|
2009年07月12日●第 67 話
マニマンはムーギョ・モンガでまたミッドミドリの親指豆を買いました。今度は3袋です。前回の里芋、人参、ジャガイモ、戻しシイタケを混ぜて炊いたものはみんな食べてしまいましたが、里芋とジャガイモという、種類の違う芋を一緒に炊く発想は、何でも混ぜたがる性質をよく表わしています。でも冷蔵庫にはもう芋類は眠っていませんし、毎日芋の煮炊きものを食べるのは、いくら菜食主義っぽいマニマンでも飽きます。そこで今度は親指豆だけを炊くことにしました。煮汁をそのまま下水に流すことにためらいがあるので、たくさん残った前回の煮汁で煮ることにしました。前回と同じ味がしてしまいますが、今度は親指豆だけ炊くので微妙に変化するでしょう。マニマンは実験精神が旺盛で、何でも混ぜることが好きなのです。料理で失敗しても毒ではありませんからね。また、いつも目安で調味料を使うので、二度と同じ味のものが出来ず、ママーニにも評判がよい、おいしい味はいつも幻のものとなります。この一回限りの味は、毎日の出来事や「おにおにっ記」と同じで、マニマンの望むところなのです。
|