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2008年11月16日●第 108 話
何度も歩いたことのある道でも、時には全く違った表情を見せることがあります。その代表はやはり花です。毎年同じ場所に咲くもののほかに、種から植えたためか、初めて見る、そして1年だけ咲くものもあります。花を植える趣味はなかなか高尚です。たいていのニンゲンは花より団子の団子鼻をしているものです。花を植えて育てるのは犬や猫を飼うほどに手間を要しますし、食べて巻糞をすればおしまいの団子ですが、花は見て楽しいだけで、お腹はふくれません。そのため、たいていのニンゲンは花を育てることに興味がないか、あっても他人の家の花を見るだけです。マニマンもその口ですが、マニマンは珍しい植物が好きです。そして、よく何かを育ていますが、世話するのがへたで、すぐに枯らします。ここ数日、マニマンは散歩中にニンゲンの顔ほどの大きなダリアが2輪咲いているのに目を吸い寄せられています。見事な色と咲きっぷりで、花が接して咲いていることもあって、何だかつなぎ眼ににらまれている気がします。『お前は誰や? わしゃつなぎ眼ダリヤ。よーく見て写真撮っときや』
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