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👽💚🐸🐛🍀📗🤢😱5月11日(土)、京都河原町三条下るLive House『DEWEY』にて👻『ザッパニモヲ 💐母の日LIVE』午後5時開場、6時開演。3500円👽筆者の語りあり。
●今回は初めての別会場での、そしてザッパ/マザーズの結成日である1964年の「母の日」から60年という節目における、ザッパニモヲの演奏です。チラシ画像はここ。恒例の手製のお土産をくじ引きで配布します。

●オイル交換機
統立っていない状態を混沌と言うが、混沌を自称するものをよく見ると、系統立てることが出来る場合がよくある。筆者の3階の部屋はあまりにも乱雑になっている。



その気になればどれもしかるべき場所に収めることが出来るので、部屋の中の状態は混沌といった状態ではなく、ただの散らかり放題で、掃除嫌いであるに過ぎない。先日紹介した東山三条の「カオスの間」は、部屋の中がさまざまな物で混沌としていることでその名前がつくられた。だが、そこにある物は砂本さんが好きなものばかりで、それらを順に見て行くと、氏の趣味が反映していて、それは系統立っているように見える。好き嫌いで選ばれた物ばかりであるから、それは当然で、「カオス」と言いながら、整理が行き届いている。氏のその部屋がザッパのアルバム『バーント・ウィーニー・サンドウィッチ』のジャケットに見える奇妙なアッサンブラージュそっくりで、西村良子さんの生け花の個展の中日に出かけた時、筆者はザッパの同アルバムの紙ジャケCDを持参し、そのジャケットを砂本さんに見てもらった。そのことは先日書いた。同個展に同アルバムをBGMで流しても、筆者は部屋の様子にぴったりと思ったが、バッハの『ゴルトベルク変奏曲』のピアノ演奏のCDを流し続け、案外氏はカオスよりも古典的な美が好きであることを悟った。だが、あまりにもザッパの同アルバムのジャケットそっくりなオブジェに満ちるその部屋に『バーント・ウィーニー・サンドウィッチ』を響きわたらせるのは、似合い過ぎて面白くないかもしれない。筆者は想像の中でそれを試し、それで満足した。それはいいとして、今日書くことは家内とその部屋に行くまでに見かけた「オイル交換機」についてだ。『バーント・ウィーニー・サンドウィッチ』が発売されたのは1970年で、当時日本盤は発売されず、輸入盤を買うしかなかった。LPはずっとそうで、同アルバムの日本盤が作られたのはCDになってからだ。筆者はLPを2枚持っていた。1枚は中古レコード店に売ったか、誰かにあげた。もう1枚の中袋の写真を今日は載せるが、ベージュ色と焦茶の2色刷りとなっている。手放した方のそれは白い紙に黒一色で刷られていた。そのほかは何も変わらない。どちらが最初に作られたものかはわからないが、筆者は黒一色の印刷の方を先に買った。ま、それはどうでもよい。その中袋は両面印刷で、どちらにもザッパとマネージャーのハーブ・コーエンがマイクの前で並んでいる写真が使われているが、片面のみ奇妙な機器が白抜きで大きく印刷されていて、その説明がなされていない。だが筆者はそれを見てすぐに何であるかがわかった。その実物を毎日のように見ていたからだ。
●オイル交換機_d0053294_1203034.jpg

