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👽💚🐸🐛🍀📗🤢😱5月11日(土)、京都河原町三条下るLive House『DEWEY』にて👻『ザッパニモヲ 💐母の日LIVE』午後5時開場、6時開演。3500円👽筆者の語りあり。
●今回は初めての別会場での、そしてザッパ/マザーズの結成日である1964年の「母の日」から60年という節目における、ザッパニモヲの演奏です。チラシ画像はここ。恒例の手製のお土産をくじ引きで配布します。

●飾り馬を求めて、その10
石を久しぶりに使った。そう言えば9月25日の天神さんの縁日では砥石だけを売っている露店商がいた。そんなことで商売になるのだろうか。砥石ファンがいて、家に100や200個は持っている人がいるかもしれない。だが、伏見人形好きよりうんと数は少ないはずで、砥石だけを売って生活出来るとはとても思えない。



●飾り馬を求めて、その10_d0053294_1395148.jpgそんな謎に遭遇するのが弘法さん、天神さんの縁日で、かつて伏見人形を探し、またほとんどそれが売られていないことがわかった筆者もたまには出かけてみるのがよい。長老格のSさんと9月の天神さんで会った時、今どう生活しているのかと質問されたが、答えに困った。筆者は遊び人に見えているのだろう。そんなことで生活は大丈夫なのかという心配だ。それを言えば、弘法さん、天神さんに訪れる大半の人はさして用がないはずで、つまりは遊びではないか。そうそうSさんには質問に曖昧に答えながら、「飾り馬」を探しに来たことを行った。そしてSさんの倉庫にはないかと訊くと、「天神さん」はたくさんあるが、「飾り馬」はないと即答された。大量の骨董品が在庫中であるのに、何があって何がないかがわかっているのだ。それが商売人というものだ。筆者は同じ本やCDをたまに買ってしまうので、プロとは言えない。それでSさんと同じように露店をすることは無理で、客専門だ。その客がSさんには時に不思議に見え、筆者の場合はどのようにして生活出来ているのかという質問になる。それほどに筆者は脳天気に見えているのかもしれない。もっと必死な顔をすべきだ。そうそう、必死で言えばここ10日はそうであった。この「飾り馬を求めて」を初めて今日で10日になるが、雌型から抜いて貼り合わせた「飾り馬」は自然乾燥させた後、小刀類で削りの仕上げに入った。これが予想外に難航し、これを書く今、まだ2個が残っている。つまり、10日で14個しか出来なかった。1日1個半だ。1日当たり16時間は作業している。必死だ。これほど必死になったことは数年ぶりかもっとだ。朝から深夜まで没頭し続けで、ネット・オークションで買った体重計で昨日量ると、ここ2週間ほどで2kgほど痩せた。睡眠が短く、またあまり食べないようにしているので当然だ。それでもさほど苦痛でないのは、削りの作業が好きなのだろう。
●飾り馬を求めて、その10_d0053294_140111.jpg

 昨日書いたように、乾燥の過程で凹みが生じる場合がある。その反対に出っ張る箇所もある。生乾きの時に凹みに気づくと、腹の小さな穴を開け、そこから直径5ミリほどの棒を差し込んで凹み部分を押す。その作業で半分くらいはうまく行くが、押し過ぎてひび割れてしまう場合もある。それがひどい時は昨日の最初の写真のように「屠る」ことをしてしまう。内部の乾燥のために、腹には直径3ミリほどの小さな穴を開けるが、これは丹嘉の「飾り馬」がそうなっているし、ほかの大きな伏見人形ではみなそうだ。凹みを直すために棒を胴体内部に突っ込むと、その穴は1センチ以上の大きなものになってしまう。それでも粘土がまだ柔らかいので小さくすることは出来る。凹みが出来るのは、たぶん肉厚が少ないからだろう。全体に万遍なく8ミリ程度に土を詰め込めば収縮は全体に生じて、形が歪むことはないだろう。16個のうち、最初に型抜きしたものが最も形が安定した。これは肉厚を充分に取ったからだ。10kgの粘土で何個作られるかわからず、また素焼きで割れたりすることも考慮して、次第に土をけちって詰め込むようにした。最初はCDケースの厚みの8ミリ程度であったのが、数個目には指で薄くならしておそらく5ミリ程度の厚みにした。そういうものが凹んだ。これは経験を重ねないことには適当な具合がわからないことを示している。それはいいとして、普通は作るほどに手慣れるのに、筆者は出来る限り厚みを薄くしたいとの無謀な考えから、土を扱う要領は慣れたのに、貼り合わせた「飾り馬」はしだいに出来が悪くなった。そして、これからうまくなるというところで16個を貼り合わせた。最初に作ったやや厚めのものと同様に作業を進めると、おそらく14個か13個になったのではないか。10個出来ればいいので、それでもよかったが、欲が出た。16個ならば、10個を九州のFさんに送り、1個を自分用、残りを親しい人にプレゼント出来る。そう考えた。土をまた買えばいいようなものだが、もう16個はとても作る気になれない。その時間もないし、気力もない。それに素焼きがいつでも出来る状態にない。
●飾り馬を求めて、その10_d0053294_1402551.jpg

