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2009年02月10日●第 194 話
梅咲く季節です。マニマンは今頃が一番好きかもしれません。ムーギョ・モンガへの途上にはいくつかの畑があります。その最も大きな畑の前に大きな田舎風の家があって、その庭に白梅の古木が1本あります。それが今年もまた満開になりました。ライトアップされて、夕暮れになるとその古木を中心として幽玄の気配があたりに漂います。近頃マニマンはほとんど毎日、夕暮れになるとその古木の前の道を歩き、必ず立ち止まって梅花の香りをかぎます。いつも誰もおらず、ひとりぽっちのマニマンは夢を見ているような気分になります。そして毎日、月の形が少しずつ変わって、今日は紺色の夕暮れの空にムーンゴッタがぽっかりと上がっていました。霞がかかっているのか、ほんの少し朧に見えます。でも、残念。梅の背後に満月が上がっていると理想的な写真が撮れるのに、マニマンが首を右に向ければ満月、左に向ければ梅で、満月と梅を同時に視界に収めることが出来ないのです。結局マニマンは梅を撮りました。満月は毎月見ることが出来ますが、梅の満開の花は今の時期だけですからね。
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