 ●当分の間、去年の空白日に投稿します。最新の投稿は右欄メニュー最上部「最新投稿を表示する」かここをクリックしてください。
|
|
2008年11月12日●第 104 話
せっかく撮ったゴッタ写真を没にしたマニマンは、すたこらさっさとバス停に向かいました。まだ日暮れには時間がありますから、急いでバス停に向かう必要はないのですが、用が済めば帰宅です。その辺りはもう30年も昔から知っている場所で、急にマニマンはまだ小さなコマニとママーニとの3人で菊の花咲く季節に同じ場所を歩いたことを思い出しました。マニマンのやることは全く変わっていませんが、年月だけが過ぎ去りました。でも、結局早く年月は過ぎ去るので、考えても仕方がないのです。そんな回顧浸り蚕の気分でふと横手を見ると、周囲に赤っぽい藻の生えた大きな人工池に、丸いものが列になってプイプイ浮いています。写真を没にしたおかげで別のゴッタが浮いたのです。マニマンはウキウキ気分で内心『I GOT A GOTTA!』と叫びました。石のゴッタは、言うなれば路上の「浮き」、つまりブイです。ブイが地上にあればあちこちころころと転がって行きますから、石にする必要があるのです。ゴッタがまん丸いことにマニマンは納得し、『I‘VE GOT A FEELING!』と内心歌いました。
|
|
|
|