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●『WHO THE F*@% IS FRANK ZAPPA ?』アレックスのメール41、42
間から久しぶりに投稿する。多忙が一段落しそうだが、別の多忙が待っているので投稿はまた滞るかもしれない。前に書いたが、何日に何を投稿するかは、写真とともにだいたい用意してある。



その最も多い投稿は「神社の造形」のカテゴリーで、先ほど調べると去年9月25日に撮影した写真が最も古いもので、最新は4月30日の桜宮となっている。7か月間にざっと80の神社を訪れて写真を撮っているが、それらを投稿するのに3か月ほど必要で、このブログの空きとなっている日にそれらを行った順に投稿しても充分に余裕がある。そのほかにも投稿すべき話題があるので、もうしばらく投稿が滞っても後で埋める内容には事欠かない。ただし、書くための時間が見つけられるかどうか。それはさておき、今日はアレックス・ウィンターからまたメールが届いたので、その報告をしておく。つまり、ザッパがらみだ。今日の題名に「41、42」と書いたが、これはキックスターターでアレックスがプロジェクトを始めてから、援助を申し出た人に送り続けているメールの通し番号で、企画が始まってすぐに申し込んだ人は1や2の番号がついたメールをもらっているはずで、そのことはアメリカの大西さんからのメールで分かった。前に書いたように筆者は最終日の最後の15分前に300ドルを援助したので、最初にアレックスから届いたメールは39で、4月10日であった。その内容についてはこのブログに書かなかったが、3日後に40が届き、そして41が24日、それから今日の42ということで、4回もらったうちの41と42の内容について今日は簡単にまとめておく。その前にもうひとつザッパ・ニュースを書くと、先日の大西さんからのメールで、ザッパの新しい2枚組のアルバムがアマゾンで予約開始が始まったというのがあった。日本のアマゾンではいつからそれが始まるかと連日待ち、2日にようやく画面が用意され、早速申し込んだ。発売は今月27日であったと思う。『ROAD TAPES VENUE#3』で、フロ・アンド・エディ時代の録音だ。すでにこのバンドでのアルバムはたくさん出ているので、またかという気がしないでもないが、「VENUE」のシリーズとして、たぶん10や20は最低発売されるのではないか。ジャケットは予想どおりに#1や#2とほぼ同じで、その点も物足りないが、熱心なザッパ・ファンに向けてのもので、ある程度は売れ行きの枚数は予測がつき、また商売になるのだろう。いつものようにBARFKO-SWILLからの発売ではなく、ユニヴァーサル・ミュージックに委ねたようで、今後のアルバムも同じ形になるだろう。では日本盤の発売が期待されるかと言えば、それは何とも言えない。それにはこれまでのザッパ・カタログが全部日本盤としてユニヴァーサルから発売されることが理想あるいは前提だが、それは無理で、となると今後の発売も日本盤は製作されないだろう。もっとも日本盤は解説と歌詞の対訳がつくだけで、それで輸入盤よりかなり割高になると、そうは売れないだろう。日本盤が出ないとザッパの日本での人気も今後は下降の一途をたどるかもしれないが、そうなっても困る人は誰もいない。
●『WHO THE F*@% IS FRANK ZAPPA ?』アレックスのメール41、42_d0053294_14464574.jpg

