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👽💚🐸🐛🍀📗🤢😱5月11日(土)、京都河原町三条下るLive House『DEWEY』にて👻『ザッパニモヲ 💐母の日LIVE』午後5時開場、6時開演。3500円👽筆者の語りあり。
●今回は初めての別会場での、そしてザッパ/マザーズの結成日である1964年の「母の日」から60年という節目における、ザッパニモヲの演奏です。チラシ画像はここ。恒例の手製のお土産をくじ引きで配布します。

●芦屋公園の松林
屋には、海辺に近い芦屋川沿いに南北に長い松林がある。途中でテニス・コートで分断されているが、テニス・コートは松林を壊して造られたのだろうか。そうであれば無粋なことをしたものだ。



●芦屋公園の松林_d0053294_12373448.jpg
この松林は、京阪神の都市部では珍しい。この松林の中を、美術館への往復、二度歩いた。静かな山中の趣は全くないが、面白い形にぐにゃぐにゃと曲がった幹をたくさん見ることは楽しい。残念ながら、あちこちに茶色に変色した葉の塊が見える。いずれ全滅といったことにならないように手を尽くしてほしい。松林を歩きながら、売茶翁が道行く人に一杯の茶を売った様子を想像してみた。現在の京都国立博物館あたりに、その頃は松林があった。売茶翁は三十三間堂の南に住んでいて、路地を抜け出て松林で客を待った。売茶翁が住んだその付近は、今でも道が入り組んでややこしいところと聞く。そのうちと思いながら、筆者はまだ足を踏み入れたことがない。そういう密集地区として有名であったので、明治になって大きな博物館を建てることにもしたのだろう。ところが、博物館ひとつが建っても昔ながらの土地が持つ空気は簡単に変わらない。売茶翁がそういう場所に住んだのは、貧しかったことが一番の理由としても、密集地を好んだためでもあろう。昨夜筆者は芦屋には住みたいとは思わないと書いたが、昔勤務した会社の上司は神戸に学んだ人で、芦屋に憧れていた。そういう気持ちが理解出来ないことはないが、人間の価値が裕福な人が大勢住む地域に住むことで上がるはずはなく、住む場所で人を判断するような人は苦手だ。それはさておき、芦屋が裕福な人ばかり住むというのは間違いだろう。そういう地区もあるが、そうでないところもある。前述の上司が住んでいたのも、古い鉄筋コンクリートのマンションで、家賃もそう高くなかったのではないだろうか。家内の友人は若い頃にJR芦屋近くの業平町の小さなアパートに住んでいて、それは芦屋という有名な名前とは何も関係もないような、ごく普通のたたずまいであった。
●芦屋公園の松林_d0053294_23491468.jpg

