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👽💚🐸🐛🍀📗🤢😱5月11日(土)、京都河原町三条下るLive House『DEWEY』にて👻『ザッパニモヲ 💐母の日LIVE』午後5時開場、6時開演。3500円👽筆者の語りあり。
●今回は初めての別会場での、そしてザッパ/マザーズの結成日である1964年の「母の日」から60年という節目における、ザッパニモヲの演奏です。チラシ画像はここ。恒例の手製のお土産をくじ引きで配布します。

●今年の桜、その4
桜の名で有名な福島県三春の枝垂れ桜が昨夜のTVで紹介された。80歳の地元の婦人がその桜をやや見下ろす形の高台に座って見つめていた。滝桜は樹齢1000年近いのだろうか。今回の地震にさぞ驚いたことだろうと、その婦人は語っていた。



人間の寿命の10倍以上も生きながら、まだ毎年無数の花を咲かせる。日本の三大桜のひとつと言うが、死ぬまでに三春に行くことがあるだろうか。どうせ行くなら桜の季節にしたい。だが、あれもしたいこれもしたいと思いながら、それらをひとつずつ忘れる、あるいは諦めるのが人生だ。思うだけではつまらないかもしれないが、思わないよりかはいいではないか。「思う」ことも動く意味での行為なのだ。20年ほど前だったか、「芸術新潮」で死ぬまでに見ておきたい桜の特集があった。そう言えば面白いことを思い出した。その頃筆者の近くに関東から越して来た家族があった。主人は仙台、奥さんは群馬の出で、結婚して東京住まいであったのが、京都に越して来たことがよほど珍しく、また楽しかったようで、休日のたびに近畿各地に日帰りや一泊旅行をしたようだ。その中に吉野の千本桜を見に行ったことがある。夫婦は一緒に赴くことが出来ず、現地の旅館で落ち合った。そのことを奥さんは蠱惑的な表情で、まるで恋人が待ち合わせしたような気分でとてもよかったと家内に語ったそうだ。その気持ちはよくわかる。それが不倫相手であればなおさらであろうし、小説家などはそういうことをいつも考え、また実行しているのではないだろうか。男と女のどちらが先に旅館に着くとしても、窓から眼下に桜の群れを見つめながら相手を待つことは、どれほど心焦がれるだろう。奥さんがそのことを話してくれた頃はケータイ電話がまだなかった。それでよかったのだ。今なら旅館でどちらかが待ちながら、ケータイによって今相手がどこにいるかを常時把握することが出来る。便利だが、期待と不安が混じった思いで待つことがなく、その分思い出に残らない。残ったとしても味気ない。ケータイ電話がある頃ならば、奥さんは恋人を待つ気分に浸ることが出来たとは思えない。筆者はケータイを持たない。それは不便でもあろうが、不便があることによって得る思いもある。ない者の強みと言えば痩せ我慢になるが、そうであってもいいではないか。だが、将来はケータイ電話よりもっと便利な何かが発明され、昔はケータイ電話で恋人たちは我慢していたことを笑うだろう。そう考えると、時代が進んで便利になっても、人間の満たされる思いは変わらないと言えるのではないか。
 今日から今年の桜の本番を3、4回続けるつもりでいる。滝桜に行くことは思いも寄らないことで、安近短で済ませた。とはいえ、筆者なりにこの5、6年、毎年気になりなっていた桜だ。それに去年あたりからは関西の桜の名所としてよく紹介され、ツアーの観光バスが訪れるほどになった。安近短とはいえ、京都に住んでいればそれで充分、桜の名所は数多い。だが、みな箱庭的にちまちまとまとまっていて、観光バスが3000台も訪れるという滝桜のように、田舎にぽつんとそれだけあるというのではない。どっちがいいかとなれば好みによるが、田舎の山野にぽつんと1本の老木だけがあるというのも味わい深い。さて、今年の本番の桜とは、八幡の背割り桜だ。今回の地震のすぐ後、山崎にあるサントリーのウィスキー工場に見学に行ったことをこのカテゴリーに書いた。当日はその足で大山崎山荘美術館を訪れ、2階のテラスから八幡方面を眺め、背割り桜がまだ開花していないことを確認した。その写真は先月24日に「大山崎山荘美術館」と題した文章の中に掲げた。その時約束したように、開花した背割り桜を見に行き、その桜並木の合間から大山崎山荘美術館のテラスを遠く臨んで写真を撮った。それは後日掲載するとして、見えている遠方の場所に行き、さきほど見ていた場所を見返すという行為は、たとえば地球上で満月を眺める一方で月の上から地球を眺めるという、とても雄大な行為と相似関係にある。単なる遊び心とも言えるが、筆者はそういうことを好む。また、この行為はどちらの立ち位置も等しい関係と思う心がなければならない。たとえば、金持ちが貧乏人を見つめ、恐いもの見たさにその境遇に一度行ってみたいと思うとする。そして、貧乏人も同じで、死ぬまでに一度は金持ち気分を味わいたいと思う。だが、金持ちも貧乏人も、つまり人間はどんな境遇にあっても自分の立場を受け留め、矜持がなければならない。このことに似たことを歌った曲がある。サイモンとガーファンクルの「リチャード・コリー」だ。工場勤めの工員は、自分の会社の社長になり代わってみたいものだと思う。ところが、ある日、その社長は自殺する。社長は社長なりに悩みを抱えていて、金の多寡だけでは幸福は量れないというわけだ。
●今年の桜、その4_d0053294_104038.jpg 八幡には京阪電車で行く。鳥ならば大山崎山荘のテラスから背割り桜まですぐだが、人間は二本の足で歩いて行かねばならない。そして、大きな川があれば、それをわたらねばならないし、橋がなければ迂回しなければならない。その橋がすぐ近くになければ、歩く距離は直線で結んだ距離の数倍どころではなくなる。そのため、大山崎山荘から背割り桜には、阪急ではなく、京阪を使うしかない。そのことは去年ネットの地図で調べていて、今年はそれを印刷して持参した。車に乗らない筆者は常に公共交通機関を使っての移動を考える。それもまた車に乗る人からすれば不便きわまりないが、人間の靴底に車がついて移動するならいいが、大きな箱に人間がひとりふたり乗って移動するという光景は、そして人口より車の台数が多いという日本の現状は、ギャグ漫画的に異常なことに筆者には思える。そういう車が津波の接近時に渋滞して大勢の人が死んだ。さて、京阪に乗るにはまず四条河原町まで阪急で出る。そこから徒歩1分で鴨川に着くが、その前に幅が狭く、水量の少ない高瀬川をわたる。その高瀬川沿いには桜並木が二条通りあたりから続いていて、満開のある夜には島原の花魁がかむろを両側に伴って、ゆっくりと歩く花魁道中の見世物がある。そのため、高瀬川の底には桜を下から照らすライトが据えつけられているが、地震後の省電力の動きから今年は花魁道中があったのかどうか知らない。街中の桜は、そして京都のそれは独特の味わいがあって、さびしいと言うには当たらず、また賑やかでもなく、艶めかしいべたつきのようなものを感じる。それは高瀬川沿いは四条を下がったところに、若い女が性を売り物にする店が立ち並んでいるからでもある。高瀬川沿いの桜並木は三春の滝桜とは全く正反対のものと言ってよい。桜は環境に染まると言おうか、繁華なところにあれば美女の厚化粧を思わせ、田舎の野原にぽつんと一本だけ立つと、純情な娘のような印象が漂う。筆者は美女の濃い化粧が好きな方なので、どちらの桜が好きかと即座には決められない。だが、高瀬川の桜並木は京都の桜では名所には全く数えられない平凡なものだ。今日掲げる写真も信号待ちの間に見かけて撮ったもので、好きという理由からではない。
●今年の桜、その4_d0053294_1052588.jpg

