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2008年12月26日●第 148 話
昨日マニマンは、ママーニと一緒に大きな神社に出かけました。参道や境内のあちこちに牛の置き物があって、自分の体のよくなってほしい箇所を撫でるとよいのですが、今年の夏、誰かが一体の牛の頭を切断しました。マニマンは、半年ぶりに新しい牛が設置されたことを知って出かけました。マニマンはあまり視力がよくないので、その黒くてかわいい子牛の大きな目玉を何度もていねいに撫でました。それから、ある数人が集まっている石燈籠の前を通りすがりました。ふと見ると、燈籠の基礎石の前面に珍しくも大黒さんの彫りものがあります。しかも顔は「ブタニマン」です。裏側を見ると安政2年(1855)、150年ほど昔の建立です。近くにいたおじさんが説明してくれました。その豚鼻は、50年前は大黒のえくぼでした。あるバクチ打ちがその大黒さんに願かけをしていました。ところが、全然利き目がなく、怒って砂を投げつけたところ、小石が偶然えくぼにはまりました。それから運が回って来たそうですが、噂を聞いたみんなが御利益にあやかろうと指でこすり続け、豚鼻になったそうです。
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