 さて、アレックスのメールだが、アレックスとジョー・トラヴァースのみでは作業がはかどらないので、何人か雇ったようだ。順にテープを確認し、移動出来るものは安全かつ作業のしやすい場所に運んでいるとのことだが、それが無理なテープがあり、それは収蔵庫内での作業らしいが、60年代のフィルムにそういう場合が多いだろう。磁気テープは湿気のために雑音が入ることが多いのは、カセットテープでもみんな経験していることと思うが、それはテープを乾燥させると元に戻るので、アレックスはそういう作業もしている。だが概してアレックスの関心があるのは映像だ。映像作家であり、また今回の企画は収蔵庫の全貌を知ると同時に、そこから必要なものを抽出してドキュメンタリー映像作品を作ることが目的であるから、録音テープは後回しになるのではないか。あるいはそれはジョーが担当し、次回以降のアルバムとしてアーメットに提言するのかもしれない。そういうことは一切アレックスは伝えず、またアマゾンで始まった先の『ROAD TAPES VENUE#3』についても無言のままだ。これまでのザッパ・ファミリーがやって来た音源や映像の商品化にアレックスの活動がどのようにつながるのか、貢献するのか、そこのところは全くわからないし、またアーメットとの間でどういう約束が出来ているのかも伝えられない。さて、フィルムやテープはみなデジタル化するのは当然だが、それを済ませば元の素材はもう必要ないかと言えば、アレックスはそうは考えない。そのためアナログ素材はそのまま新たなアナログ素材に移し変え、その一方でそれをデジタル化するという二重の作業となる。それが全部で数千本はあるから、1億円あっても足りないのは理解出来る。3億あれば思いが全部遂げられるとの計画を立てたが、実際に収蔵庫を調べ始めると、そのあまりのテープや資料類の多さに驚嘆している状態で、作業の進捗状況では3億でも無理となるかもしれない。すでに高額支援者にはインタヴューをするらしいが、それは場合によってはさらなる支援をお願いする思いがあってのことかもしれない。
●『WHO THE F*@% IS FRANK ZAPPA ?』アレックスのメール41、42_d0053294_14465891.jpg

 ざっと見積もったフィルムやテープの数量はメールに書いてあったが、それらが今後題名や内容を整理して表となった時、初めてアーメットにしても今後どのように商品化して行くべきかの青写真を描くことが出来るが、今のような数か月に1点という発売では数百年もかかってしまう。アレックスはすべてをデジタル化し、いつでもそれらを自在に引き出せる態勢を完成させたいと思っているが、それはおそらくネット上で金を出せば誰もダウンロード出来るという仕組みに馴染む。CDやDVDになるのはそれらのうち、最も良質な部分で、それ以外はダウンロード販売になるだろう。その全リストの完成がいつかだが、前述のように1本ずつの内容を確認し、またデジタルやアナログからアナログへ移し変える作業を伴なってのことで、気が遠くなるほどの時間を要する。そういう合間にキックスターターに賛同してくれた人たちに定期的にメールで報告もするので、なかなか大変だ。アレックスはザッパが遺したテープやフィルムを傷つけないでそのまま今後も保存することを思っているので、デジタル化などの作業をする際に元のフィルムを傷めないように気を配り、そのために開発された機器を使っている。フィルムのガイド穴に直接触れないで、フィルムの両端を挟み込んでフィルムを浮かせた状態でデジタル映像に変換出来る器具を使うのだが、そのアレックスの思いは発掘家のそれと同じだ。それはさておき、40、41のメールの最後に別の話題として書かれていたことは、先日亡くなったプリンスについてだ。これは有名な話だが、プリンスのある曲をティッパー・ゴアと娘がある日耳にしてそのポルノまがいの下品さに驚嘆し、それでPMRCを設立した。それは、購入者がアルバムを手に取った時に歌詞がわかるようにし、また親がそれを見て子どもがそのレコードを買わないようにするという一種の検閲だが、プリンスは自分の曲がそういう目で見られることにさして抗議はしなかった。ザッパは自分の曲がやり玉に挙がっていないのに、PMRCに物申したが、ある日ザッパがその問題を論じるのに会合で話していると、観客の中にプリンスを認め、手招きして呼び寄せたが、プリンスはその場を逃げ出したらしい。ザッパのように果敢に抗議行動することが苦手であったのかもしれない。ともかく、アレックスはプリンスとザッパは共通点があると思っている。プリンスも録音を大量に残し、それらは毎年アルバムを出しても100年以上の分量があるらしいが、アレックスはザッパのドキュメンタリーを作った後はプリンスのそれをと思っているのかもしれない。
by uuuzen | 2016-05-04 14:47 | ●新・嵐山だより(特別編)
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