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2008年12月18日●第 140 話
ニンゲンは興味のないことは見えないので、百年生きても見知ることはしれたものです。ですから、何事も関心を思って頭を歩かせるに限ります。よく知っている道でも毎回発見がありますからね。マニマンは最初に丸い石に心にとめたのがいつのことか忘れましたが、それは必然で、その後は何度も姿を見せることになりました。マニマンとママーニがもうひとつの会場に向かって歩いている時、ママーニはてっきり違う場所へ行くものと思っていたため、方向が違うことに気づき、いつものように腹を立てました。マニマンは笑ってごまかしましたが、500メートル先が博物館です。その時、マニマンはまたゴッタを発見しました。写真を撮ろうとすると電池切れです。それでマニマンは電池を抜いて胸ポケットに入れ、ハートで温めることにしました。展覧会を見終わった後、もう夕暮れが迫っていたので、マニマンは焦りながらママーニを尻目に、ゴッタのあるビルへと道を急ぎました。幸い電池はストロボの使用が1回出来るほどには温まっていました。ゴッタの表面に小さくマニマンが写りました。
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