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2008年10月27日●第 88 話
マニマンのムーギョ・モンガへの道のりには、歩いていて心地よいと思える場所とそうでない場所があります。これはたくさん自動車が通るかそうでないかの差とも言えます。徒歩徒歩ニンゲンとわが物顔の猛速走車が同じ道を利用するのは、何と野蛮なことでしょう。たまにおならをするニンゲンより、汚い空気を常に吐き出す車がどれほど臭く、またニンゲンにも地球にも有害なことでしょう。ニンゲンは車を文明社会の象徴と思っていますが、ニンゲンは野蛮なままです。いや、むしろ太古の昔よりどんどん鈍感で野蛮になっています。マニマンは、いつ車にはねられるかと心配しながらムーギョ・モンガを往復しますが、心地よいわずかな道があるので、どうにか我慢出来ます。その心地よい道に背丈3メートルほどの木があり、2、3週間前からそのてっぺんに無数の白い花が絡まっています。わが物顔の昼顔です。木は迷惑でしょうが、樹上の花飾りにも見え、マニマンにはとても面白いのです。でも、もう花の時期も終わりです。ラッパ状がみなピンク色に染まって、老婆の口元のようにしぼんでいます。
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