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2008年12月09日●第 131 話
オオエドに着いて展覧会を見た後、地図を見ながら徒歩で別の美術館に向かいましたが、その途中でマニマンはとても雲古臭い空気に気づきました。路上に犬の雲古がたくさん落ちているのではありません。ギンナンを踏みつけた臭いです。ちょうど紅葉の季節で、カレー色に華麗に変化したイチョウの木が点在するのでした。今日マニマンはそのことを思い出しながら、バスを乗り継いで図書館に行きました。とある大通りを走っている時、マニマンは立派なイチョウ並木が続いていることに内心感謝し、しかも鬱金色の葉っぱが分厚い絨毯のように地面にびっしりと重なっている光景を見て、それを撮影したいと思いました。でも、イチョウ並木の囲いをまたいで中に入らなければ、葉の絨毯を写すことは出来ません。それを思って、やり過ごしました。そして、乗り換えのために4、5つ先のバス停で降りると、そこにははるかに小さな規模ながら、同じようにイチョウの葉がたくさん落ちていました。種類が違うのか、ギンナンはなく、雲古臭くもありません。それがよかったような、少し物足りないような……。
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