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●飛び出しボーヤ、アゲイン
ましい交通事故が昨日亀岡で起こった。登校中の児童の列に後方から車が突っ込んだ。そんな田舎でと思うが、田舎の国道の裏道は、かえって地元の人がよく知り、交通量も多い。



田舎ほど車が必要で、昨日のような事故が生じる可能性が大きいのではないか。無免許運転で18歳の男が一睡もせずに運転していて居眠りをしたらしい。さきほどTVで47歳の父親が出ていた。家内から聞いたが、離婚しているとのことだ。父親は息子が何を考えているかわからず、会話もほとんどなかったと言う。このような家庭は日本中、無数にあるだろう。どんな仕事でもいいので、せめて毎日働いてくれていればいいものを、友人とつるんで遊びほうけ、しまいにこういうとんでもない事故を起す。両親を見ればその子どもがわかるとよく言われる。となれば、悪いことをした子どもは両親に責任があることになるが、両親を取り巻く環境や時代の影響もあるはずで、両親だけのせいに出来るだろうか。天才の子はほとんど凡才となって目立たない人生を送るではないか。子が両親を見て育つのであれば、これはおかしいはずだ。反面教師ということがある。親が天才と言われることは、それだけ無茶なことをしている証拠で、それを見る子どもは親のようには生きないでおこうと思い、そして平凡な人になる。この反対もしかりで、凡人の親から天才が生まれる。ま、天才などめったにいないから、親を見れば子がわかる、子を見れば親がわかるというのは、もっと常識の範囲でのことだ。亀岡の交通事故に戻ると、父親はTシャツの胸のあたりだけがTVに映った。筆者は家の中でもそういうものを着ない。これは差別的に見ているのではない。だが、着ているものでおおよそ日常の姿、生活がわかる。もちろん想像出来るという程度の意味だ。それに、家内の「離婚しているそうよ」の言葉が重なると、即座に18歳の青年の孤独を思ってしまう。家庭が面白くなく、またさびしさもあって悪友と無免許ドライヴ三昧であったのだろう。となると、やはり親の人生が子どもの影を落とし、そのことが原因で今回の事故が起こったことになる。だが、同じような親がいながら、真面目に暮らす子もいるはずだ。その分かれ道がどこにあるのか。いや、その真面目に生きるということにしても、今回事故を起した青年が10年後には世間を驚かせるほどの立派な仕事をしているかもしれず、とかく先のことはわからない。
●飛び出しボーヤ、アゲイン_d0053294_2232866.jpg 先のことはわからないが、予感が働くことがある。ところで、今日は今日届いたDWEEZIL ZAPPAの2枚組CDについて書くつもりであったが、さきほど三日月を背にしながらムーギョとトモイチ向かう途中、思いが変わって亀岡の交通事故について書くことに決めた。ほかにも3,4の話題の候補がありながら、いつも書く寸前に決める。それはそうと、先日焼酎を4本ばかりもらった。連日それを飲んでいる。今日は空き腹に一気にグイとあおってムーギョに向かった。また松尾橋のデジタル気温計は19度を表示していたこともあって、ほろ酔いになりながら夜の散歩をした。とはいえ、まだ7時で、月は地平に近かった。そうそう、夕方5時頃に一昨年知り合った隣の地区の自治会長mさんが突然やって来た。昨日と今日、筆者はMさんの家に訪れるつもりでいた。この1か月ほど前から気になっていた。そして昨日と今日は和菓子でも買って行こうと思いながら、自治会の業務で猛烈に忙しく、ほとんど家を空けていた。Mさんは昨日と今日の午前にわが家を訪れ、留守であったので、夕方に出かけ直したのだ。この2年ほどは何度かMさんの家にお邪魔し、またMIHO MUSEUMの内覧会に誘って一緒に行ったこともある。かつて型友禅の下絵を描いていたのが、定年後は画商になって日本全国を回った。筆者にとって絵の話が出来る人は稀だ。その意味で話していて楽しい人であった。数年前に奥さんを亡くした70代半ばだが、それは10数年後の筆者の姿かもしれず、年配者と話すことはいろいろとためになる。Mさんがやって来たのは、何と明日山科に引っ越すことを伝えるためであった。つい先日も犬を散歩させるMさんと会って立ち話をしたばかりなので、この急な話には驚いた。2週間ほど前に決めたという。Mさんに質問したことがある。「今まで何度も転居されて、一番楽しかったのはどこですか。」「40代を過ごした山科ですね。変な人もいっぱいしましたが、活力がありましたよ。」今日のMさんは、山科には友人がたくさんいると言った。Mさんを横にパソコンで早速転居先を調べると、JR、地下鉄、それに京阪の駅からすぐで、周辺には大型スーパーが2,3あってとても便利な場所だ。嵐山よりはるかに都会で暮らしやすいだろう。それに昔の知り合いがたくさんいるのはいい。「大山さん、いつでも来てください」と言われたが、Mさんが住む街には行ったことがないし、その近隣も土地勘がない。せっかく2,3年親しくしたというのに、突然の別れだ。道で会いながら、「またお邪魔します」と必ず言ってはそれを気にしていた筆者だが、それはもっと会っておけばよかったという予感か。