 筆者はどこにでも住める気がしているが、職業柄京都を離れたくなく、また車に乗らないのでとにかく交通の便がいいところが理想だ。そのために現在の場所に住み続けている。以前は梅津という、金持ちと言えば江戸時代から住んでいるごく一部の土地持ち、すなわち元百姓ばかりで、こう言えばよくないが、知識人が住む割合は市内でも下から数えた方が早い地域だ。嵐山がどうかと言えば、梅津とどっこいどっこいだ。有名人もほぼ皆無だが、人口が梅津に比べて圧倒的に少ない分、上品には見える。ただし、そう見えるだけのことで、実態は梅津とほとんど変わらない。また、筆者は最初に梅津に住んだこともあって、そこにはちょっとした愛着があり、この年齢になればまた住んでもいいかと思う。それは売茶翁の気持ちがわかるからというのではないが、人口密集地域は、上品ぶる人々が多い地区より住みやすい気がするからだ。上品ぶる人々の本質に幻滅を感じているからではない。だが、裕福で上品と自認する人々の知識や興味は、たとえば梅津に住む一般的な人々の何倍もあるのは確かとしても、それでも高が知れている。あるいは、偏見に凝り固まっている気がする。ならば、そんな知識や関心が皆無の人々に混じっている方が楽しいのではないか。いやいや、それも幻想だろう。結局のところ、どこに住んでも筆者は違和感を覚えるに違いない。それは筆者が中途半端な人間であるからか。知識人では到底ないが、かといってまともな本を読まない人ばかりに囲まれて生活するのは耐えられない。ま、ただのおっさんであり、それを自覚するからこそ、また梅津に住むのがよいかなと思う。今住む家の裏には新築の家が建て込み、梅津と何ら変わらない地区になってしまった。ならば、買い物の便がよい梅津の方がいいかもしれない。あるいはもっと別の場所に住むかだ。たとえば、東北はどうかと考えることもある。放射能の恐怖を言う年齢でもないだろうし、広くて空気のいいところがいい。そう思いながら、都会の密集地帯にしか住めない。
●芦屋公園の松林_d0053294_23493341.jpg
 売茶翁は茶売りが出来なくなった八十歳過ぎ、自宅にこもって揮毫で生活した。それは売茶翁を敬愛した人が少なくなかったことと、それだけ知識人が多かったからだ。売茶翁の知らない人がやって来て書を書いてほしいと言ったこともあったはずだが、そういう生き方が現代では可能だろうか。有名な知識人はいつの時代でも大勢いるが、どのような有名人にも何か書いてほしいと他人が擦り寄って来て、金をわたすということはない。その意味で売茶翁はいい時代に生きたか。今なら有名な知識人は大学で教えたり、本を書いて印税生活をするので、誰もそんな有名人のことを心配しない。その代わり、有名知識人はえらく軽くなった感がある。これは知識人はそうでない人に比べて人間的価値があるとして、知識人たちが大学を作り、自らそこに収まったからだ。生活の経済的不安定さを取り除いたうえで研究に没頭するというそんな考えから、スリリングな研究が生まれるだろうか。売茶翁が敬愛されたのは、当時でも筆者のそんな考えを抱いた人が多かったことを示すだろう。食べるものがなくて生きるか死ぬかという、綱わたり的な生活を還暦になった頃から四半世紀も過ごした。また、雨天で茶売りがはかばかしくない時は、僧侶であった頃に戻った気持ちで托鉢して幾ばくかの銭を得ようとしたが、心ない人はいて、動物に餌を与えるような素振りで施されたこともあった。そんな時、売茶翁の心がどれほど傷ついたかと思う。話が変わる。さきほどTVで、健康保険証のない中年家族を紹介していた。また、健康保険証がないため、病死する人が少なくないとも言っていたが、知識のある人たちは、そういう貧しい人たちは頭が悪くてそんな境遇に陥ったので、自業自得と思うだろうか。1000円あれば家族4人が1日か2日は食べられると40代半ばの男性が語っていたが、そんな貧しい生活の人は、売茶翁が住んだ三十三間堂の裏手あたりには多かったのではないだろうか。そんな苦しい生活者を一方で見ながら、雨天でない限り、毎日京都のどこかに行って店を開いた。松林の中で客を待った時、風の音をどのように聞き、どのような思いで空を見つめたろう。芦屋公園には人はごく少なかった。松の間を歩きながら、ブーツの中に大きめの砂粒が入った。近くの松の幹に寄りかかりながらブーツを脱ぎ、その砂粒を地面に振り払ったが、その時すぐ近くの根元に、染めつけの茶碗のかけらがひとつ落ちていることに気づいた。売茶翁が茶を売った場所もこんなところであったかと思った。
●芦屋公園の松林_d0053294_23495378.jpg
 松林を抜けてすぐに壁画のあるまっすぐな歩道に上ったことは昨夜書いた。その壁画の中に、この松林や、芦屋川、そしてその向こうの海を描いたものがあった。同じ光景はもうない。浜は埋め立てられ、家が建て込んだからだ。壁画の終点近くにある美術館を見た後、また壁画を見、そして松林を歩いた。そして駅に向かうと、市役所を過ぎてすぐのところに中年の女性ふたりが立っていて、筆者に話しかけて来た。「警察署はどこですか?」 筆者が地元住民に見えたのだろうか。芦屋らしくない顔をしているはずなのにと内心思いながら、「ここに来たのは初めてでわかりません。そこが市役所、そのすぐ向こうに消防署がありますから、きっとこの近くでしょう。駅に地図がありますから、そこで見ればどうでしょう。」と返答しながら、階段を下りて駅舎に入ってすぐの地図を見ると、踏み切りを山側に越えてすぐのところにあった。教えに戻ろうかと一瞬迷いながら、もう見つけているだろうと思った。芦屋駅は芦屋川の真上にある。これが面白い。ホームの上から海が少し覗く。そして今しがた歩いて来た松林も見える。その光景は、さきほど見た壁画の一点と似つつも、時代の変化をまざまざと伝える。高速道路が風景をぶち壊す世の中になって、松林で茶を飲む客を待つような売茶翁の生活は現実的ではなくなった。となれば、売茶翁のような知識人はどういう暮らしが出来るだろう。今は知識人であろうとなかろうと、金本位の世の中であって、誰しもいつ餓死する羽目に陥らないとも限らない。一方、そんな不安を煽るようなニュースや番組は、TVが恣意的に多く流しているに過ぎないと疑ってかかり、餓死者は生活困窮者は、みんな能力がなく、今まで自堕落な生活を送って来たつけとみなす人は多いであろうし、そう言えば、芦屋に住むことにこだわった筆者のかつての上司もそんな人であった。
●芦屋公園の松林_d0053294_2350843.jpg

by uuuzen | 2012-02-23 23:40 | ●新・嵐山だより
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