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2008年12月13日●第 135 話
数日前の穏やかな天気、マニマンはママーニと一緒に電車に揺られて展覧会を見に行きました。マニマンはいつもどおり、ひとりで会場をさっさと一巡し、会場中央の休憩室でママーニを待ちました。窓からは大きな川面が見えます。陽射しの具合で川面のゆらぎが川壁や橋脚に反射して、クリーム色のゆらゆらしたアニマル模様が生じています。マニマンはソファに座りながら、その光の踊りに見とれました。とてもいい気持ちで、その時間がずっと続けばいいと思いました。ママーニがやって来ました。一緒に会場を出て、マニマンはすぐに川岸に向かいました。光のゆらぎの写真を撮ろうとしていると、黄色い観光船が左手からやって来ました。川面と光の踊りはさらに大きく揺れました。帰宅して夕暮れにマニマンはムーギョ・モンガに行きました。空にはムーン・ゴッタが輝いていました。またクリームのようないい気分になりました。マニマンはそのまん丸満月が川面に照ってゆらゆら曲線を浮かび上がらせている様子を想像しました。実際は暗くて駄目でしょうが、マニマンの内心では見えているのです。
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