 それはガソリン・スタンドにあった。学生時代、筆者は家の近くのそこでアルバイトをしばらくしていた。車を洗ったり、ガソリンを車に入れたりする。洗車場の近くに高さ1メートル少しある、ポンプ式のオイル交換機があって、それがたまに車のオイルを吸い取っていた。てっぺんにガラスのドームがあり、その中に噴水のように油が上がって来る。ザッパの音楽を聴くようになったのはそれから何年か経ってからだが、輸入盤の中袋だけではなく、ザッパが設立したレコード会社のロゴ・マークやレコードのレーベル面にもオイル交換機がデザインされていることが面白く、また不思議であった。レコード会社名は「BIZARRE」であるので、オイル交換機が普通の人には「奇妙」に見えるからなのだろうと思った程度で、深く詮索しなかったし、またそうしても理由がわからなかった。それが氷解するのはもっとザッパの音楽を聴いてからだ。たとえばザッパは1976年の来日公演で「ガソリン・スタンドで働くのは辞めてしまえ」という曲を歌ったが、もう少し後年には『ジョーのガレージ』と題するアルバムで、自動車を整備して顔が油で真っ黒になったような自分の顔をジャケットに載せた。ザッパは自動車整備士は運転手という職業に就くことを最悪と思っていたようで、音楽家として一生過ごすことに成功したのは、幸運であったというより、努力の賜物だろう。誰でもいやな仕事はしたくない。だが、何をしていいかわからない人も多く、ガソリン・スタンドで働くのは手っ取り早いかもしれない。そこで働くと、すぐに体に油の臭いが染みつく。それで筆者の場合、毎日風呂券を1枚もらえた。帰りに銭湯に入って行けというわけだ。筆者がアルバイトしていたガソリン・スタンドはかなり流行っていたが、従業員の中にひとりだけ目つきの非常に悪い、半分やくざのような男がいた。それが筆者を目の敵にしたが、店長やそのほかの人にかわいがられたので、どうにか我慢して働いた。「ガソリン・スタンドで働くのは最低」と、母によくこぼしたが、結局筆者もザッパのように好きなことだけして今まで生きて来た。嫌いな対象を持つと、進むべき道がわかる。
●オイル交換機_d0053294_1211861.jpg

 ガソリン・スタンドでオイル交換機を見た時以降、その実物を見たことがなく、数年前、家内の中学生の頃からの友人で、ガソリン・スタンドを経営していた女性に、前述のアルバムの中袋を見せて訊いた。「この機械、何かわかりますか」「さあ?」「オイル交換機です」「こんな形は初めて見ました」「60年代のものですからね」「もうどこにも残っていないでしょう」「今のものは形がかなり違いますか」「全然似ていませんね」 そのことで筆者は諦めた。まさかネット・オークションでその60年代の手動ポンプ式のものが出品ことはあり得ないだろう。特殊な機械で、またかなり油まみれになっているはずだ。だが、ザッパが自社レーベルのロゴに使ったほどのものなので、その実物がどこかで見られることは嬉しい。砂本さんがどこかで見つけてこないかなとも思うが、まさか骨董品の競り市で誰かが持ち込むことも考えにくい。そのレトロな型ではないが、おそらく最新型にちかいものを、「カオスの間」に向かって歩いている時に見かけた。場所を言えば御池寺町の近くのガソリン・スタンドだ。黄色の落ち葉がたくさん散らばる歩道の際にそれが置かれていた。10メートルほど接近した時にそれがオイル交換機であることがわかった。近寄って確認すると、胴体に「OIL CHANGER」と印刷してある。筆者が嬉しかったのは、手動ポンプ式ではないが、おおよその形はザッパのレーベルに使われたものと大差ないことだ。日本製のようで、他国製も似たような形だろう。どのガソリン・スタンドでも必需品のはずで、日本に数万台はあるかもしれない。そしてここ10,20年はガソリン・スタンドは次々になくなって来ているから、廃品となったものも多いだろう。ということはネット・オークションに出て来る可能性がないではない。だが、このような機械をオブジェとして部屋に飾りたい人はまずいない。今のものはただの箱といった感じで、ザッパの会社のロゴにある奇妙さが足りない。混沌の奇妙さは愛好されなくなり、今は何事も整理されたわかりやすさが求められる。話は変わるが、自動車のオイルを交換するのは、機械部を円滑に作動させ、その寿命を延ばすためだ。オイルは人間で言えば血液のようなものだ。人間の血を総入れ替えする話は、ローリング・ストーンズのキース・リチャードにあったのではないか。腎臓が悪くて人工透析をしたという話ではない。麻薬で血が汚れたためであろう。それはどうでもいいが、人工透析の機器はオイル交換機と原理は似ているのではないか。古くなったものを抜き取って新しいものに置き換える。今日筆者は電車の中でそんなことを漠然と考えた。というのは、もう12月で、来年がすぐであるからだ。今年は何をしていたのだろう。来年こそは心機一転となりたいものだ。そのためには、オイル交換のように、今年やり残した仕事をすべてきれいに終え、新しい気力を体内に注がねばならない。それには、まず乱雑な部屋を片づけることだ。
●オイル交換機_d0053294_1205913.jpg

by uuuzen | 2013-12-01 23:59 | ●新・嵐山だより
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