 削りの作業が1個当たり10時間ほどもかかっているのは、自分でも信じられない。手を加えない箇所はなく、すべてを削り直し、また溝は深く彫り直している。「エッジを立てる」と言えばいいか、削り作業が終わった「飾り馬」は乾いた粘土には見えず、石のように硬質だ。実際はちょっとしたことですぐに欠けてしまうので非常に脆いが、見た目の雰囲気は「硬い」。それはどの箇所にも小刀の刃を当てたからだ。そのまま素焼きすると、焼き上がりは伏見人形らしくないだろう。丹嘉の「飾り馬」を見ると、絵具で覆われているせいもあるが、どの箇所も丸みを帯びている。別の言葉を使えば「鈍い」。それが伏見人形の温かさにつながっている。だが、手に取って凝視しないことには、絵具の下の彫りの文様が見えないでは、原型を作った人の思いが反映されていない。原型はまさに彫刻作品であり、どのエッジも鋭く立っている。箆仕事に命がこもっていると言うか、原型は見事に繊細に出来ている。この原型から雌型が作られ、そして型抜きすると、二度複製過程を経たことになって、鋭いエッジはどうしても鈍くなってしまう。型の宿命と言ってよいが、本当は原型と同じものが商品として提供されるべきで、原型より鋭さが劣る商品としての人形は、「どうせ原型からの複製ですから、多少形が鈍くなっているのは仕方がなく、それが味と思ってください」という、作り手の甘えにも思える。筆者が参考にした丹嘉の「飾り馬」は、馬の下半身を巻く「回し」の縦筋が半分以上消えている。それは型から抜いたままで、半乾きの時に全体に「削り」作業を施さなかったためだ。3000円台の量産商品ではそれは仕方ない。筆者のように1個の削り作業に10時間もかけていれば、1個万単位の価格になってしまう。それはさておき、一方ではこんなことも思う。昔市民アトリエの陶芸教室で学んだ時、先生は箆を入れ終わって整形が完成した茶碗などに、濡れ布巾で全体をそっと撫でるとよいと言いながら実例を示した。削り作業が終わった状態のままではエッジが立ち過ぎている。それで全体を湿らすことでやや丸みを帯びさせようというのだ。それにいくらていねいに削っても、刃物のかすかな跡が見える。それを消すには湿り布で一回だけ撫でるとよい。そうして乾燥させると、手の味とは違う、見事な、自然の丸みが出ている。筆者は削り作業を終わった「飾り馬」にその作業を行なうべきかどうか迷っている。10時間もかけているのであるから、満足行く仕上げにはなっているが、そのまま素焼きした時、仕上がりがどうなるのか多少心配している。あまりエッジが立っていると、欠けやすさを連想する。それに心温まる伏見人形に鋭さは似合わないだろう。だが、せっかく10時間もかけたものを、全体をうすく濡らせることでまた型抜きしたままに見えるような「鈍い」状態に戻したくない。それはさておき、砥石で先ほど磨いたのは、削りの整形作業に使っている刃物類だ。1年ほど前か、篆刻用に買った3本のほか、2本を使っているが、最初はその重みだけですっと削られるほど鋭かったものが、乾いた土がしだいに刃を磨滅させ、1個仕上げるのにますます時間がかかるようになった。それで重い腰を上げて思い切って研いだ。また切れ味が戻ったので、最後の2個は明日中に仕上げが完成する。
by uuuzen | 2013-11-11 23:59 | ●新・嵐山だより
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