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●神社の造形―熱田神宮
の上に建っていたことを先ほどWIKIPEDIAで知った。今日から数日は名古屋で見た神社について投稿するが、先月28日に家内と展覧会を見に刈谷市を訪れ、その帰りにまたJRを利用して熱田神宮に向かった。



●神社の造形―熱田神宮_d0053294_2156445.jpg

名古屋の熱田区を歩くのは初めてだ。帰りは地下鉄の神宮西駅を利用したが、地下に潜った途端、いかにも名古屋の地下鉄らしい雰囲気で、熱田区も市内の中央と大差ないことを感じた。地図を見ると、熱田神宮のある高台は東西にある2本の川で囲まれ、中洲であることがよくわかる。どれくらい昔なのか知らないが、神社のある高台の下に上流から運ばれて来た土砂が堆積し、やがて人が住めるようになった。大阪の住吉大社も同じようなもので、現在の神社の境内はあまり変わらずとも、周辺は激変し続ける。それはともかく、JRの熱田で下りて西に出ると、地図がなくても熱田神宮のある場所はわかる。森のように樹木が生い茂った場所探せばよく、それはすぐに目に入った。大通りに出る直前、駅の出口からすぐのところに、夜は酒を出す小さな飲み屋兼食堂があった。ちょうど昼食には最適な時間で、表の小さな立て看板を見ると、ミソかつ丼が800円と書いてあった。そこで食べようかと思いながら、味噌煮込みうどんを以前家内と名古屋を訪れた時に食べられなかったことを思い出し、熱田神宮をお詣りした後、市中に出てから食べることにした。熱田駅は神宮境内の東北角に当たる。そこから足は自然と南に向き、大通りに面した古い商店街を歩いた。それが1キロhあったと思うが、どの店もあまり儲かっていないようで、閉めているところも目立った。これは熱田神宮へやって来る人が減少したからではないか。あるいはJRの熱田駅で下りて神宮へ向かう人が少なくなったかだ。地下鉄があるし、また神宮に入るにはJRの駅より500メートルほど南の名鉄の神宮前駅の方が便利だ。そんなことを考えながら左手の店の連なりを見て歩いていると、神宮前駅のすぐ手前に、若い女性の色気を売る店があった。昔はそのような店はなかたと思うが、少しでも人が多く訪れて賑わうのであれば、そういう店が1軒くらいあることも望ましいかもしれない。さびれた商店街はそれこそさびしいが、筆者は嫌いではない。年月の積み重ねの重み、独特の埃の臭いの誇りといったものが感じられ、ピカピカに輝く若者相手の店よりいい。その通りには筆者ら以外誰も歩いていなかったが、B級グルメの店が数軒営業していて、近所の子ども連れなどがぶらりとやって来るように思えた。観光客をほとんど当てに出来ないのであれば、値段をうんと下げて下町風のたたずまいと価格にするしかない。熱田神宮東の商店街はそのような状態にある。
●神社の造形―熱田神宮_d0053294_21561718.jpg 当日は曇天で、小雨が時々降ったが、商店街を抜けたところで傘を取り出すかどうかと迷うほどの雨が降って来た。先日のTVで日本の小雨は雨とは言えないという外国からの観光客が言っていたが、そのことを思い出して傘を差さないで先を急いだ。それにしても商店街から右手を見ると高台上の森がずっと見え続け、しかも階段がないので、その森にどうやって立ち入るかがわからない。大通りの南の端まで行くと正門があるだろうと思っていたところ、名鉄の神宮前駅を越えるとすぐに丘への登り口があった。ちょうど2組の数名のグループも坂下にたどり着いたばかりで、ほとんど全員一緒に坂を上った。上り切ったところに門があって、その奥を進めばいいのかどうかわからず、少し戻って案内板を見るとやはりそうで、門の中を入って神宮会館の前を通り過ぎ、そのまま西に進んだ。先のふたつのグループは門を入らず、すぐ南の駐車場に向かった。参拝した後、小雨が降って来たので慌てて車に乗りたいといった様子であった。結局筆者と家内のふたりだけで本宮を目指したが、後でわかったことは、筆者らがたどった順路は正しくなかった。ではどの門から入るのがいいかだが、それがよくわからない。ともかく、本宮の前に立つことが出来たので、どの道をどう歩んでもよかったと思うことにする。なぜこのようなことを書くかと言えば、帰りで気づいたが、熱田神宮の歴史を2,30枚の大きなパネルで説明した参道があって、そのパネルを時代順ではなく逆に見たからだ。本宮前の大鳥居に近い方が最新の出来事の紹介で、最も離れたところから本当は読み進む。そのパネルの箇所に最初に向かい、そこから真っ直ぐ本宮を目指すべきが、神宮会館前を横切ると、すぐに本宮を目の前にする場所に出て来る。ということは、神宮会館前を最初に通ってはならず、つまりは名鉄駅前からすぐの坂道を利用してはならないことになるが、筆者らが利用した坂道以外に正門と呼べる箇所がない。ということは、坂道を利用したのは正解だが、神宮会館前を横切らずに、2組のグループが向かった駐車場ないしその付近から東へ行くと、前述の説明パネルの最初が立てられている場所に出たのだろう。つまり、2組のグループは駐車場から車に乗ったのではなく、正しい道を通って本宮を目指した。どうでもいい話だが、門を入ってすぐに聳える会館は、用のない者を拒む雰囲気があり、それで筆者は門の前に立っておかしいと思って案内板まで引き返した。それはさておき、熱田神宮は予想外に大きかった。下鴨神社より境内は広いのではないか。小雨であったので、全体にうすい霧がかかったように見え、それが厳かな雰囲気を増していた。先の説明パネルは、筆者は神社の由来にほとんど関心がないので、歩きながら流して見たに過ぎないが、それでもこの神宮が伊勢神宮に伍するほどの歴史と貫禄を持っていることに圧倒されるような気がした。会館前を横切って最初に着いたのは、本宮そのものではないが、それが鎮座する重々しく、また静かな境内にある建物で、それと会館前の道とが土塀で隔てられていた。神社にそのような土塀があるのは珍しいだろう。それは織田信長が寄進したものらしく、岐阜や愛知、三河といった名古屋を中心とする地域は信長、秀吉、家康など、戦国武将を輩出した地であることを改めて感じ入らせる。だが、京都に住む者からすれば、戦国時代はまだ新しい。もっと昔に大陸からは秦氏がやって来て京都の基礎を造ったことを思うと、身びいきだが、やはり京都とも思ってしまう。
●神社の造形―熱田神宮_d0053294_21563395.jpg