●飛び出しボーヤ、アゲイン_d0053294_22323910.jpg 予感の話を進める。ムーギョの近く、梅の宮神社の参道が四条通りと交わる信号の下に、昔から「飛び出しボーヤ」が設置されている。それが去年末頃、車に跳ねられ、ボルトで固定していた箇所が破損、逆さまになった格好で柱にだらりとぶら下がっていた。PTAの父兄が手描きしたもので、全く絵心の片鱗もないヘタクソなものだが、それだけにかえって味わいがあった。その参道は数歩の狭さ、そこを大型の車がよく走って来る。四条通りを左折して入る時に、その「飛び出しボーヤ」をよく擦ったのだろう。運転手にすれば車に傷がつく邪魔物だ。それが人間で言えば即死ほどに見事に破損した。地元小学校のPTAは恐い恐いと思いながら、「飛び出しボーヤ」を新たに作った。そして、左折する際によくぶつかったことを教訓にし、反対の右折側に置いた。右折より東向きの左折が多いので、破壊される確率も減るだろう。その新たな「飛び出しボーヤ」は以前にも増してヘタクソで、それだけに目立つ。リヴァーシブルで裏面が女の子になっているが、電柱が邪魔してよく見えない。祇園の事故のように、車が電柱にぶつかっって停まると、この「飛び出しボーヤ」も無残な姿になる。ともかく、2週間ほど前、家内とトモイチに行った時、帰りがけにその表側の男の子を撮った。ウィンクして走る姿はヘタながらも素朴でよい。男の子と書いたが、写真をよく見ると、赤髪に水玉のリボンを飾っている。こういうものひとつ作るのにそれなりの時間も費用もかかるし、設置には警察の許可も必要だろう。まさかバスがどんどん走る四条通りに飛び出す児童がいるとは思わないが、こうした警告用の看板は、運転手に注意を促し、児童がそこ付近を歩くということを知ってもらうためのものだ。だが、居眠り運転していれば、児童が歩道をきちんと歩いていてもそこに突っ込む場合がある。「坊ーや、ボヤボヤしてたら車が危ないで。」「それはおっちゃんに言いたいわ。」で、全く児童用に「飛び出し運転手」の立て看板を用意せねばならない。だが、それをしたところで、車に人が勝てるはずがない。これまでに何度か車と人が同じ道を使う文化の野蛮さを書いて来た。亀岡の事故も、地元の人が語っているように、普段から車がたくさん走って危険だと感じていた。その悪い予感が的中した。おちおち道を歩いていられないという、日常的に恐さを感じる社会が正常と言えるか。みんな精神が麻痺し切っていて、車が家のすぐ前の道を昼夜問わず走り続けることを何とも思わない。
●飛び出しボーヤ、アゲイン_d0053294_2233016.jpg 今日掲げる2,3枚目の「飛び出しボーヤ」は1週間ほど前に撮った。息子が通った保育園の玄関の両側にある。これは市販されていて、男女二種がある。この保育園は若い親が車で送迎をすることが多い。道は狭い方で、保育園の前を車が速く走ることはない。そのため、「飛び出しボーヤ」が壊れるはずがないのだが、御覧のとおり、ふたつとも無残に欠けている。女の子の方の写真は、右下隅に「難を転ずる」南天が少し見える。これはいかにも漫画的な皮肉だ。このけがをした「飛び出しボーヤ」を保育園に通わせる親たちが何も感じずに見ているのだとすれば、車社会の恐怖に慣れっこになっているとしか言いようがない。さて、「飛び出しボーヤ」については数年前に「おにおにっ記」で取り上げたことがある。それをこの2週間ほどはまた写真つきで書く気になっていた。そうしている間に先日の祇園での事故、そして昨日の亀岡の事故があった。予感が当たったと言いたいのではないが、なぜか傷んだ「飛び出しボーヤ」に注目していただけに、車が人を殺すことの恐さを思っていたのは確かだ。ムーギョとトモイチへの往復でも、車がたくさん通るすぐそばの歩道を長らく歩かねばならない。松尾橋の欄干は、2,3年に一度は必ず車かバイクが衝突して大きな凹みが出来るが、歩道に車が乗り上げるには、車道から40センチほどはあるので、どのようにして車が歩道に上がり、そして欄干にぶつかって停まるのかが不思議だ。車道と高さ40センチ程度の差があっても、歩道は危ない。こういうことを書いていると、それが予感となって、筆者が車に衝突されるかもしれない。その可能性がゼロではないので、厄祓いのつもりで今日は「飛び出しボーヤ」について書くつもりになったか。
by uuuzen | 2012-04-24 22:34 | ●新嵐山だより(シリーズ編)
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