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2009年09月28日●第 127 話
マニマンは大きな川に浮かぶ大きな黄色いアヒルを見ながら、それが大きな巻雲古だと大勢の人が集まるかどうか考えてみました。かわいいアヒルなので女性は黄色い声を上げて集まるのであって、雲古だと茶色の悲鳴を発して逃げるかもしれません。でもその雲古がアヒルと同じくキャラクター的に派手な黄色で、しかもかわいい顔を描いたものであればどうでしょう。マニマンはそんなことを思いながら、先月入手した爪先程度の大きさの、水に浮く黄色い巻雲古2個を裏庭に持ち出し、巨大なアヒルの時と同じように指に挟んで、しかもつなぎ眼状にして写真を撮りました。そして、その雲古が巨大なものとなって野山にドカッと座っている様子を思い浮かべました。それは突飛なようでいて、そうではないのです。野山にはアヒルを初めとした鳥や獣の雲古が散在して、小さな虫や草花、樹木を育てています。ただ一か所に集まっていないだけの話で、世界は雲古だらけです。ニンゲンは臭くてきたないものを見たくないですが、現実には雲古を製造する袋ですし、生物には雲古が溢れていて、それが世界を回しているのです。
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