具合が悪くなった場合、その原因がだいたいわかっている、またわからなくてもすぐに対処出来る方法があればうろたえずに済む。昨夜家内が急に腕の痛みを訴え、夕食も摂らずにそのまま寝てしまった。
原因は腕の使い過ぎということがわかっているし、また痛み止めの薬があるので、それを飲んで今日もどうにか出勤したが、しばしばそうした痛みが襲うので、それなりに不安になっている。それはさておき、一昨日はTWITTERに投稿しようと思ったところ、画面が携帯専用のサイトに変わっている。パソコン・サイトのURLをクリックしても、自動的にmobileの文字が挿入されてしまうのだ。筆者は携帯を所有していないので、とにかくパソコン・サイトにアクセスしなければならない。その携帯サイトからパソコン・サイトに移動するボタンの設置はない。あらゆる方法を試したが、駄目であった。そのために費やした時間は5時間、すっかり一昨日の夜は無駄にしてしまった。筆者が悪いのか、TWITTER側がおかしいのか、原因がとにかくわからない。そういう時に便利なのがネットで、何か知りたいことを教えてくれるサイトがいくつもある。早速それに書き込んで反応を待とうかと思って作業を始めると、それが案外やっかいであることがわかった。まずそのサイトを運営する会社で会員登録をせねばならない。そのうえ、質問するにはまた何やらいろいろ記入して登録する必要がある。その二重の手間に怖れをなして、すぐに質問することを諦めてしまった。そういう場合、筆者と同じ悩みを抱えている人が過去に質問しているかどうかを調べ、その回答を読めばいい。そしてグーグルで検索するのだが、この際、記入すべき語句が的外れであると、肝心の望む答は得られない。そのため、語句を何度も変えて検索し直す。すると、うまい具合に筆者とほぼ同じ悩みを持っている質問者があった。その質問は筆者より1日前に同じトラブルが起こったようで、まだ回答待ちの状態であった。さらに調べると、その人は全く同じ文章で5つのサイトに質問を同じ時間帯に投稿している。よほど切羽詰まっているわけだ。ともかく、その質問を「お気に入り」に登録し、時間を置いて何度も画面を確認することにした。一方、検索を繰り返して、同じようなトラブルがあった場合の具体的な対処の方法が書いてある投稿画面を見つけた。それによると、OSにアンドロイドを使っている場合、パソコンと携帯の両方のサイトを提供しているサービスを利用していると、突如パソコン・サイトが問答無用で携帯サイトに飛ばされてしまうことがあると書いてある。そして、それを元どおりにパソコン・サイトで利用したい場合、携帯サイト用のあるURLにアクセスし、そこでパソコン・サイトに情報を飛ばすためのボタンをクリックすればいいらしい。この親切な情報でわかったことは、パソコンと携帯の両方のサイトを提供しているサービス、つまりTWITTERもそのひとつだが、ある日突然パソコン・サイトにアクセス出来ず、携帯画面に変化してしまう事実があることだ。だが、筆者はアンドロイドを使っておらず、普通のインターネット・エクスプローラーだ。そのヴァージョンが古いからかもしれないが、直前までうまく行っていたものが、急に携帯画面に変わるのはおかしい。

携帯を持っていない場合、たとえば間近に誰かがいて、その携帯を借りてTWITTERに投稿することが出来るであろうか。それはやってみないことにはわからないが、パソコン・サイトで登録したIDはさておき、パスワードは同じものが使えないのではないか。筆者がうろたえたのは、携帯画面にIDやパスワードを入力する画面が表示され、そこにパソコン用のIDとパスワードを入力しても、パソコン画面上の携帯サイトからは投稿出来なかったことだ。それが出来るのであれば、何も困らない。単に画面がパソコン用から携帯用に小さな領域のものに変わっただけで、投稿する機能は同じであるからだ。だが、そう簡単ではなかった。また、パソコンと携帯の両方から投稿出来るシステムはいいとして、パソコンに携帯画面が表示されるのであれば、その画面から元のパソコン・サイトに飛べるようにリンクすべきと思えるが、そうした相互リンクは一切なされていない。つまり、パソコン・サイトのURLにアクセスして自動的にmobile画面に飛び、そこからどのような手を使っても絶対にパソコン・サイトには飛べない。万事休すとなって、後は先に書いた質問者に対する回答画面に何か書き込まれるのを待つしかなくなった。