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2008年11月04日●第 96 話
マニマンはムーギョ・モンガに買い物に行く途中で、大きな橋をわたりますが、いつもとは違って向こう側、つまり下流側を歩くことがたまにあります。そっちの側には別のスーパーがあって、そこに先に立ち寄るためです。そっちの側はあまり歩かないので、欄干の下や下流側の風景は珍しく感じますが、上流側より殺風景で楽しめません。でも昨日はたくさんの保育園児が遊んでいて、とても賑やかな光景がいつもとは空気を一変させていました。ふと、子どもたちが遊んでいる川岸を見下ろすことの出来る土手に目をやると、ベンチに座った男の黒い影がありました。子どもたちの見て写生しているようでした。マニマンはデジカメを最大限の望遠にしながらその男の写真を撮りました。夕暮れだったので、ストロボが光りました。男は気づかなかったようで、相変わらずマニマンには横向きの状態でした。昔は盛んに写生をしたマニマンなので、その黒い影男はまるで昔の自分の姿に思えました。過去を映す鏡のような存在が世の中にはあちこちに存在しているのです。世界は鏡です。マニマンの心の鏡はそれを映します。
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