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👽💚🐸🐛🍀📗🤢😱5月11日(土)、京都河原町三条下るLive House『DEWEY』にて👻『ザッパニモヲ 💐母の日LIVE』午後5時開場、6時開演。3500円👽筆者の語りあり。
●今回は初めての別会場での、そしてザッパ/マザーズの結成日である1964年の「母の日」から60年という節目における、ザッパニモヲの演奏です。チラシ画像はここ。恒例の手製のお土産をくじ引きで配布します。

●京都ドイツ文化センターでの蔵書放出
京都ドイツ文化センターにたまに行くようになって20年以上経つ。数年前だったと思うが、関西ドイツ文化センターと改称された。それがいつの間にかまた京都と大阪とに別れた。



大阪のドイツ文化センターには行ったことがないが、関東に対しての関西という呼称はあまり歴史があるものではなく、関西ドイツ文化センターと呼び名が変わったと知った時は少し奇妙な感じがした。関西が一体どこまでを指すのかよくわからないからでもあった。「関西」の「関」は関が原のことであるから、そこから西全部、すなわち西日本を関西と呼ぶのであれば、九州や四国も関西となって、これは少しイメージが違うのではないか。九州や四国の人も大阪や京都の関西とひとまとめに呼ばれることには抵抗があるだろう。また関西を近畿、あるいは京阪神と規定するのも何だかよけいなことに思う。近畿や京阪神というしっかりと限定的な地域を指す言葉があるのに、なぜわざわざ関西と言わなければならないかだ。つまり、関西はかなり曖昧な言葉で、関西に住んでいる者でも実体がよくわからないままだ。関東は元は上方が蔑称の意味合いも少なからず込めてつけた表現と思うが、地位の上がった東京中心の関東を相手に、「関西」とはその意味からして関西自身が自らを卑下して生み出した用語であると言ってよい。こんな用語は関西には不要で、大阪は大阪、京都は京都であるのがよい。つまり、ドイツ文化センターがまた昔のように京都ドイツ文化センターと大阪ドイツ文化センターに分離したのは全く妥当な処置だ。
 京都と大阪は隣同士であっても全然違う国と言ってよい。お互いに一緒にされてたまるかという気持ちが内心あって、これは関東の人にはなかなか理解しにくいかもしれないが、それだけ独立心旺盛なのだ。筆者は大阪に生まれて20数年住んだので、大阪人と言えるが、京都に住んだ年月の方が長くなってしまい、半分はもう京都人だろう。だが、なかなか京都には馴染めないと言うか、大阪の雑然とした場所に行けば何だかほっとする。ところで、大阪のおばちゃんと言えば、TVではオバタリアンの代表で、えげつない言葉を平気で使用する怪物的存在に思われているが、大阪のおばちゃんは好きだ。毎日谷崎の『細雪』を読んでいるが、そこに登場する大阪の船場言葉は実によい。大阪人でなければその字面からどういうイントネーションの言葉が浮かび上がるのかはなかなかわかりにくいと思うが、文字にしにくい大阪の言葉を谷崎はとてもうまく表現している。大阪弁を文字にするとどうにも間が悪くなり、また内容が伝わりにくくなるのに、『細雪』で語られる言葉はみな無駄がなく、そして品があり、TVにコマーシャルに登場する大阪のおばちゃんの言葉からみんなが想像するようなものとは全然違う情感を伝える。だが、本当は大阪のおばちゃんも『細雪』と同じ言葉を使っているのだ。それなのに、なぜ『細雪』が上品で、大阪のおばちゃんが下品の代表のように見られるかと言えば、ただ昨今のTVが面白がって大阪の下品さのみを誇張しているからだ。そして、それをまた仕方ないなと半ば諦めている自虐的な大阪人も悪い。大阪は決してそんな柄の悪い一面だけでひとくくりにされる場所ではない。にもかかわらず大阪人自身がそれ見られてもかまわないと開き直っているところがある。それは大阪人同士ならば伝わる思いであっても、無粋な他県の人々にはわかってもらえないから、もういい加減大阪人が柄の悪さのレッテルを自慢するのはやめた方がいい。『細雪』には4人姉妹の長女が一家揃って東京の渋谷の道玄坂に転居する下りがある。戦前はそのあたりは場末の安普請の家が立つような場所で、大阪のど真ん中の歴史あるところからそんな場所に引っ越した家族はつくづく大阪を懐かしむ。殺伐とした東京よりはるかに大阪がよいと言うのだが、それは案外谷崎の本音であったかもしれない。