ところがさらに慌てたのは、数時間後、その5つほどの同じ質問がみな消去されていた。その質問者は投稿から丸1日経ってどうにか解決策を見つけ、そして自分の質問を全部消したのだろう。こういう時に困るのが、その質問者がどのようにして問題を解決したのか訊く術がないことだ。ネットは何でも教えてくれて便利なようだが、個人と個人が匿名の陰に隠れてお互い孤立し合って、連絡を取るにも限界がある。たとえば、筆者のこのブログは筆者だけが見られるように誰でもコメントを書き込むことが出来るが、そうした機能を持たないブログもある。誰かに知られずにその人個人に質問したい場合にこれは困る。「お訊ねしたいことがありますので、下記のメール・アドレスにご連絡ください」などと書き込むと、そのアドレスに一斉にスパム・メールが届くし、また書き込まれた当人もあまりいい気はしないだろう。ネットとはしょせんそのようなものであり、みんな思い思いのことを書き込んでいても、お互い仮想の知人にしかなれない。いや、それすらも怪しい。

それはさておき、TWITTERに投稿すべき内容は朝から用意していたのに、万事休すとなって一昨日はついにそれを載せることが出来なかった。そして翌朝、つまり昨日の朝だが、また検索して調べていると、同じようにパソコン・サイトから自動的に携帯サイトに飛ばされて困っている人の質問と、それに対する回答を見つけた。ちょうど1年ほど前のものだ。その回答によると、クッキーを削除して駄目ならパソコンの具合が悪いので諦めるしかないだろうというものであった。それで早速TWITTER投稿に使用している2階のパソコンWINDOWS XPのクッキーを削除した。そして昨夜と同じようにTWITTERのパソコン・サイトにアクセスすると、強制的に携帯サイトに移動せず、そのまま今までどおりにパソコン・サイトが表示された。ようやく復旧した。TWITTERではなく、筆者側にトラブルの原因があった。だが、TWITTERも不親切だ。TWITTERに関して何かトラブルがあった場合、ダイレクトに会社に電話ないしメールで質問出来るシステムを作っておくべきだろう。TWITTERで困ったことはTWITTERに投稿するか、調べればいいようなものだが、肝心のその投稿をすることも、また他人の投稿も読むことが出来ない携帯サイトに強制的に移動するのであるから、パソコンしか利用しない人は全く手の施しようがない。それでもネット検索でどうにか復旧出来たわけで、パソコンやネットのトラブルは調べる根気さえあれば、ほとんど確実に情報を得て、状態を好転することが出来る。だが、そのように熱心でない人は多いだろう。また考えたのは、TWITTERの利用者は、パソコンか携帯のどちらを多く使って投稿しているかだ。これは、TWITTERの短文は携帯向きであり、後者であろう。となると、TWITTER社にしても、パソコン・サイトが勝手に携帯サイトに移動してしまうようなトラブルは全く少数派の悩みで、そんなことは利用者の質問の部類に入らないと思っているだろう。つまり、時代は室内のパソコンではなく、携帯に移動している。そのうちデスク・トップのパソコンは過去の遺物になるはずだ。ノート・パソコンですらそうなるだろう。また一昨日の夜は体を洗いながら、『せっかく始めたTWITTERだが、もうやめることになるかな』と考え、そしてもう一方で思ったのは、『OSにインターネット・エクスプローラー以外のものを取り込んで、それでTWITTERを利用するか』であった。後者を採用している人は多いようで、筆者のパソコンWINDOWS XPではアンドロイドやファイヤーフォックスなどは使えるかもしれない。そうしたOSを使うのも面白そうであるし、またいい機会であるから、明日は目覚めればすぐにそれを試そうと思って寝たが、さきほど書いたように、もう一度検索したところ、クッキーの削除が有効との情報を得た。それで復旧したので、アンドロイドやファイヤーフォックスをパソコンに入れることはなかった。ともかくお騒がせのTWITTERで、いつまたトラブルが生じるかわからない。パソコンやネットはそういうものだと思っておいていい加減だ。携帯電話にするとそういうことから逃れられるのかもしれないが、携帯電話の小さなボタンで、筆者のこのブログの長文を打つとなると、もう筆者はついて行けない。また、このような長い文章はネット向きではなく、筆者はすっかり過去の遺物となっている。今日の写真も昨日と同じ去年10月6日のもの。