 ●当分の間、去年の空白日に投稿します。最新の投稿は右欄メニュー最上部「最新投稿を表示する」かここをクリックしてください。
|
|
2008年12月12日●第 134 話
マニマンは黄色いムーンゴッタのようなジャンボザボンを転がしたままにしていることがずっと気がかりで、ついに処分することにしました。ジャムとザボン漬けを作るのです。砂糖は買って来ました。後はキッチンに立ってきちんと包丁を使うだけです。ジャムとザボン漬けは、使う部位と調理の仕方が違います。まずジャムを作りましたが、砂糖を焦がしてしまい、4瓶とも黒コゲが少し混じりました。それでも砂糖と果肉、皮以外は無添加ですからね。一方のザボン漬けは、白くて分厚い皮を細く切って茹でてアクを抜き、水で晒し、また茹で、砂糖を入れてじっくりと煮るのですが、焦がさずに水分のほとんどを飛ばすことはなかなか骨が折れる仕事です。結局茹で過ぎたことに気づいた時、皮は腰がなくなって鍋の中で崩れ始めました。すぐに引き上げ、アルミのトレイに敷いて乾燥させる間、残った汁は煮詰まり過ぎて、濃い飴色になりました。マニマンは予定を変更して、ふにゃふにゃの皮を団子状に丸め、てっぺんに飴色シロップをかけました。ママーニは見栄えも食感も悪い凡作と言って見向きもしません。
|
|
|
|