 さて、京阪は四条から八幡まで300円だ。これは割高感がある。阪急なら嵐山から大山崎まで260円だ。同じ背割り桜の近くまで行くのに、阪急でまず220円で四条に出て、そこから八幡まで300円であるから、片道でもちょうど倍の計算になる。だが、先に書いたように、大山崎から背割り桜のそばに行くには淀川をわたらねばならず、最寄りの橋がきわめて遠い。八幡は淀駅の次だ。昔は淀でよく下車したが、伯母がなくなり、空き家になった。淀駅の大阪方面行きのプラットホームが改装中であったことは5年前の投稿「更新し続ける古い写真の思い出」の際に知り、その写真を載せておいた。てっきりその時と同じと思っていたところ、高架になっていた。5年前は地上駅であったが、それを壊してまた高架にしたのだろうか。いやいや、地上駅は高架にするための臨時駅であったのだろう。淀は小さな町なので、高架の立派な駅舎は不要と思うが、競馬に訪れる客を捌くには大きな駅が必要だろう。淀から電車が発車してすぐ進行方向の右側に移動して向い側のホームを見ると、まだ完成していなかった。大阪方面を先に完成させたのは、競馬客が大阪方面からより多く訪れるからに違いない。そして、背割り桜を見ての帰りの電車でわかったが、京都方面行きのプラットホームはまだ5年前、つまり昔のまま淀城の前にそのままあった。その方がはるかに風情があるが、レトロなものはどんどん新しいものに更新される。昨日書いたように、まだまだ使えるとわかっていても定期的に古いものはお払い箱行きなのだ。人間にも定年があるのと同じだ。筆者は定年のない仕事を選んだが、それでも肉体的衰えがいずれやって来て自らお払い箱に向かわねばならない。定年のある人もない人も、諦念をいずれ持たねばならない。筆者は小学生の頃からその諦念をいやというほど刷り込まれたようで、物の見方に大きく反映していると思う。その物の見方が偏ったりねじれたりしていても、個の自覚を持っていればいいではないか。
●今年の桜、その4_d0053294_1055853.jpg

by uuuzen | 2011-04-22 10:06 | ●新・嵐山だより
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