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●リフォーム、リリフォーム、その4
料に凝ったリフォームなら、ごく平均的なものに比べて数倍は高くつくだろう。家内の姉の家には、2、3年前に亡くなった御主人が贅の限りを尽くして建てた離れの小部屋がある。



そこに一度だけ入ったことがある。わたり廊下が少しぶかぶかしている箇所があって、それが艶消しになっていて、せっかくの部屋に使われている珍しい木材をじっくり見るのを忘れた。それを建てて何年経つのか知らないが、木造は20年も経てばあちこちがたつく。その修繕の手間を惜しまない人がそういう贅沢な空間で寛ぐことが許される。銘木をふんだんに使う趣味は理解出来る。何でも目が肥えて来ると、最高によいとされるものの価値がわかり、それより劣るものを身の周りに置きたくない。だが、そういう趣味も価値がわかる人が子孫にあればいいが、たいていはそうならずに、古びれるとゴミのように処分される。さて、筆者は隣家をリフォームしようとしているが、それに関する投稿の題名「リフォーム、リリフォーム」の意味を少し書いておこう。隣家は売り出された当初の姿から徹底的に改造された。人が寝起きする空間として用いられなかったからだ。筆者は当初画廊のようなスペースにしようと思った。それがそうも行かない事情が出来し、ともかく普通に人が住めるようにしなければならない。これを「リフォーム」と呼ぶが、現在の姿は「リフォーム」されたものであって、それをふたたび改造していわば元の姿、すなわち人が寝起き出来る家に戻すので、「リリフォーム」と名づけるべきだろう。そこでだ。元の姿に戻すとしても、建って30数年経つので、建材は同じものが手に入らない場合があろうし、また同じものにする必要はない。内装の材料は日進月歩だ。今ではより安価で便利なものがあったりする。そういうことがネット・サーフィンしているとわかる。この改装に当たって筆者の頭に常に鳴り響いているのが、自治会のある住民の言葉だ。綾部から数年前に引っ越して来た老夫婦で、3年前に親しくなった。その人は転居して来るに当たって、内装をかなり変えた。そこでまず聞かされたのは、リフォーム業者を入れると、1日ひとり当たりの単価が材料費以外に確実にかかって来るので、予算はあっと言う間になくなることだ。工務店に来てもらうと、ひとり1日2万円の計算という。4,5人が同時に入って1か月ほどかかると、材料費は別にして300万ほどかかる。そのため、可能な限り自分で出来る部分はしておいた方がよいという忠告であった。
●リフォーム、リリフォーム、その4_d0053294_0592560.jpg 話が変わるが、隣家を購入する直前だったか、中学校の友人Nから面白い話を聞いた。Nは一級建築士だが、独身で仕事もなく、2年前に亡くなった。彼が生きていると、隣家のリフォームについて相談に乗ってもらうつもりであった。それは、Nが親しかったUが大阪の谷町6丁目で旧家を買い、1か月要して自分で内部をすっかりリフォームしたことと、その店をNと一緒に訪れたからだ。あいにくUはその店にはいなかったが、奥さんが応対してくれた。筆者はUがNの助言があったとはいえ、ひとりで内装をすっかり変えたことに全く驚いた。ついでに書いておくと、UはNが知り合う前、小学校の時から筆者はよく知っている。器械体操が得意で、その身のこなしの軽さから大工張りのことが出来ても当然だと思った。フローリングの材木やそのほか、専門の業者でなければ入手が難しいと思えるものをどう揃えたのか、NやUにそのことを聞いていないが、先日ネットで調べると、容易に日本中の業者からそういったプロが扱う資材を宅配便で購入出来ることを知った。時代は急速に変わって来ているのだ。TVのリフォーム番組は大はやりで、『ちょっとした改装ならば自分で出来ますよ』といったように写真や動画つきで紹介しているサイトはふんだんにある。ただし、それには自分の時間と体力、そして資材と道具がいる。それと業者に依頼した場合の費用を天秤にかけて、どちらがいいかを判断する。ただし、自分でやる場合は、知らないことを学ぶという楽しみと、自分の好みの材料を使うことが出来る。そのため、筆者はとうてい無理と思える部分以外はなるべく自分でやろうと決心し初めている。目下、どのような形に改装するのか、家内との間で意見が分かれていることもあって、まだ業者に全体の見積もりを出してもらっていない。そうする前に自分ですべきことがある。それだけでも大変な作業だ。お金さえ出せばそれも業者にやってもらうことは当然可能だ。だが、専門業者しか出来ないとは言えないことのために大金を使うことは馬鹿らしい。そういうことを今後紹介して行くが、今日は去年秋に買った電気の延長巻コードについて書いておく。隣家はガスも電気も水道も止めているので、リフォーム工事の間、どこから電気を調達するかだ。隣家であるので、わが家から取ればよい。そのためにはまず最初に延長コードと夕暮れ時の作業のために専用の灯りを用意することだ。物事には段取りがある。最初に延長コードを用意したのは、正解かどうかは知らないが、絶対に必要な道具であることは確かだ。リフォームが終わるまででいいので、中古で充分、使い終わったらまた売ればよい。そう考えていろいろな道具を揃え始めている。
by uuuzen | 2013-03-09 23:59 | ●新・嵐山だより(シリーズ編)
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