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●嵐山駅前の変化、その440(脇道沿いの空地)
風を年末に買った。家内に言うとうるさいので、黙って買った。届いた時、家内にはわからないように隣家に納めてもらった。250年ほど前の六曲屏風で、その写真をようやく今日撮った。



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6畳の部屋で広げるといっぱいになり、また光がうまく当たらないので1曲ずつ分けて、しかもよく日の当たる1階の庭に出して撮った。だが、6曲全部が同じ光の条件ということにはならない。太陽が雲に隠れたり出たりするからで、自分では同じような陽射しと思っていても、カメラの方が正直で、後でトリミングなどする場合に、どれか1曲の光度が不足していることに気づく。今日はそんなことがないように2枚ずつ撮ったが、それでもどうなるかわからない。それはともかく、今日の写真は今月17日に梅津に買い物に行く前に撮った。阪急嵐山駅の改修工事は進んでいるが、今年撮影したのは17日が初めてだ。正月休みは工事が休みだが、その後もさして状態は変わらない。上末らや松尾駅も改修していて、そっちの方に業者が行っているのだろう。一斉にやればすぐのはずだが、少し進めば停滞し、また少しやるといった感じに見える。だが、少しずつであっても工事は進み、完成に近づく。いったいどんなことになるのかと思っていたバリア・フリーの工事も、去年12月には車椅子用のコンクリートのスロープが姿を現わした。今日の写真からもそれがわかるが、このスロープには屋根がないので、いずれそれを設置するのではないか。まだ雑然として、どのように整備されるのかわからないが、桜の季節には完成するだろう。当初はもっと早いかと思っていたが、工事している日の方が少ないようで、筆者の撮影頻度も少なくなる。目立った動きがあると撮影するが、それがいつかは予想出来ない。また、この駅改修工事に関しては1年後ではなしに、出来る限り撮ったその日の投稿を思っているが、書くべき内容がそう毎回たくさんあることはない。それでほかの話題となるのだが、なるべく自治会内の出来事にしたいと思いながら、筆者は自治会長を辞めて今年3月までは少年補導委員で、そのことで書くべきことも今はない。というのは、少年補導委員の夜回りなどの役割は年末で終わったからだ。2月に餅つき大会が小学校であって、それに駆り出されるはずだが、それまでは出番がない。また、自治会の行事も12、1,2月は皆無で、特別な動きは伝わらない。おまけによく話すFさん宅にも行っていないので、自治会の話題がない。
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 それでどうにか屏風を広げるように話題を見つけると、最近筆者は誰かと話すと言えば、風風の湯のサウナ室がその最たる場となっている。筆者は週2回訪れるが、風風の湯のフロント係とは、毎日通う人と同じかそれ以上の顔馴染みとなっている。それはいいとして、以前からちょくちょく見かけていたが、今年になって挨拶を交わし、また話すようになった人がふたりいる。ひとりは筆者より2歳上であることがわかった。もうひとりはたぶん70代後半と思うが、どうやら車で栗東辺りまで通勤していて、10人ほど雇用する社長さんのようだ。その貫禄が充分にあり、体格や目つきが普通の人とは違う。酒と車とゴルフが大好きなようで、筆者とはあまり共通点がないが、酒は筆者も飲むので、どうにか話題はつながる。驚いたのは、その人がてっきり嵯峨から来ていると思い込んでいたのが間違いであったことだ。何と筆者と同じ町名ではないか。だが、筆者は初めてその人をサウナ室で見かけた。自治会長を4年もしたのであるから、町内のほとんどの人の顔を知っていると思っていたのに、どうやらそれは大きな間違いで、まだまだ知らない住民がある。同じ町内と知っただけで、どこに家がありますかとまでは訊かなかったが、可能性としてはマンションだ。とある古いマンションは建った当時は億ションで、かなり裕福な人が入居した。今は古くなっているので、さほど高くはないが、その人は町内に住んで40年ほどと言っていたので、おそらくそのマンションが出来た当時に入居したのだろう。そして、そのマンションの住民のうち、半分か3分の1が自治会費を支払いながら、誰も自治会の役割には携わらなかった。誰がその役割をしたかと言えば、管理人だ。管理人は代が変わって今は2代目か3代目で、その夫婦がそのマンションの管理室で暮らしている。そしてその管理人が入居者のうち、自治会費を支払うことに同意した世帯から自治会費を集め、自分が万年自治会会員となっていた。そのため、自治会ではなかなかの古株で、意見もよくしたようだ。だが、筆者が自治会長になって自治会の規約を整備したと同時に、その管理人は自治会の役割をすることを嫌がり、その結果、それまで10数軒の加入があったマンション住民すべてが自治会費を支払わなくなった。なぜその管理人が自治会を辞めたかだが、少年補導その他、またいつか自治会長の役割もしなければならないという規約に同意したくなったのだ。
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 10数軒分の自治会費が集まらなくなったので、自治会の運営に多少の支障があったが、それもすぐに落ち着いた。予算が少なければ少ないなりにやりくりすればいいだけのことだ。また、そのマンションの住民はほとんど全員が自治会の行事に顔を出さずに金だけ支払っていたから、管理人が自治会を辞めたところで、ほとんどの住民にとってはほとんど変化を感じなかった。なぜその管理人がマンション住民を代表して自分ひとりが自治会に加入していたのか、その事情は知らないが、筆者が自治会長をしている時、その住民のある夫婦が、自治会と関わりを持ちたいと話しかけて来たことがある。つまり、管理人は住民の煩わしさを思って自分ひとりが自治会に所属していたが、そのことに内心不満を抱えていた人もあるということだ。それはそうだろう。マンションの住民であっても、長年住んでいると、他の住民との交流を欲してもおかしくない。だが、筆者に話しかけて来たその夫婦は2年ほど前に亡くなった。そして、マンション住民ともそう交流がなく、ましてやマンション以外の他の自治会の住民には存在すら知られていなかったので、死んだことは全く話題にならなかった。同じ町内にいてもマンションの管理人の采配も手伝って、あまりにも人間関係が希薄になる。話を戻すと、そのマンションの管理人が自治会を辞めた同時に、自治会費を支払っていなかったマンション住民はそれを支払う必要がなくなったので、得したと思っているかもしれないが、そうではない人もいる。つまり、改めて個人として自治会に加入した人がいる。それが大志万さんで、彼女にすれば、これまでする必要のなかった各種委員の役割がいずれ回って来るのに、彼女は老人福祉委員を長年務めて来たこともあって、自治会には顔が売れていて、自治会を辞めるということが不義理と思ったのかもしれない。その辺りのことは本人に確かめていないが、マンション住民であっても積極的に自治会の行事に参加するという見本が彼女だ。それは子どもを地元で産み育てたという経緯もある。そして、サウナ室で最近話すようになった社長風の人は、おそらくそのマンションの住民で、また自治会費を支払っていなかったと思う。そういう人は管理人を通じて自治会住民に何かの拍子に話題に上るということもない。だが、40数年を経て、その人は筆者の顔を知り、筆者が3年前まで自治会長をしていたことも知った。これは膝を接する狭いサウナ室の効能だが、不思議なことに風風の湯に通う常連は、わが自治会ではほとんどその人と筆者のみで、Fさんは一度も行ったことがない。以前の自治会長は、普段挨拶をするのに、裸になってまでそんなことはしたくないと言った。いかにも京都人らしい。家内は家内でよく話す人が何人かいるようで、またそれが楽しいようだ。
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by uuuzen | 2017-01-19 23:59 | ●駅前の変化
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