人気ブログランキング | 話題のタグを見る

●当分の間、去年の空白日に投稿します。最新の投稿は右欄メニュー最上部「最新投稿を表示する」かここをクリックしてください。

●神社の造形―楠玉神社
日や夕日、真っ暗闇、雨の日や雪など、同じ場所でもいろんな状態がある。ある場所にさわやかな季節に訪れた場合、その記憶は光輝いて楽しいだろうが、雨天であってもそれはそれでまた味わいがある。



●神社の造形―楠玉神社_d0053294_2118281.jpgいつまでも雨でないことを知っているからで、どのような季節、天候であっても、肯定的に思える。つまり、人生は楽しいということで、これは他の動物でも同じだ。この世に生まれて来たものはすべてそうだと言ってよい。そのように物事をポジティヴに思えるのは、いろんな意味で恵まれているからと言われそうだが、そうとばかりは言えない。筆者のように還暦を過ぎると、そのように物事を考えて毎日を楽しまねば損という気になる。外国のような遠くへ旅をしないでもまだ知らない場所はいくらでもあるもので、昨夜書いたように都島に行く機会が出来たことは楽しい思い出となった。だが、蕪村の生家跡を訪れることは8月に上田秋成に縁の深い香具波志神社へ思い切って訪れた時から決めていたとも言える。というのは、同神社と毛馬の閘門の距離がどれほどかなど、地図で何度か調べたことがあったからだ。ところがふたつを訪れるには丸1日はかかりそうだ。というのは淀川を挟むからで、5,6キロほどとはいえ、徒歩では無理で、また電車やバスを使うにも何度も乗り換える必要がある。それでまずは香具波志神社に行くことにしたが、それはこの投稿の神社シリーズのほとんど幕開けにもなった。ついでに書けばこの神社シリーズは「新・嵐山だより」に連続投稿していて、同じカテゴリー内にほかの話題を書いていない。それで今日は昨夜の3枚目の写真からのつながりとして、実は「○は○か」のシリーズを3か月ぶりに投稿しようと思ったが、神社シリーズをともかく区切りのよい連続3か月は続けようと思い直した。それで今日は都島神社を見た後に見かけた神社について書く。
●神社の造形―楠玉神社_d0053294_21181838.jpg 都島神社の後はその北方の蕪村の生家跡を目指した。ヤフーの地図を印刷して持参していたが、そこには載っていない神社が遠目に見えた。朱色の鳥居や樹齢数百年以上はあろうかという楠か樫か、とにかく異様に目立つ大きな木で、高さ10数メートルの、しかも枝葉のない枯木だ。たぶん枯木だと思うが、もったいない話だ。朱色の鳥居に近づくと同時に60代の小柄な女性がペット・ボトルを4,5本抱えてやって来た。彼女は筆者らが鳥居の前で小さな境内に入ろうかどうか迷っているのを尻目に、さっさとそこに入り、ペット・ボトルの水を狐の石像などにかけ始めた。掃除にやって来たのだ。その作業は5分ほどで終わったが、終わる前に彼女を邪魔しないように鳥居をくぐった。そしてすぐ左手にあった銘板を読んだ。この小さな社は元は日本製紙の都島工場の一角にあったもので、10年ほど前に工場が閉鎖となったので現在の地に移転したという。日本製紙がどこにあったのか知らないが、淀川沿いだろう。狐の像があるので稲荷社だが、そのほかにいくつかの神を祀り、龍神も含まれる。あまりに狭く、また写真からわかるように本殿は金属製のロッカーを転用したようで、工場にあったものと言えばその名残が確かにあるが、ありがたみは乏しい。鳥居の赤いペンキも剥がれ、塗り直しが必要だ。境内の奥、狐の背後に大きな石碑があって、そこに「楠街道開鑿記念碑」と彫ってあるが、これはどの道を指すのだろう。淀川や大川の流れが造り変えられた際のものだと思うが、大きな工場を建てる際に切り開いた道だろう。それに楠とあるからには、この神社のすぐ隣りに聳える大木を指すと思える。ということは、この神社の前を走る道路か。この道は西はすぐに大川であるから、東へと道を開いたことになるが、東へ行くと昨夜書いたカネボウがあった土地だ。そこは今はベル何とかシティとか呼んで、カネボウが売った住宅地になっているが、その中に20年ほど前は繊維美術館があった。それが今はどうなっているのか知らないが、所蔵品はたまに別の美術館などで展示される。紡績の時代ではなくなったので都島は大きく変わったということだ。楠街道開鑿記念碑はかつてカネボウやその他の工場のために道が造られたことの証人となっている。それはそうと、水を詰めたペット・ボトルを持参した女性はその道をまた東へと戻って行った。カネボウがあった方面で、そこか日本製紙で昔働いていたのかもしれない。
●神社の造形―楠玉神社_d0053294_21183416.jpg

by uuuzen | 2015-10-18 23:59 | ●神社の造形
●神社の造形―都島神社、続き >> << ●神社の造形―櫻宮御旅所

 最新投稿を表示する
 本ブログを検索する
 旧きについ言ったー
 時々ドキドキよき予告

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
以前の記事/カテゴリー/リンク
記事ランキング
画像一覧
ブログジャンル
ブログパーツ
最新のコメント
言ったでしょう?母親の面..
by インカの道 at 16:43
最新のトラックバック
ファン
ブログトップ
 
  UUUZEN ― FLOGGING BLOGGING GO-GOING  ? Copyright 2025 Kohjitsu Ohyama. All Rights Reserved.
  👽💬💌?🏼🌞💞🌜ーーーーー💩😍😡🤣🤪😱🤮 💔??🌋🏳🆘😈 👻🕷👴?💉🛌💐 🕵🔪🔫🔥📿🙏?