 また、次女は結婚してからは芦屋に住んでいるが、それでも使う言葉は大阪弁であって、神戸の言葉ではない。神戸弁はまた大阪の船場言葉とは違い、大阪人が聞くとちょっと荒いところがある。上流階級が住む地区の代表のように思われている芦屋に住む次女夫婦も結局は育ったのが大阪市内で神戸の言葉を使わないところが面白い。神戸は神戸でプライドがあって、京都と大阪と一緒にしてほしくないであろうが、全くこの京阪神地域はごく狭い範囲によくぞこれだけ違う言葉と文化がひしめいているものだと思う。ここに古風なままの奈良を加え、さらに熊野や南紀も足せば、もうこれら一体となった地域は、日本のどこにも行かないでも何でも事足りる状態にあると思うが、そういう多様な文化の蓄積にあまり関心のない人は簡単に外国に移住したり、別段他の地域でも変わりはないと思うのだろう。アメリカに長年住んだ人が、ついにその文化の浅さに耐えられなくなり、死ぬのはやはり日本ということで、結局また引き上げて来たという話を何かで読んだことがある。これは大いに理解出来る。メイドを雇って気楽に、そして日本にいるよりもっと豪勢に暮らせるとしても、そして仮に言葉が十分通じたとしても、わざわざ年老いて慣れない外国へ移住する気持ちは筆者にはわからない。広い家に住んで、家事などしなくて済むことがそれだけ人生において魅力的だろうか。話がえらくそれてしまった。大阪のおばちゃんに戻そう。大阪のおばちゃんもいろいろのはずだが、筆者が言いたいのはその言葉だ。東京の言葉をよそよそしく感じると言えば偏見と言われるだろうが、それでも大阪弁を話す女性はそれだけでかわいらいし印象がする。それが関東出身の若い美人であればなおさら大歓迎で、東京の言葉がたどたどしくもいつの間にか大阪弁を話すようになっているといった様子に遭遇すると、それだけで魅力が倍増して見える。また『細雪』に戻るが、4人姉妹がみんな東京の言葉を話していたとしたら、あの小説は成立しなかった。豪華なキモノやあるいは京都での花見のシーンなど、みんな上方ならではのどっしりと安定した美を伝えている。筆者のように、『細雪』に登場する京阪神のどの場所でもすぐにどういう空気が流れているか想起出来る者が読めば、なおさらその小説の世界にどっぷりといい気分で浸ることが出来る。前振りが長くなってしまった。次から本論。
 京都ドイツ文化センターからは以前はよく封書が届いた。毎月1回程度であったと思う。同センターで開催される催しの案内チラシがいろいろと封入されていて、それを見て映画や展覧会に出かけた。3、4年前、アンケート用紙が入るようになった。経費削減もあってのことと思うが、案内を電子メールに切り替えてほしい人はその旨を伝えてほしいとあった。そのうちネットを始めたこともあって、ついにメールによる情報送信を希望した。そのためぱたりと封書は届かなくなった。紙に印刷してそれを封書で送る手間を考えると、電子メールはほとんど無料で済む。同センターのホームページを「お気に入り」に登録しておいて毎日確認すれば、いつでもどういう催しがあるかわかるようなものだが、案外ホームページはそういつも開かないもので、やはりメールが届けられて新情報に辿り着く方がよい。同センターのどんな催しにも出かけることはない。むしろ出かけるものの方がはるかに少ない。そして、楽しみにしているものに年1回開催される蔵書の放出がある。これは4年ほど前に最初にあった。その時、今後当分は開催されないとあったと思うが、どういうわけか毎年11月のある1日に必ず開催されるようになった。毎年それだけ処分すべき蔵書が溜まるということなのだろう。午前10時の開館なので、なるべくその時間に合わせて毎年出かけるが、本の獲得は早い者勝ちだからだ。本やCDは1点200円で、無料の雑誌も多い。去年だったか、無料のアート誌が数百冊もあった。どれも面白い内容であったが、持ち切れないので数冊だけもらって帰った。あまったものは翌年に回されるのではなく、別のところでもう一度出して、そこでも捌けなければ処分すると聞いた。古書販売の場所となるホールは、いつも映画が演奏会も行なわれる1階の広間で、学校の教室ふたつ分程度の面積だ。そこに5、6つのテーブルが置かれ、文学や芸術など、ジャンルに分けて本が並べられる。大半はドイツ語の本だが、新本も含まれ、中には日本で出版された真新しい贈呈本もある。定価3000円以上するものでも200円の安さであるから、あまり関心がなくてもつい買ってしまう。開館直後に行くと来ている人もまばらで、好きな本を確保し放題だが、これが1時間ほど遅れるとめぼしいものがなくなっていたりする。
