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●東北太平洋沖大地震から4年
のようなかすかな色がついているティッシュの山を毎日パソコンの前に築いているが、今日は特にひどい。じっとしていると、鼻の穴からぽたぽたと洟水が滴り落ちる。目頭が痒くて眠っている間も掻いている始末で、家内曰く、人相が変わってしまった。



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花粉の飛散が収まって筆者の顔が悲惨な状態から脱出出来るのはいつのことか。花粉アレルギーを抑える注射があるらしいが、病院に行くのは嫌だ。それに面倒臭い。我慢すればそのうち花粉は飛ばなくなるから、せいぜいティッシュの山を築くつもりだが、そう言えば去年は柔らかいティッシュを1箱買った。それならば鼻の穴に優しく、ただれる心配が少ない。そう言えば、もう鼻の穴の淵が切れていて、これは洟汁に入っている塩分のせいか、それとも黴菌かなどと考える。黴菌で思う。鼻が詰まっているので眠っている間は口で息をするが、そのため、目覚めた朝は口の中がすっかり乾いている。口で息をするのは黴菌が体内に入って特に肺にはよくないそうだが、花粉で鼻がやられてしまってはどうしようもない。それはそうと、花粉は人間で言えば精子だ。それが空気中に飛び交うのは、男としてはあまりいい気分ではない。では女性はどうかと言えば、そんな馬鹿なことを考えないだろう。精子が空気中に飛び交っては、出歩くだけで妊娠してしまいそうだ。話を最初に戻す。膿からの連想だ。まず海だ。津波を舐めると塩 辛いだろう。だが、本当はそうではないような気がする。今日は東北太平洋沖大地震から4年に当たり、先日から震災関連の番組がTVで目立つが、家内が2日前に言ったことが心に強く残った。津波の色だ。真っ黒らしい。そのため、それに人間が飲み込まれると、姿が一瞬で見えなくなるそうだ。飲み込まれた人も一瞬で暗闇の中に入ったように思い、次の瞬間、塩辛さとゴミが混じった味を感じた後、すぐに気を失ってしまったであろう。20年ほど前か、八卦見で筆者のことを占ってもらったことがある。筆者の守護色は水と言われた。水には色がないので、色彩で言えば黒と思えと言われた。だが、黒い水とは津波のことではないか。昨日書いたが、「風風の湯」では毎週火曜日に露店風呂の色が変わる。驚いたことに、墨を混ぜたような真っ黒の日があった。黒いので湯の中が見えない。チョコレートの香りとのことであったが、それなら焦げ茶色であるべきだろう。ブラックチョコのつもりであったのか。それはともかく、津波に飲み込まれかけた人なら、その湯船に入ることを嫌がるだろう。湯であるからまだましだが、黒い水は津波を思わせる。そう言えば先月1日に感想を書いたヘルツォークの『バッド・ルーテナント』は映画が始まって間もなく、黒ではなく、焦げ茶色の洪水が監獄を水没させる場面がある。ヘルツォークはその色にこだわった。環境に優しい何かで色づけすることを思い、コーヒーを大量に使った。それはともかく、ハリケーンによって引き起こされた洪水の色は津波と同じように暗く濁っていて、ヘルツォークはそのことに感じ入ったようだ。波はきれいなはずで、そうであるからサーフィンを楽しむ人がある。それが津波となると、人間世界のあらゆるものを飲み込むから黒くなる。ということは、人間を色で形容すれば黒ということになる。では人間がこの世にいなかった時代の津波は黒くなかったのかと言えば、土を巻き込むから、土の色と同じになったはずだ。土の色は赤や黄などさまざまであるから、黒とは限らない。どうでもいいことを書いているが、津波が黒で、その中に飲み込まれたものは外が見えないし、また外から津波を見ている者にも津波の中は見えない。津波はブラックホールみたいなものだ。実際飲み込まれた後、それがどこへどう移動したのかわからず、今なお見つからない遺体がある。物はもっとだ。
