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●にぎにぎぞくぞく
金なんかするな。少しくらいのお金を残しても子どもらが醜い喧嘩する。こんな話を昨夜は叔父から聞かされた。80前半の年齢だが、すこぶる健康で、筆者よりビールが進む。



叔父の言うことには、老後を豊かに過ごすためにこつこつと貯金していたのに、60前半で死んだ知り合いが3人あるとのことだ。また数百万程度を遺しても、それほどの少なさではかえって子どもたちが奪い合いを演じ、その後交際が途絶えた例も知っているそうだ。「死んだら終わり、結局好きなようにして生きるのが一番」と繰り返し聞かされた。母の弟であるから、筆者と同じような考えであることに納得する。筆者はここ2,3か月、特に出費が嵩んでいる。自粛すべきだが、ほしいものが次々と出て来る。普段はそういうほしい物に対してゆっくりかまえ、数年先でもいいかと思っているが、最近はそんな悠長に考えず、ほしいものは即座に買う。それはそうと、昨日は年2回の親類が集まっての会食で、少し遠出をして新田辺に行った。写真をたくさん撮り、今朝全部加工した。ほかにもブログ・ネタがふんだんに貯まっていて、今年いっぱいの分はもう充分ある。今日はまたザッパの新譜が到着しなかったので、ほかの話題を書くが、載せる写真は夏のものだ。同時期の写真はまだ残っているので、合間を見て投稿したい。「にぎにぎぞくぞく」はさして意味はないが、今日の阪急嵐山駅前は3連休の中日、しかも雨ではなかったのでとてもたくさんの人が押し寄せ、まさに「にぎにぎぞくぞく」の状態であった。嵐山に住んでいるのに、嵐山の紅葉に関心がなく、昨日は新田辺の田舎、今日は昨夜の会合で聞いた紅葉の隠れた名所に下京区に行った。その写真も撮って来たのでいずれブログに書く。
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 昨夜書いたが、『いとこ同志』のタイトル・バックに映る兵士の隊列の人形の写真だが、スマート・メディアをパソコンにセットして、記録されている画像を加工する際に表示されるアイコンとしてのサムネイルには現われる。このサムネイル画像は大きさを「特大」「大」「中」「小」の4段階に表示出来るから、「特大」にしてそれをデジカメで撮影すると、かなりぼけはするがどうにか何が映っているかわかる。そうしようと思って「特大」をクリックすると、別の写真、つまり記録されている最新の写真が画面いっぱいに表示された。先日載せた家内の正面顔も同じで、「中」と「小」の場合のみ、古いままのサムネイルとなって表示され、「特大」と「大」では最新画像のそれが映し出される。この仕組みがどうなっているのかわからない。スマート・メディア内に記憶されているのか、「中」と「小」のアイコン表示のみ、時として最新撮影のサムネイルに更新されない。その原理を知るには専門的な知識が必要だ。だが、知ったところでどおってことはない。関心がないからだが、専門家はそうではない。このことはあらゆる知識について言える。前述の叔父の話「死んだら終わり」は、続けて先日高齢で亡くなった女優について、「有名人であっても死んだら終わり」と言い添えられた。これはそう思わない人がある。有名人は死んでから評価が定まるし、また生前に文化勲章をもらったほどの人ならば、普通の人の死とは同じとは言えない。だが叔父はそのことをわかりながら、やはり「死ねば同じ」という。これは死ねば他者がいくら礼賛しようがそのことを本人が知る術がないからだ。そのため、生きている間にせいぜい楽しむべしと言うのだ。話を戻して、いくら有名人でも、誰もがその人の行為に関心があるとは限らない。それを時として勘違いする人がある。それは政治家や芸能人が最も多いだろう。学者も加えてよい。自分は有名で誰もが知っていると自惚れる。叔父はそういう連中も死んだら終わりであって、自惚れさせておけばよいと思っている。それはさておき、叔父の話に続いてこんな話があった。
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 妹の知り合いが10トン・トラックに乗っていて、高級車に接触した。そのドアにごくわずかな擦り傷が生じてしまい、知り合いはトラックから降りて謝った。相手の車には3人の男性が乗っていた。ひとりは年配者、ふたりはその弟子といった雰囲気で、3人ともダーク・スーツに身を固め、学者風だ。名刺交換して知り合いは驚いた。知り合いはその人物の家をよく知っていたからだ。下鴨の豪邸で、京大の有名な学者が住んでいる。保険会社が出て来て話はすぐに決着すると思っていたところ、その学者は事故とは全く無関係のタイヤを4本とも交換することや、ほかの場所もきれいに直せと言って来た。この理不尽な要求に、知り合いは保険会社だけでは足りないかと思って、弁護士を間に入れて話し合おうと考えた。ところが、夜中の2時に本人から執拗に電話がかかって来る始末で、脅すような口調で早く直せと言う。そこで知り合いは切れた。「お前の家もわかっているし、そんなことを要求していることを世間にばらすぞ」と怒鳴ると、その後ぷつりと電話がかかって来なくなった。知り合いは相手の身なり、乗っている車の豪華さを見て、これは話がわかる人と思い、また自分に非があるので下手に出た。それをいいことに学者はやくざ並みの要求を執拗に続けた。学者は常にみんなから丁重に扱われているので、人を見下げることがあたりまえになっている。そういう手合いが下鴨に高級住宅をかまえ、有名大学の教授となっている。知り合いはそれまで社会的地位の高いそういう人を畏怖していたが、この事件によって考えが一変した。最も醜い心を持っているのが、最も偉いと世間では思われている人種だ。そういう連中はトラック乗りを学のない人間であるとみなす。逆から見ると、そういう連中こそトンデモ野郎で、きっと自惚れたままで閻魔大王の前に出て地獄に落とされる。叔父が有名女優を死んだら終わりと言ったのは、そういうニュアンスも含む。有名になるととかく勘違いをする。肩書きやそれめいたことを持っているだけでもそうなりがちだ。自分を知らない、評価しない人間は無知で、存在価値がないとまで思う。ま、そうであっても人は棲み分けているから、先の接触事故のようなことがない限り、別世界の人とは出会いがない。たとえば金を出せば入れるようなレストランでは顔を合わせることがあるかもしれないし、街中を歩いている時に出会うこともあるが、それは行きずりの間柄で、出会いと呼べるほどのことにはならない。無名人は有名人を見たと意識するが、有名人にそれはない。そのことに有名人は自惚れるが、そのことを思って無名人も無視してやればいい。にぎにぎぞくぞくと紅葉狩りに繰り出す人の列を見ていると、そこに有名人が混じっていてもわからない。わかってもにぎにぎぞくぞくと胸躍らせてくれるような人でない限り、筆者は関心がない。下の写真は7月21日の松尾橋バス停前。クリックで拡大する。

by uuuzen | 2012-11-24 23:59 | ●新・嵐山だより
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