 今日はその古書販売の日で、これは2、3週間前から送られて来たメールでわかっていた。そして予定表にしっかりと記入しておいて、昨夜は少し早めに寝た。深夜3時過ぎまで起きていたら、朝10時に同センターに着くためには睡眠がかなり少なくなる。自宅から1時間は最低かかるからだ。センターのホームページは洒落たデザインだが、文字が小さくて地味めであるので、この蔵書放出の情報を知っている人はさほど多くないと思う。センターは荒神口のバス停から歩いて5分弱だが、今日はバスが四条烏丸あたりから動かなくなった。何が原因かと思っていると、青と白に塗り分けた警察バスが交差点のあちこちに10台ほど停まっている。四条河原町を過ぎ、河原町通りを北上しても同じ形のバスがあちこちに見え、数えたところざっと40台はあった。これは異常な光景で、まるで戒厳令下にある雰囲気だ。荒神口で降りて鴨川に向かう途中、そのバスから若い男性が数十人もぞろぞろと出て来る場面に遭遇した。言葉が茨城訛りであることがわかった。空にはヘリコプターが2台ほど騒々しく飛んでいる。近日中にアメリカのブッシュ大統領が京都に来るというので、過激派などの動きを封じ込める目的で日本全国から警察官が応援に来ているのだ。それにしても物々しい雰囲気はちょっとやり過ぎの感じがあった。今日は大統領はやって来ないはずだが、一体何日前から用意しようと言うのだろう。警備の費用も大変なものであろうが、アメリカの大統領だけは破格の扱いで、天皇陛下が京都に来る時でもこれだけの警備はない。アメリカ大統領は天皇陛下より重要と言うのであろうか。そんなことを考えながらそそくさと文化センターを訪れると、もう10数人が本を漁っているのが見えた。中には20分ほどいただろうか。両手にずっしりと合計20キロ分ほど買った。5000円近くした。あまりに重いので、係の女性は宅配便で送りましょうかと言ったが、その費用も馬鹿にならないので、とにかく持って帰ることにした。だが、紙袋に入れてもらって両手に振り分けても10キロずつで、これではほとんど身動きが取れない。それで荒神口のバス停までまたどうにか戻り、そこでバスに乗って妹の家まで行った。妹の家はバス停を降りると徒歩1、2分のところにある。妹の家に置いてもらい、今日はその後また工芸繊維大学まで展覧会に行くことに決めていたのだ。それでそのとおりに実行したが、今日観た展覧会についてはまた後日書く。
 仕入れた本はみな妹の家に置いたままで、今手元には1冊もない。今回は大きなポスターが大量に置いてあって、みな無料であったので、20枚近くもらった。本当はもっとほしかったが、いくら無料とはいえ、後から来る人もあるので、全部かっさらうのはよくない。また、車を横づけしない限り、全部持って帰ることなど不可能だ。特に美術館や展覧会展関係のポスターは日本では入手出来ないもので、その中の何枚かは以前からずっと同センターの地下の部屋などでかかっていた。それを見て、「いいポスターだなあ」と思っていたもので、ともかく意外な形で入手出来てよかった。サイズが大き過ぎて自分の家では飾れないが、たまに引っ張り出して見るのもよい。とはいえ、ほとんど見る機会もないかもしれない。その他本をたくさん買ったが、みな珍しいものだ。ほかでは入手しにくいものが多い。ドイツから直接持って来られたものがほとんどで、日本の書店や図書館では絶対に目にしないものと言ってよい。洋書専門店に行けば入手も出来るだろうが、そんな暇はないし、価格を考えても手が出ないものが多い。分厚くて重いものでも1冊200円、あるいは場合によっては無料であるから、センターとしては儲け度外視だ。ま、放出される本は結局はしかるべき人しか興味がないであろうから、200円でも高いと思う人は多いだろう。ドイツ文化センターの役割そのものがそうかもしれない。どのくらいの人がこのセンターをよく訪れて、催しに関心があるのか知らないが、いつも大勢の人で溢れているということはない。それこそ興味のあるごく少数の人だけのものであろう。それでもドイツが国費をもって地道に自国の文化をこうした機関で伝えて行こうとしているのはさすがだ。日本も同じようなことをヨーロッパやほかの諸国で行なってはいると思うが、世界中にあるドイツ文化センターほどの規模ではまずないはずだ。豊かな国である証拠が本当はこうした広報機関の充実にあると思うが、日本の政治家はそんな考えはしないのかもしれない。今回の係の女性は初めて見る若い人で、ドイツ語をはっきりと流暢に操って館長らしき人にいろいろと聞いていた。その女性に支払いを済ませると、すぐに傍らに何十枚も重ね置かれていた大判の風呂敷3枚を本と一緒に袋に詰めてくれた。「2000円ごとに1枚これを差し上げています。たとえいらないと言われても持って帰ってきいただきますからね」と半ば冗談で話しかけて来たが、この風呂敷は今年と来年の「日本におけるドイツ」の一連の催しを記念して特別に作られたもので、ドイツの国旗の配色を素材にしたうすい生地のスカーフ状のものだ。正確にどんな模様かは広げていないのでわからない。まだ妹の家にそのまま置いてある。日本で染めたものかどうか知らないが、1冊200円でも安いと思っているのにこんなサービスまでついていて、また来年も絶対に行こうという気になる。
by uuuzen | 2005-11-12 23:57 | ●新・嵐山だより
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