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 先日TVに地震を予知出来る日本の測量学者が出演していた。そのことをその放送の数日前にネットで知っていたので最後まで見なかったが、地震学者ではない人が自分の専門から地震を予知出来ると考えたことは面白い。おそらく地震学者のほとんどすべてはその学者を評価しないだろう。専門分野以外の人間が勝手なことを言うなという、嫉妬心が必ず湧き起こるからだ。その測量学者の考えは、日本の100数十箇所に設置しているわずかな地表の動きでも察知出来る機器のデータを毎日集め、それを大型コンピュータで解析するもので、大地震が近くなると、普段よりもその機器の揺れが大きくなる。ただし、近日中に大地震が来るとはなかなか発表出来ないらしい。それはわかる。外れれば恥をかくといった考えも多少はあるだろうが、それよりも大地震が来ると言うのは大勢の人を避難ないしそのための準備をさせることであるから、予定した日に地震が生じなければ経済的には大損失となる。必ず当たるのであればいいが、まだそこまで研究は進んでいない。ただし、ここ10回ほどの大地震は全部予想どおりであったらしい。そうなれば今までの地震学者は商売上がったりで、その学者に呪いをかけているかもしれない。筆者が面白いと思ったことは、今までの地震学者が考えなかった方法によることだ。専門家の考えが正しいとは限らない。別の専門家が全く新たな考えを持ち出したところ、うまく説明がつくということはどのような分野にもあるのではないか。そういう柔軟な発想や考えは専門の学者ほど出来ないのだろう。それはともかく、地震大国の日本から正確な予知が出来る学者が出てほしいものだ。震災から4年目にその学者のニュースはなかなか明るいものでよかった。その反対にバッド・ニュースかもしれないが、今日家内が言うのは、津波に遭った地域で高台に集合住宅は出来たはいいが、買い物その他にあまりに不便で、入居者がとても少ないそうだ。それでまた元の場所、津波にやられてしまう地域に住みたがるが、それは自由なのだろうか。それでまた大地震があれば、また大勢の人が死に、生き残った人たちは相変わらず同じ場所に住みたがる。どうせ100年ほどは大地震は起こらないと高をくくっている。それでは国費を使って巨大津波があっても大丈夫なように工事をいろいろとしていることは無駄ではないのか。そこで自己責任という声がなぜ出ないのか。ひとりやふたりが死ねば自己責任と言われるが、何千、何万単位になればそうは言われない。それはさておき、4年経っても当時のままに残されている地域がまだまだあり、仮設住宅暮らしの人もいる。4年経てばみんなの関心が薄れて行くが、それは仕方のないところがある。年月の経過とともに記憶は遠のく。それは、どの人にも新たな問題が次々に起こるからでもある。震災に遭った人はこれからも少しずつ生活を改善して行くが、完全に元どおりになることはない。家族の誰かが震災で死んだ場合はなおさらだ。震災に遭っていない筆者でも津波が黒い水と聞くと、ぎくりとする。現地に住んでいる人はそれがもっとだ。それでも人は生きて行かねばならないし、生きて行くことは目の前の山を越えることで、越えた後にまた山があることを知っている。今日はどのような写真を使おうかと昼に考え、西京図書館に行く用事があったので何かに出会うかと思ってカメラを持って出た。「健気な冬薔薇、アゲイン」のその後の様子を撮影するのもいいかと思ってそれが咲いている場所に着くと、カメラの電池が切れている。2か月ほど前に100円ショップで買ったのに、安物はさすがにすぐに消耗する。4本の単3電池を外してジーパンのポケットに入れた。体温で暖まると1,2枚は撮影出来ると思ったのだ。図書館に着く寸前、「健気な冬薔薇、アゲイン」と同じ品種の薔薇を見かけた。しかも背丈や花の数もそっくりで、同じように陽がよく当たる場所だ。帰りに撮ろうと思ってそうしたところ、電池は多少回復したものの、すぐにまた表示しなくなった。それで多少希望の象徴になるかと思った健気に咲く冬薔薇の写真を載せることが出来ない。そこで考えたのは、今年元旦の写真だ。それの残りがある。3枚載せるが、最初は去年10月4日、2枚目は11月12日、3枚目は12月21日だ。元旦に書いたと思うが、この畑の山の連なりにセグロセキレイがよくいる。それが山の裾から頂上へと登り、そして下山してまた次の山に登るということを繰り返す。人間も同じで、裾を迂回すればいいではないかと言う人があるだろうが、そんな知恵の働く人でも、人生には必ず山があり、それを越えたかと思うとまた目の前に見えている。筆者の目下の山は花粉で悩まされていることだ。早くその山が過ぎ去ってほしい。過ぎ去ってもまた来年の今頃は同じことを思っている。
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by uuuzen | 2015-03-11 23:59 | ●新・嵐山だより
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