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👽💚🐸🐛🍀📗🤢😱5月11日(土)、京都河原町三条下るLive House『DEWEY』にて👻『ザッパニモヲ 💐母の日LIVE』午後5時開場、6時開演。3500円👽筆者の語りあり。
●今回は初めての別会場での、そしてザッパ/マザーズの結成日である1964年の「母の日」から60年という節目における、ザッパニモヲの演奏です。チラシ画像はここ。恒例の手製のお土産をくじ引きで配布します。

●バス停「江名」
好きな人には漁港はたまらなく魅力的だろう。昔友人が新鮮な魚の色合い、光沢の美しさを絶賛していた。それは漁港で見なければわからない。



●バス停「江名」_d0053294_17335217.jpgいくら冷凍して鮮度を保っているとはいえ、死んで時間が経った魚しか見られない都会人には縁のないことだ。スーパーのトモイチではたまに名前を聞いたことのない魚が格安で売られている時がある。誰も調理法や味を知らないのでなかなか売れず、そのためさらに値引きされている。そういう魚を買うことが好きで、ネットで調べれば簡単に調理法がわかる。筆者が好んでそうした魚を買うのは特別に魚が好きであるからではなく、もっぱらその値段の安さと、また珍しいものが好きであるからだ。そうしたものとして、野原に生えている野草があって、昨夜のネット・ニュースで、専門家でも間違いかねない毒芹を食べて死者が出たことを伝えていた。まさか間違って大手のスーパーが毒魚を売ることはあるまいから、格安の見知らぬ魚を見るとすぐに買い物カゴの中に放り込む。筆者が不思議なのは、植物の種類の豊富さと同じかもっと多くの種類が魚介類にはあるはずなのに、食卓に上るのは誰でも知っているごく一部の魚であることだ。人間にとって美味であるものだけが選別されて来たのであろうが、世界中にスシが浸透し、このままでは日本では近い将来、スシ・ネタに困るはずだ。そこで今まであまり食べられなかった魚に目が注がれるが、食べ慣れて来たおいしい魚に比べて味がやや落ちるはずで、その魚の名前をやんわりと伏せて単に「白身魚」と表示されたりする。その元の姿を見ると、やはり食べ慣れて来た魚と違ってとてもグロテスクであったりして、箸が進まない気にさせられる。そこでだ。グロテスクなものでもおいしさが勝利するはずで、そうなればグロテスクとは思わなくなるだろう。たとえば蛸だ。見様によってはあれほどグロテスクなものはない。それなににタコ焼きの看板ではキャララクターの元祖と言ってよいほどにその姿がコミカルに描かれ、人々はそれを反射的に「おいしい」という観念と結びつけている。たとえば、色も姿も味もよいあの鯛が毒魚であれば、人々は昔から鯛の形や色合いを「おめでたい」とは反対の「不吉な」に結びつけたはずで、このように人間にとって益となるものだけを選んでそれら一切を「好ましい」ものとする向きがある。そしてその傾向は永遠に変わらないものではなく、変化を余儀なくされることもある。
●バス停「江名」_d0053294_17341637.jpg

