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2009年09月18日●第 117 話
マニマンはムーギョ・モンガに行ったついでに、たまにミヨーナの家に立ち寄ります。その道の途中に最近までさびれたスーパーがありましたが、更地になってしまいました。いずれ駐車場にでもなるのでしょうが、広々とした空き地はいいものです。マニマンが子どもの頃はそういう場所があちこちにあり、かくれんぼや西部劇ごっこをよくしたものです。今の子どもはスーパーがなくなった空き地で同じように遊びません。他人の土地に勝手に立ち入ってはいけないとでも言われるからです。今の子どもは四面楚歌の状態にあって、仕方なく家の中で静かにコンピュータ・ゲームで遊びます。それはそうと、スーパーが消えたことで、今まで見えなかった家並みが丸見えになりました。その中の1軒の窓の配置が、しかめっ面をしたロボットの顔に見えます。なぜそんな設計にしたのでしょう。きっとスーパーに隠れている分、窓の数を増やして光がほしかったのです。「ロボイエ」という名前では月並みなので、マニマンは「四角四面楚家」と名づけました。実際その家は孤立して見え、コンピュータ時代にはふさわしい顔です。
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