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2009年09月12日●第 111 話
冷蔵庫にジャムがなくなりかけたので、マニマンはまたジャム作りを思い立ちました。何でも混ぜ返すのが好きなマニマンですから、なるべく今までに味わったことのないカクテル・ジャムを作りたいのですが、かといって失敗するとマニマンひとりが1か月以上も毎朝食べなくてはなりません。マニマニはムーギョ・モンガで買った、ママーニがあまり食べないプラムで作ることにしましたが、量が少ないので、別の果物を混ぜる必要があります。まず、以前に期限切れの桃の缶詰めで作った、きれいな赤紫色のジャムの残りを足すことにしました。プラムの実は紫色ですから、出来たジャムは紫色になるでしょう。それではあまり面白くないので、梅酒のしわくちゃの梅婆の実を20個ほど冷凍保存していることを思い出し、絵具を混ぜ合わせる気分で、それも足すことにしました。これは皮が濃い黄土色ですから、紫はきっと錆びた色に変わるでしょう。マッド・サイエンティストの気分でグツグツ煮て出来た錬実術ジャムは、予想どおり、マッド(泥)めいた色になりましたが、わびさび漂う枯淡な色と味になりました。
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