2008年11月05日●第　９７　話

一昨日は「文化の日」でした。マニマンは文化的に過ごそうと考え、ひとりで電車とバスに乗って展覧会に行きました。曇り空でしかも寒く、少し気が滅入りましたが、決めたことは実行ＧＯＧＯマニマンです。去年の晩秋はママーニと一緒に同じ場所に出かけました。もうその時から１年が経とうとしています。年月の経つのは早いものだと思っても、結局早く年月は過ぎ去るので、マニマンはあまりそういうことを思わない方がいいかと考えます。どうせ早く過ぎるなら、考えても仕方のないことは考えない方がいいからです。展覧会を見終わって出口から出ようとしたところ、マニマンは五角形の窓の向こうに１羽の烏が素早く飛び去るのを見かけました。同じの瞬間を撮影しようとしばらく待ちましたが、めったにそんなことはないだろうとあきらめ、窓だけ撮りました。凧型のその窓を見ていると、外気に吸い込まれて烏のように窓から飛び去る文化的な自分を想像してしまいました。そして、換気口の代わりに作った窓のようにも思えました。何しろ規格外の窓で大金がかかっていますから、いくつもの文化的役割がある方がいいのです。