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2008年12月17日●第 139 話
誰でもそうと思いますが、マニマンは同じ街の中でも気に入る区画とそう感じない区画があります。それは生まれ育った環境によるのでしょうかね。古いニンゲンのマニマンは古い街区が好きで、年々そうなるようです。これは古い時代が懐かしいからかもしれませんが、実際に古い時代には戻りたくありません。先日マニマンとママーニは、電車に乗ってふたりが生まれた大きな街に行き、展覧会をふたつ見ました。ふたつの会場は電車で移動するには近過ぎて、歩けば遠いのですが、マニマンはふたつの会場をつなぐ道を以前に一度歩き、気に入った町並みを見つけたので、ママーニにそこを見せるのにちょうどいい機会と思って歩くことにしました。すぐに橋をわたりましたが、わたり切った場所で、10数年前に友だちと待ち合わせたことを思い出しました。そこで立ち止まってそのことをママーニに言うと、ふとマニマンは橋の親柱の脇に、昔の石造りの親柱が展示されていることを初めて知りました。そのてっぺんには宝珠のつもりの丸い大きな石が据えられていました。尖り頭の宝珠は、本当はゴッタと同じ形なのです。
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