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2009年08月06日●第 92 話
マニマンは市バスの窓際に座りながら、黄色のフォルクスワーゲンがぴたりとくっついて走っていることに気づき、次にその運転台に同じ黄色のワーゲンの大小のミニ・カーが5台並べられていることに目を留めました。信号で停まった時、マニマンはすかさずカメラを取り出してシャッターを押しました。1秒後れればチャンスを逃しました。うまく写ったことに微笑みながら、マニマンは3か月前に美術館の近くで見た子ども用の黄色い椅子を思い出しました。コマニが2歳になる前、マミー・ママンはコマニに黄色のポルシェを買ってくれました。コマニはそれに乗りながら、ママーニやマミー・ママンに向かって自分の横に「乗れ」と笑顔で手招きするのでした。大人になったコマニは、本物のポルシェはとても買えないことを知っています。そのことをマニマンは思いながら、黄色のワーゲンでもいいなかと夢想し、それも高価なので無理だと諦め、そして思いはミニ・カーに小さく向かうのでした。でも、小さなミニ・カーに乗るには、コマニもマニマンも豆芋のようなミニニンゲンになる必要があります。
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