2008年10月26日●第　８７　話

今年は雷の季節でもないのに局地的豪雨が各地でとても多く発生し、被害が続出しました。秋の穏やかな空に急に雷雨が垂れ込めることはないと思いますが、油断は出来ません。マニマンは一昨日、いつものように午後５時半頃にムーギョ・モンガに徒歩で買い物に出かけました。大きな橋をわたる時、空に真っ黒な大きな雲が垂れ込めている光景を見て傘を持って来るべきだったと思いました。雲は２か所ほど垂れて山に接し、尖って見えます。まるでそこから竜巻が生じるようなで、マニマンは黒い雲の中から稲妻も見えそうな気がしました。それでいつもより徒歩の速度を早めてムーギョ・モンガに向かいました。雨が降ってひどくなればミヨーナ夫婦の家に走って傘を借りることが出来ますが、いつも家にいるとは限りませんし、そこまで走る間にずぶ濡れマニマンです。それならばどこかで雨宿りするかです。そんな心配をしながらムーギョ・モンガに着き、そそくさを買い物を済ませてまた橋をわたりましたが、嘘のように黒い雲はすっかり消えて、空は夜の闇になっていました。