 食べ物として魚が好きな人はその元の姿の特徴を知っている場合が多い。ところが肉好きはどうだか。豚や牛を見て、これは絶対においしいはずと断言出来る食通がどれほどあるだろう。たぶんごく稀で、肉好きは肉の塊となったものを見て初めて涎を垂らす。それは魚好きに比べて無粋とまでは言わないが、美意識が多少欠けるのではないか。肉の塊をグロテスクと思わないのは、それが「おいしい」という思いと直結させているからで、牛や豚が屠殺され、それが肉塊になる現場はまず想像しない。それは食べ物を考えた場合、かなりまずいのではないか。もっとも、今ではスーパーで魚丸ごと一匹を買って自分でさばく人は少なく、切り身の状態で海を泳いでいると誤解している子どももあるかもしれない。食卓に上るまでには魚や豚、牛だけでなく、野菜もその命を殺したうえでということが見えにくく、そのことを日本で加速化したのは肉食文化を持ち込んだ戦後だろう。食肉は工場で加工されるし、野菜までもが今では工場での光と水で栽培されたりする。そうした食材をまた工場で結合させてたとえばハンバーガーが作られるから、食べ物が今や工場製品になっている。そういう食べ物を子どもの時から好むようになった世代は、旬の食材の本当のおいしさというものを知らず、肉が高価な食べ物の代表のように思う。そういう日本になることは戦後のアメリカは密かに計画し、その思惑どおりの世の中になった。そして一方でスシが世界に出ていったはいいが、近海から魚が減り、江名の港のように漁港として機能しなくなった例もある。その姿はこれからの日本各地の漁港を予言しているかもしれず、魚もまたごっそり漁り過ぎたと反省せねばならないか。日本で消費されるマグロが世界の8割だったか、とにかく途轍なく多い。スシ好きはいいとして、これは誰もが食べ過ぎであり、現在の回転寿司ブームは歴史的に見ればほんの一瞬の夢であったと記憶されないとも限らない。金持ちが肉、中流が魚、貧乏人は野菜を食べるという図式が今確立しつつあるとして、本当にそういう時代になれば野菜寿司が編み出されているはずで、日本は今のうちにそれに手を出しておくべきではないか。野菜好きな筆者はそうあってほしい。
●バス停「江名」_d0053294_20434327.jpg
 どうでもいいことを段落ふたつ分も書いてしまった。諏訪神社から5分ほど歩くと、左手に見晴しがよい場所が広がる。そこが江名港だ。その中央の車道際にバス停がある。このバス停は2年前の震災以降、YOUTUBEにいくつか壊れた状態を撮影した画像が載った。それでよく知っていたので、現地に立って新しくなったそれを見た時、昔から画集で知っている名画を前にした時のような気分であった。地震前は屋根つきの待合室風の囲いがあったのに、そこまで復旧する費用がなかったのか、今ではベンチがふたつ置いてあるだけで、雨天は傘を差さねばならない。そのバス停に立って四方をぐるりとしばし眺め、写真を撮った。今日の3枚目はバス停前の車道で、津波の被害がどうであったかは、この写真からわかる。バス停の真正面に空地が出来ている。その場所の以前の姿はYOUTUBEで見ることが出来る。店が並んでいたのが全滅だ。道路に向かって右手すなわち北東に土井商店という、よろず屋であろうか、それがあったのが今は以前より少し南東で経営している。そこへ行ってみるつもりが、小雨が降りしきり、また写生に時間を取られてしまった。バス停の付近にコンビニかそれに類する店があるかと思ったが、見えるのは清涼飲料水の自販機のみだ。ならば公衆電話がないのは当然だろう。バス停から山手に150メートルほどだろうか、津波の被害がおそらくきわめて少なかったはずの場所に古い酒屋が一軒あった。被災者は夢を持つことが出来ず、酒浸りになっている人が少なくないことを以前読んだことがある。食品を売る店が一軒も目につかないのに、酒屋が健在というのはよかったのかそうではなかったのか、何とも複雑な気持ちで筆者はふらりとそこに入って地酒でも買って帰ろうかという気にはなった。バス停前の空き地に商品を売る店が出来れば江名も少しは活況を呈すると思えるが、人口が少ないでは経営は成り立たない。それで不便でも車でいわき駅や泉駅方面に出かける。あるいは品物を積んだ車が各家を回るのだろう。
 バス停の背後はだだっ広いコンクリートの空地となっている。かつてはそこに魚が水揚げされ、それを買う商人も集まったはずだ。水平線を撮影しようとバス停の背後にカメラを向けると、何重かの突堤が見え、大波が港を襲うのをそれで防いでいたことがわかる。2年前の津波をそれを乗り越えて波止場に乗り上げ、道路向こうの店を破壊した。被害がその程度で済んだのは山が背後に迫っていて、上り坂になっていたからだ。また港の向きも少しはよかったのかもしれない。北東の岩山下、海に面する場所に建っていた家はみな根こそぎやられ、死者も出た。大地震を教訓として今後どうして行くべきかは誰しも考えるところだが、少子高齢化ゆえの急速な人口減少が確実視され、日本全体の経済が下火に向かう中、江名だけが蘇ることは難しい。震災の傷跡を表向き見えなくするだけでも最低は10年かかるはずで、まだ2年では現状は仕方がないかもしれない。震災数か月後、バス停背後には大量の瓦礫が積まれていた。今はそれがすっかり処分され、大きなブルドーザーが1台消防署の前の空き地を整地していた。それもいずれ立ち去り、波止場はかつて港がそこにあったことを示すだけの存在になる。100年、200年といった長さで見れば、いつか放射能の心配もなくなり、また活気ある漁港として再生するかもしれない。今はそんな遠い夢を思いながら、時をやり過ごすしかない。広島が原爆祈念館を設置したように、江名も漁村としても歴史と津波の被害などを知らせる小さな施設でもバス停近くに出来れば人集めに役立つと思うが、同じいわき市内では江名よりも小名浜こそがそれにふさわしいであろうし、またそれをしたところで誰も訪れず、また経費もかかるでは、結局震災はなかったことにして忘れ去る方向に進む。被災した東北の街は多く、その中で江名に光が当たってTVで紹介されることは関西ではまずない。筆者が出来ることと言えば、せめてこのブログでの紹介で、多くの文字を費やしながら、何ひとつましなことを提示出来ない無力を自覚するばかりだ。
by uuuzen | 2013-04-04 23:59 | ●新・嵐山だより
●「すわ! 神社」 >> << ●江名の波止場

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