてホームページでも充分かもしれない。それでも書いている文章は誰かが見ているから、最初に書いたようにトラックバックがあったのだ。そして、そんな出会いから得ることは予想以上に大きい。つくづくブログの威力を感じた。これはまた別の日に。
追記:この記事でようやく9割方わかりました。→
トラックバックとは?