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2008年12月21日●第 143 話
いつの間にかマニマンの家からほど近い景勝地の地道に立派な石の板が敷き詰められました。雨の日でも足元が汚れにくいですが、風情が減少し、また多額の税金を要したはずです。それにそうした石畳は、ものの2、3年もすれば浮世者が悪さをするなどして、必ずどこかが欠けます。そして、たいてい補修されないか、されても元とは同じになりません。また、誰かが破壊することのほかに、下に通っているガスや水道、電気の管を取り替えるなどの掘り返し工事のため、そうした敷石が剥がされることがあります。つい最近マニマンはとある店の前でそんな光景を見ましたが、大きな敷石はていねいに剥がされ、何事もなかったかのように元通りに据えられ、目地だけが真新しくなりました。先日マニマンは図書館に調べものに行く途中の歩道で、「下水」の白いマーキング文字を見かけました。敷石のタイルを目地に沿って何枚か剥がし、そこに臨時にアスファルトを充填してありました。マニマンは「上水」に続いてようやく路上に「下水」文字を見た喜びよりも、タイルが元通りにうまく貼られるかが心配でした。
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