2009年09月17日●第　１１６　話

今年もマニマンの裏庭の山芋にムカゴが実りました。去年はムカゴにカタツムリの殻を載せて、ムカゴ・ツムリを形づくったものです。今年はカタツムリの殻が見つかりません。ムカゴハンにする前にムカゴで遊びたかったのに、いいアイデアが思い浮かびません。それで、マニマンは一昨日イヌマキを盛ったアコヤ貝型の小さな皿とは違って、本物のアコヤ貝があることを思い出し、それに盛ることにしました。一枚では足りず、二枚です。アコヤ貝は別名真珠貝です。ムカゴは裏庭の真珠みたいなものですから、ムカゴを盛るには理想的でしょう。ムカゴ盛り真珠貝の皿を左右に並べながら、ここ数日つなぎ眼づいているマニマンは、ムカゴを移動させてつなぎ眼状にしました。真珠貝はヴィーナス誕生のイメージもあります。マニマンはつなぎ眼ムカゴ貝を見つめながら、茶色のムカゴ真珠で出来たヴィーナスのブラジャーを連想しました。ムコゴ・ツムリの目鼻がヴィーナスの裸体に変化し、もう一皿あれば、それは当然ビキニパンツで、ムカゴはさしづめヴィーナスのブルネットの巻き陰毛に見えるかもしれません。