 ●過去の未投稿日に投稿する場合があります。最新の投稿は右欄の最上部「最新投稿を表示する」か、ここをクリックしてください。
|
|
2009年06月05日●第 46 話
マニマンがまだ小さな頃からマミー・ママンは外に働きに出ていました。父がいなかったからです。マニマンは保育園や幼稚園に行かなかったので、その分、家の中で遊んだと言えます。それはその後に流行した「鍵っ子」に近い状態かもしれませんが、マニマンには妹がふたりいて、しかも近所にはたくさんの子どもがいましたから、孤独はあまり感じませんでした。今は夫婦ともに働くことは珍しくなくなり、保育園にはたくさんの子どもが預けられます。コマニも保育園に2年ほど通いました。その前はマニマンが家で面倒を看ました。コマニに言わせると、保育園での日々は最悪の暗黒時代だったそうです。気の合う子どもがおらず、園長も威圧的で恐かったからです。マニマンは今でも散歩中にその保育園の前をよく通りながら、かつてのコマニのような小さな子どもが、中に大勢いることを想像します。ある日、マニマンは2階から子どもに声をかけられました。手を振り返しながら、檻の中の小動物、そしてコマニの暗黒時代を思い出しました。でも、ニンゲンは一生何かの中に囚われ続けるのです。
|
|
|
|