 本宮前にはどこから入って来るのか、次から次へと参拝者が見えた。何度も書くように筆者のカメラは撮影枚数が20ほどで、なるべく無駄はしないように、それなりに何度も撮影角度を試しながら注意深く撮った。全部で8枚で、今日はその半分を載せる。ただし、最後の写真は上下2枚つなぎで、シャッターは9回押したことになる。本宮以外にも撮りたい社がいくつかあったのに、それらは心に焼きつけた。さて、熱田神宮を特徴づけるものはまずは本宮で、それは2枚目に掲げる。水色のTシャツ姿の女性は家内だ。千木や鰹木は金色が目立ち、さすがの貫禄だが、伊勢神宮とほとんど同じ配置や規模という。戦争で被害を受け、戦後新たに建立したものというが、巨大な屋根は大地震で柱を押し倒さないかと思えた。本宮に向かって右端に、参拝客を見つめ続けて不動の監視員がいた。3枚目の右端の奥に紺色の制服姿でごく小さく写っている。この写真は絵馬の前にカップルが2,3分ほどいたので、彼らが立ち去るまで待ち続けた。絵馬、そして手前中央に見える木立の幹、その右の屋根のわずかな写り、その向こうの監視員と、全部いちおう計算した。絵馬は絵柄がひとつだけで、紅白梅が描かれていた。屋根は絵馬やおみくじなどを売る売店で、これは数年前に建ったのではないか。真新しい、またかなり大きな建物で、最初の写真はその一角を捉えた。「神舎(大)初穂料 四万円」とあって、その造りからすれば妥当な価格に思える。その下は舞楽鈴で、各1200円とあるが、現在の職人の手間からすれば安いかもしれない。また12種もあるのは珍しいのではないか。そう思いながら、眺めるだけであった。本宮を参拝すればもう用はないとばかりに、鳥居をくぐって参道を進んだ。その左手に熱田神宮の歴史を紹介するパネルがたくさん並んでいることは先に書いた。それが終わったところで右手すなわち西に向かうと、すぐに4枚目の写真の菰樽を並べる小屋が目についた。吸い寄せられるようにしてそこまで行くと、すぐ近くに巨大な神木がある。根元の周囲は苔が蒸し、直径5メートルはあるだろう。樹齢千年以上の楠で、まだまだ元気なようで、もう千年は生きるのではないか。この木に代表されるように、熱田神宮は鬱蒼とした森という印象で、また高いビルが見えないので雰囲気はよい。天気がよければもっと隅々まで見てもよかったが、空腹感はさらに増していた。JRの熱田駅を出て商店街に入った時、神宮の森の端に地下鉄の駅のマークが目に入った。その時思ったことは、帰りは地下鉄で名古屋の中心地に出ることで、神宮の西門から出て道路際の下り坂を北上し、そして地下鉄の出入り口を見つけた。その途中に、交通安全の神様の社があったが、撮影出来る残り枚数はもう半分しかない。その先、市街地で神社に遭遇出来るとは限らないが、残しておくに限る。
●神社の造形―熱田神宮_d0053294_21564835.jpg

by uuuzen | 2015-09-07 23:59 | ●神社の造形
●嵐山駅前の変化、その376(... >> << ●神社の造形―名古屋前津通りの石神社

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