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2009年09月09日●第 108 話
マニマンは去年買ったオニビシが冷凍庫で20個ほど眠っていることを思い出しました。火鉢の中のオニビシが花をつけたので、記念に茹でて食べることにしました。栗が店頭に並ぶにはまだ1か月ほど早いので、ちょうどいい頃合いです。もともと鎧のように硬いオニビシは、凍っているためにさらにカチンコチンですが、茹でた後は角の根元で簡単に折ることが出来ます。中身を食べた後の硬い殻皮は全部取っておき、天日乾燥させます。苦労して手に入れたオニビシですから、全部を徹底して利用します。オニビシの殻皮は漢方薬でもあって、煎じて飲むことが出来ます。泥混りの水中で実ったものなので、きたない感じもしますが、しっかりと茹でているので消毒は万全です。煎じた液はそのままではおいしくないので、紅茶と割ったりしますが、マニマンはそれをドボリ茶と呼んでいます。ドブ色のそんな飲み物をありがたがる人はまずおらず、マニマンひとりが勝手に面白がっているだけですが、みんなに右へならえではないことが好きなのです。そんな頑ななマニマンを解凍するには、温泉で茹でるしかありません。
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