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●5.1チャンネルでザッパを聴く、その1
しい情報がないのはどうしたことか。今月末にザッパが生前発表したアルバムが12点発売されるが、どのように今までのCDと違うのか、ゲイルはわずかしか述べていない。



アマゾンでは予約を受けつけているので、ひとまず『HOT RATS』のみ申し込んだ。送料込みで1513円。これなら12点を全部買ってもいいかと思わせるが、何しろ本年中に毎月同程度の枚数を順に売り出し、合計60点ほどになるから、まずは1枚だけ様子を見てからという気になるのはやむを得ない。ファンの声は、「買わない」が多いように思う。今までのCDはザッパが承認したもので、そのうえにさらに何をどう音を変えるというのか、ファンとしては理解に苦しむのが正直なところだ。とはいえ、その承認盤はLPをそっくりそのままCDに置き換えたのではなく、曲が省かれたり足されたりした。またそうでなくてもすっかり音が違ったものもあった。これら輻輳する事情を思えば、LPと同内容でCDを発売するのは当然あったしかるべきだ。ただし、今年の後半期にまとめて発売される60点が全部LPに忠実に内容を復刻したものかどうかはふたを開けてみないことにはわからない。そして、LPを極力再現する考えで作られるのであれば、いっそのことLPを聴いている方がよく、後はCDとしてのパッケージ・デザインがどうなっているかの関心だ。紙ジャケにはならないと思うが、せめてデジパック仕様にして今までとは差別化を図ると売れるのではないだろうか。来月初旬に届くはずで、その時に感想を書くつもりでいる。今日はその前祝いでもないが、今まで手元に封を切らずにあったザッパの2枚のDVDオーディオ盤について書く。昨日今日とこの2枚を聴いている。2003年2月発売の『HALLOWEEN』と、2004年9月発売の『QUAUDIOPHILLIAC』で、ともにザッパ没後の発売で、今月末からの60枚の再発売ものには含まれない。そのため、どこか海賊盤めいた雰囲気もあるが、音はザッパが編集していたもので、それを世に出すのが義務と家族は考えている。ザッパは多重録音を好み、せっかくそうして録音した音を左右の2チャンネルのステレオにまとめることにいわば残念な思いを抱いていた。1972,3年に4チャンネルのスピーカーが一時流行したが、当時ザッパはそれに関心を抱き、新作を通常のステレオ盤以外に4チャンネル盤も売り出した。現在の5.1チャンネルは主に映画を楽しむために開発された技術と思うが、四方から音に取り囲まれて音楽を楽しむのは、70年代の4チャンネル・レコードの進化で、またコンサートに行った気分を味わえる点で世に登場するのは自然の成り行きであったと言える。ただし、筆者の周囲には5.1チャンネルを家庭で楽しむことに否定的な意見を言う人がある。それは実際に確認した意見で、一聴の価値はあるが、自分で確認しないことには何事もわからない。
●5.1チャンネルでザッパを聴く、その1_d0053294_1351395.jpg

 さて、ようやくわが家でも5.1チャンネルのスピーカーが用意出来た。そのシステムを所有していなかったので、『HALLOWEEN』と『QUAUDIOPHILLIAC』が発表された当時、東京のUさんに頼んでステレオ盤としてCD-Rに焼いてもらった。それを長らく聴きながらも実物は入手済であった。だが、それを本来録音された形で楽しむには、5.1チャンネルのスピーカーと、それを利用するためのデジタル・アンプを買わねばならない。その最初の機会は、去年末頃に液晶TVや波動スピーカーを購入したことで訪れた。それらを1階で使うことにし、それまで3階で長年使っていたアナログのアンプに接続した。3階で音楽を聴くには別のアンプが必要で、どうせ買うなら5.1チャンネルを楽しむものがよいと判断した。ついでに3階用にDVDプレイヤーも買い、どうにか10年遅れでザッパの2枚のDVDオーディオ盤を味わえる環境に着手した。実は5年前の3月に東京のディスク・ユニオンでの直枝さんとの対談した折り、彼から同DVDオーディオ盤を放送局のスタジオで5.1チャンネルで聴いて驚いたという話を聞いた。放送局の高価な機器は望めないが、せめて同じ5.1チャンネルのスピーカーで聴くとどうなのかを一度は確認する必要を痛感した。筆者の周囲にオーディオ・ファンがいないこともあって、ずるずるとまた5年経ったが、他人の力に頼らず自分でどうにかせねば事は動かない。その10年要した夢がかなった。以前書いたように3階には5ウェイと3ウェイのステレオ・スピーカーがある。それにセンター用スピーカーとサブ・ウーファーを買い足せば5.1チャンネルになる。中古なら両方で1万円程度でどうにか機能を果たすものが揃うがなかなか気に入ったものがない。そこで面倒でもあったので、5.1チャンネル用の波動スピーカーを入手した。アンプには5.1チャンネル用スピーカーとは別にもう1系統ステレオ・スピーカーを接続することが出来るので、5.1チャンネルを楽しむには波動スピーカー、通常のステレオには従来の5ウェイ・スピーカーと切り替えればよい。ただし、現在のところスピーカー・コードに余裕がなく、5ウェイはつないでいない。部屋は14畳で、音楽を楽しむにはいつもヴォリュームを9時の角度以上には上げないが、これではスピーカーの能力を引き出していないので機能の比較は少々無理があるが、部屋の隅にスピーカーを置くならば、波動スピーカーでなくて通常の左右2個のスピーカーでも充分だ。また長年聴いている5ウェイはやはりその箱の大きさもあっては波動スピーカーより音に深みと迫力がある。そのため、おそらく一番いいのは、5ウェイをフロント、3ウェイをリアに接続し、そしてセンター・スピーカーには、5.1チャンネル用波動スピーカーのひとつである両端と中央にスピーカーを収めるタイプの中央スピーカーのみを使う方法だが、それでは部屋がスピーカーだらけになる。また、大きな使用電力にアンプがどれだけ耐えられるのかもわからない。それにせっかく5.1チャンネル用の波動スピーカーをそのままで楽しまない手はない。配線やスピーカーの配置など、臨時でそそくさと終えたと言うにふさわしく、理想的な音のバランスで聴いているとはとても言い難いが、ひとまずは5つのスピーカーとサブ・ウーファーを使って2枚のDVDオーディオ盤を一度のみ聴き終えた。明日はその感想を書く。
●5.1チャンネルでザッパを聴く、その1_d0053294_13513676.jpg

by uuuzen | 2012-07-10 23:59 | ●新・嵐山だより(特別編)
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