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2008年12月16日●第 138 話
昨日、マニマンは毎月開催される手作り市に1年ぶりに出かけました。去年末に書きましたが、その市でカラスウリを買い、竹製のさまざまな神酒口を売る老人を見かけたのでした。今年こそ瑠璃色のお神酒徳利に挿せば似合うその竹細工を買おうと考えたのです。ところが、老人の姿はありません。何でも見つけた時にすぐに買っておくべきで、「次の機会」というものはほとんどないのです。残念でたまらないマニマンは、マミー・ママンの家に立ち寄るためにミカンとデカブラを買いました。その時、すぐ近くでお姉さんが毛糸で手編みした帽子を売っていることに気づきました。帽子はどれも宝珠の形をしていて、てっぺんが尖っています。去年の12月にそれを見て、マニマンはほしいなと思ったのですが、高価そうで、しかも女性用のようなのでやめました。でもこの1年、ずっと気がかりでした。今度は勇気を出してそのお姉さんに近づき、お姉さんが被っているのと同じ真っ黒なものを探してもらいました。幸いなことにひとつだけ売れ残っていて、ミリドキ・マニマンは即座に買いました。「次の機会」は時としてあるのです。
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